frederick

frederick。待ってる連絡が来ないってやだな。
先週面接した会社は、返事は１週間以内と言ってたから明日来るのかな。
このタイミングてダメぽい。補欠採用とかで当落線上にいるのかな。
何がそうさせてるのかな。
ほかにも書類選考待ちもあるけど。
この就活の締め切りは今月いっぱいと決めてる。だからエントリーも10社以上してる。その中には、すでに書類落ちもある。
今日はまた2社エントリーしてみた。
でも締め切りはあくまで今月いっぱい。
その時点で選べるものの中から決める。
もし、ほかにどこもなかったら、明日訪問する会社にいくしかない。そう覚悟している。保険があるだけありがたいことだよね。
時代もそうだし、自分の年齢もだし、選ぶ範囲が狭くなった。しょうがないね。

自分が行きたい会社、やりたい仕事、満足のいく待遇。そんなものを求めて、いつまでも活動してたって、際限がないと思う。そんな就活をしていいのは、在籍中だけ。私の今の状況では、いつまでに、という区切りは大事だと思ってる。
失業期間なんて作りたくない。失業保険の給付を受ける自分になんてなりたくない。そんなの私じゃない。
再就職は条件にもよる。私に行き場がみつからないなんてことは、まだない。どこも受からないなんてことはない。それはわかってる。条件にこだわってるだけだから。だから、締め切りは必要。絶対に今月いっぱいなんだ。自分で決めた締め切りまでに間に合わず、条件を満たせないのなら、それはあきらめか、納得か、両方か、どれにしたって甘受できる。自分で決めたことだから。

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>> 451 決まったら伝えたい人たちがいる。
私を好きでいてくれるお客様たち、仕事でこれまで関わってくれた人たち、ここで見守ってくれてる人たち。それからfrederick。
みんな心配して報せを待っていてくれる。忘れてないよ。


居場所も目的意識もなくなって、生きるってほんとにめんどくさいと思った。
過去を何度リセットすればいいの。
過去に言い訳せずに、どれだけ努力すればいいの。なんのために。
私は誰にも甘えずに頼らずに自分の人生を生き、生活を守ってきた。その自負が支えなんだと思う。それをしなくなってしまったら、すべてを失う気がする。

あのときの私は、一緒に暮らして、frederickに仕事を辞めてほしいと言うつもりだった。副業も考えてた。自分らしさを取り戻して、たくさん笑ってくれるようにしたかったから。私の力で。そのために私がふたり分の生活を支えると思った。そのためなら、私はいくらでも強くなれると思った。頼って甘えてもらえるだけの私でいたかった。
今の私ではそんなことしてあげられないね。
いつでも、なにがあっても支えてあげられる私でいなきゃね。
ちゃんと生きて。ちゃんと仕事をして。
私にとって、仕事をすることは生きること。共に生きること。

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frederick。今日は15時に用賀。あの会社は駅からめちゃめちゃ遠い。環状八号線という大きな道路に面していて、アパレル会社の立地とは思えない。

この会社は、まだ仕事してたころ、クローズが具体的になってからHPを見て自分から営業をかけた。
そのときは求人も出てなくて、連絡先を聞かれただけで、その１か月後くらいに電話がきて、会いたいと言われた。
なんとなくのらくらしていて、なんだかなと思ってた。たぶん縁がないんだろうと思ってた。
最近になって求人が出てたのを見たから、必要に迫られてるんだろうね。
好きな商品ではある。筋金入りの日系企業だけど。

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>> 439 frederick。今日は銀座にきている。第一志望の面接。 横浜の話しばかりされたので、もし採用になるなら、先方は横浜で考えているのかもし… この会社は落ちた。さっき返事がきた。
やっぱりね。
ひとつ内定確保してるから、少しは余裕でいられる。返事保留にしてもらっている。
エージェントに連絡をして先日の選考結果を急かした。

