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偽ベートーベンは在日か?

No.16 14/02/15 21:43
匿名0
あ+あ-

≫15

音楽家としての彼の挌は国際的に見ても超一級の折り紙がつけられるでしょう。

 新垣君のピアノの能力を端的に言えば、普通に目にする協奏曲ソロ程度の譜面は初見(初めて楽譜を見てその場で弾くことをこう呼びます)で音にすることができ(恐ろしく指が回ります)、さらに読みながら批判的、建設的な解釈を瞬時に読み出し、2回目に弾くときには一通りの演奏になっているというレベルの資質と能力を持っています。

 彼にはピアノでも世話になったことがありますが、鮮やかに弾き切ったあと「こんなんで、いいんでしょうか・・・」と常に謙遜して、「もっとちゃんと弾かなくちゃいけません」と言う、そういう音楽家です。

 週刊文春の記事によれば新垣君と「偽ベートーベン」は1996年の夏、渋谷の喫茶店で初めて会ったそうです。ゲームの仕事から派生して、映画音楽の仕事を取ってきてしまった音楽は素人の偽ベートーベンがシンセサイザーで作った音の断片をデモテープで持ち込み、

 「これをあなたにオーケストラ用の楽曲として仕上げてほしい。私は楽譜に強くないので」(週刊文春・ママ)

 と依頼したとのこと。つまり、

1 断片しかないものを、まず楽曲に組み上げ
2 それをオーケストレーションして管弦楽で演奏できるようにまとめてほしい

 というアシスタントの依頼だったようです。

芸術音楽とは何であろうか?

 ちなみにここで、文春記事はいかにも現代の日本社会が陥りそうな誤った観点で「芸術音楽」を戯画化しているので、一本釘を刺させてもらいます。こんな素人談義で新垣君のような才能にあれこれ言われては、冗談にもなりません。記事は、

 「一般人には理解しがたい不協和音を駆使する現代音楽の作曲家である以上、その作品が日の目を見ることは本人ですら想像できないのが、日本のクラシック界の現実だ」

 以下、よく聴いていただきたいのです。 私自身も含め、音楽そのものの可能性のフロンティアでものを作ろうとする作曲の人間にとっては「予定調和」をなぞるほど恥ずかしく、非創造的な「仕事のやっつけ方」はないのです。

 こういう表現で新垣君が100%合意してくれるかは分かりませんが、言わんとすることは通じるでしょう。

 世間で流通する商用の音楽は、既存の書法の使いまわしでできています。その方が耳に親しみやすいし、ヒットもする。例えば連続ドラマ「あまちゃん」の音楽はよくヒットしました。ウイットとして面白いとも想いますが、そこに専門人は独自の新たな労作を見出しません。

 「一般人には理解しがたい不協和音」などと簡単に言うけれど、例えば歌舞伎やお能を見に行って、その中に1つでも「協和音」が出てきますか?

 そんなバタ臭いものは出てこない。お神楽でも、葬式で坊さんが読むお経でもいい。日本の伝統はすべて、きわめて高度に「不協和」な響きでできているし、それを「一般人」はみな普通のものとして受け入れている。

 この記事のようなスタンスで、同時代の音楽をカルトかオタクのようなものに矮小化する、そういう視点を、私はきっぱり否定させてもらいます。

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