均す

No.47 15/03/04 20:30
匿名
あ+あ-

「もう、あなたに渡してもいいかなって思って、持って来たの。」 お姉さんの言葉に驚いて、 「とんでもありません! お母様が、お姉さんに差し上げた物です。」 お姉さんは、あなたはもう正式に婚約したんだし、自分は母から貰った物があるものと言って、お姉さんの雛人形を見せてくれた。 お母様の雛人形ほど年代物ではないが、こちらもかなり年期が入っている立派な雛人形である。 だから、是非貰って欲しいとお姉さんは言うが、私には、とても受け取れない。家政婦のJさんが、私も持っていますよと、部屋まで取りに行って見せてくれた物は、手の平サイズの可愛い雛人形で、Jさんは自分で買ったのだと言う。 「雛人形は、女の厄除けなんですよ。女ひとりに雛人形一つ。そういうものですよ。」 だから自分で買ったのだとJさんは言って、お姉さんのお気持ちも良く分かると言うのだ。 「お姑さんが生きておられたら、喜んで賛成してくれると思うわよ。」 お姉さんの言葉にたじろぎ、私は、彼に断りも無く頂く訳にはいかないと言うと、お姉さんもJさんも、男には関わり無いことだと言う。 女から女へ、気持ちで渡すものなのだと。

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