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>> 454 あのあと、ほかの会社から書類通過の連絡きたけど。応募したわりに、どんなブランドなんだかよく知らない。もう行かなくていーんじゃない。
今日の条件提示、先方は大変優遇したとアピってきた。実際の給与より10万上乗せをして申し出て、現状維持をしたいと希望していた。それより若干低いくらいの提示額。だから、本当にもらっていた金額よりも数万アップしている。私の本音は十分満たされていると言える。
配属先は、日本橋にしたい様子だった。
もうこれでいいんじゃないかと思う。
追いかけるものもないので、今は早く就活を終わりにしたい気持ちのほうが強い。
先日の六本木の会社は、ポジション的にやりたいことではあるけど、商品はそうでもない。それから、あの面接の質疑内容がどうしてもひっかかる。
気にくわない。
それから、給与は今日の会社より低くなりそう。ミニマムで言ってきた金額は、今日の提示より10万以上低いから。
返事の期限は25日。
来月1日から勤務するとして、ぎりぎりの日程だね。私が入社すると返事をしてから配属先を考えると言っていたので、それによって人事配置が波及するだろうし、入社手続きのこともある。
仮に六本木の一次面接が通ったとして、二次面があって、採否は25日に出してもらわないと困る。
それまでに出してもらえなければ、今日の会社に行く。早いもの勝ちだから。そうでなければ先に選んでくれた会社に申し訳ないと思う。
六本木が一次で落ちるなら、もう就活はおわり。

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>> 455 もう中庸がいいと思う。これからは。あまり偏らずに。
もうすぐお彼岸。あと1か月でまた命日がくる。10回目の命日。あの日からのこの10年、誰がなんと言おうと私は必死でやってきたよ。あれから10年後の私は、とても胸を張って自慢できる状態ではないけど、あれから10年にもなるなんて、私よく生きてきたなって自分で思ってしまうんだけど。誰にも言わない。ここで言うだけだから許してほしいよ。
先のことなんてなにひとつ、ましてや10年後のことなんて考えられるはずもなかった。
10年後の今も確かに生きてる。と、それだけを自覚する。それしかできない。
いつがどれだけ苦しかったかなんて、比較はできない。いつも苦しい。ただ、その苦しさは、時が過ぎて振り返ると、それほどでもなかったと思えたりする。
それから、ほんの少し、ときどき、人のやさしさやあたたかさを感じたりする。
そんなこと、ほんとにここ最近のことで、つかず離れず、私に心地よい距離感でぬくもりをくれる人たち。

今回の就活は、自分のやる気のなさがいちばんつらかった。
理不尽で不本意な退社。不平と不満がいつも起き上がってきた。心が折れてた。
いつも前向きな言葉と、前向きな考えを私にくれた人がいて、直接に手を出さなくても、困って泣きついたなら、味方になって助けてもらえると信じられる人がいて、次の職場が決まったら知らせてほしいと切望してくれる人がいて。不甲斐ない私を囲んでくれた人たち。やる気ない私がそれでも前に進む力を与えてくれた人たちに感謝したい。
自分の力だけを頼りに生きる私を認めてくれてる人たち。大好き。ありがとう。

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frederick。外はすごい嵐。朝になって目が覚めたときには、ぴかぴかに晴れてるんだろうね。人生に巻き起こる渦も、眠っている間に通りすぎてくれたらいいのに。

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frederick。六本木の面接は、見送られてしまった。
進むか進まないかは別として、落ちたことはくやしいと思う。気持ちの整理がいまいち。
進むべき道はただひとつ、この手の中に残ったもの。
今月中に決めると決めていたから。これで終活しよう。

みなさま、ご心配おかけしました。
来月から仕事復帰できる見込みです。
仕事をして、仕事の中からまたなにかを見つけたい、自分の人生をそんなふうに思っています。
つらいと感じるのは、すべてが内的要因で、それはまだ解決していないけど、最悪の事態を回避できた幸運に感謝しなければいけないことだと感じています。
ありがとうございました。

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>> 458 先方に連絡をして、入社の意思を伝えた。さっそくこれから入社手続きに入る。配属先は明日には決めると言われた。
それから、気にしていてくれた人たち数人に報告を入れた。もちろんだけど、みんなよかったと言ってくれた。
大切なのは、どこにいるかではなく、自身がどうあるか、だと言った人がいた。
本当にそのとおりだと思った。
自分がどうあるか。それがわからなくて、ずっとわからなくて、いまでもわからなくて、涙が出た。

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frederick。配属先の連絡がきた。結局横浜だった。会社が変わってまた同じ館に戻ることになった。日本橋なんかになるより良かったけど、どうせなら同じ横浜なら東口に行きたかった。西口に戻ったら、結局知り合いがたくさんいて、またしがらみに囲まれる。新しくなった気がしない。
ただ、3カ月で異動になるかもしれないと言われた。

条件が整ったので、気にかけてくれている人たちに知らせた。
Oさんにもしたよ。いつかみたいに、今どこにいますか？て言われるといけないからね。
ついでに自分の本心も伝えた。
私は燃え尽きてしまったと。

もうすぐ命日。2008年から指を折って数えてみた。やっぱり今年は10回目なんだ。
突然死んでしまって、あのときの衝撃から。
内田が死んでしまって、心の支えもなくしてしまった。それを補うように、自分を尖らせて今までやってきたんだなと思った。
後悔と罪悪感と、自責だけが色濃く、いつも自分の中に内田の気持ちを探した。あのとき内田はどんな気持ちだったんだろう？と、自分の正当性を探すために、自分を許せるようになるために。
みつからなくて、わからなくて、それが苦しくて、なにかに夢中になっていたかったのかもしれない。仕事はそのためのただの手段だったのかもしれない。

あいつにやらせておけば大丈夫だと思われている自分が好きだった。いつまでも認めて信頼してもらえる自分でいたかった。
結局できなかったんだよね。
私が実績として予算を達成できていたのは2010年まで。そのあとは落とし続けた。それが自分の力だった。
ただ、全力でやってきた。なにかが足りないか、なにかが間違っていたんだろうね。全力でやっても結果が出なければ意味がない。結果がすべてというのは、結局プロセスがすべて。
意欲はわかないけど、しばらくはこうしていよう。
内田が死んで、私にすっきり晴々とした人生なんて考えられなかった。たぶんそれはこれからも変わらない。その痛みを自分の一部として生きていくことは、ずっとずっと前に受け止めているから。私には当たり前すぎることだから。

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frederick。もやもやする。私はいつももやもやしている。

去年の今頃だった。大事件がふたつ。
眠れないほどの。
あれがもう1年前のこと。
1年後、自分がどうなっているかなんて想像できなかった。
いつもそうだよね。先のことなんてわからないんだよね。
会社から契約満了を言い渡され、突然今日で出勤最後と言って消えた店長。その1年後は私自身も、それどころか店ごと消えた。
思い出したことがある。
3年後に再会したときに、私が町田のことをぐずぐず言っていたら、町田のことはもう言うな！とぴしゃりと言われた。
あのときのことを思い出した。
ちょうど10年前のことだね。
おんなじだ。と思った。
また言われる。と思った。

なんだろうね。

時間なんて、月日なんて、気がついたときには信じられない早さで過ぎてる。
今もやもやしてることが1年後にはどうなってるんだろう。
1年後、私はまだ生きてるんだろうか。

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frederick。今日と明日、丸の内で単発の仕事。レザーと毛皮のセールで、10万から40万くらいの商材。高額品が売れて、今日だけで100万越えた。2日間で120万予算と聞いたけど、楽勝かもね。よかった。

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frederick。昨日と今日で予算達成した。営業担当者は大喜びで、長期の仕事決まっているんですか？今後もお願いしたいのに。と言われた。
その会社は、私が今までいた世界とはまったく違うレベル感。ここでうっかりスカウトされて、喜べる私じゃない。
本来もっと高いサービスレベルと、クオリティをめざしているから。
先月のセール応援もそうだけど、そこまで下げたなら、私は優秀扱いされるのか、と思った。
アパレルの接客なら、私は本領発揮できるのかもしれないとは思ったけど。
どっちにしても、世の中的にどれだけ売るのが大変かと思う。売れないレベルで言ったら、この前までの環境が決して特別ではないと思える。そういう意味で、苦しんできて良かったと思った。120万売れただけであんなに喜ばれるんだから。たぶん、そんなに売れるはずないと見積もっていたはず。
久しぶりに2日間みっちり仕事したら疲れた。
力で売った感があるので、充実感はある。来月からのリハビリになったかな。
売ることは、お客様の満足のため。だから、売りたくない商品は扱わない。お客様に似合わないものは売ろうと思わない。
昨日も今日も粘って接客したけど、所有してもらったら、そのお客様にとって絶対に満足が継続すると思ったから。
いつだってそういう売り方をしたい。

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frederick。お彼岸過ぎてしまったけど、これから両親のお墓参りに行く。

なんだか今日は、いろいろ思い出してる。
これまで自分がどんな道を歩いてきたか。
そういえば、2010年にもこんなことがあったっけ。
あのときは、自分から辞めたけど。frederickが死んでしまってから、なんとか持ちこたえながら続けていた仕事。耐えかねて辞めてしまった。あそこは私の経歴の中でいちばん結果を出せた。好調だった。自分の精神状態からは考えられないほどだった。それがこわくなった。数字の重み、自分の作った前年を越えかなきゃならないことがこわかった。
あのときは誰に対しても尖っていた。結果を出している自負と、ひとりで抱えている悲しみ苦しみを感じないようにするために。そうしなければ自分を保てなかった。
今はそう思える。
あそこはでも、その1年後にブランドごとなくなった。

辞めたあと、就活も順調だった。受ける会社はすべて採用になった。でも始めても、気に入らなくてすぐに辞めてしまってばかりいた。
あのときはもみくちゃだったね。
必死に探してた。心を鎮めるためのアイテムを。
いまはあのときほどわがままではなくなったと思う。
でも熱さがなくなった自分の気持ちがさみしい。

Oさんから、内田が亡くなってそんなにたつんですね。と。
これからは少し肩の力を抜いてもいいんじゃないかと言われた。

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frederick。明日は雨みたい。出掛けるのにやだな。明日はとても久しぶりな人に会うんだよ。8年ぶりくらいかな。
frederickが死んだとき、その人の前でずいぶん泣かせてもらった。あの当時は一緒に行動することが多かった。
ちょうどタイミング合ったんだよね、Kさんに紹介したりもして、それから8年。8年もあの会社にいるんだ。
あまりに距離が近すぎると、なんとなく私は煩わしくなってきて疎遠になってしまった。
そもそも、frederickが死んでからは、親しかった人たちとの縁を切ってしまった。誰にも私の気持ちはわからなかったから。
そんなに悲しんでばかりでは彼は喜ばないだとか、彼の分も生きろだとか、しまいにみんなそう言う。悲しみの底の底にあって、そんな言葉は、この悲しみがわからないからこそ出てくる薄っぺらなものに思えた。
そんなことを言う人の誰ひとり、死別を経験した人なんていなかった。
わかるわけない。
悲しみは怒りに変わって、相手を責めた。
あのときの私を知ってる人は、いま一人もそばにいなし、それきり連絡もとっていない。それに、あのときの私を知ってる人に会いたいとも思わない。
それなのに、明日はSさんの計らいでどういうわけか3人で会うことになった。
実は先日、新宿に行ったとき、遠くからショップを覗いてみたんだ。彼女がいても、声をかけるつもりはなかったけど、かつて自分が扱っていたブランドだから、それも気になって。
彼女はいなかったけど、商品と、そのとき立っていたスタッフを見たとき、私はここへは戻れないな、と思った。
離れて10年たつ。その10年、まったく違う道を歩いてきた。あのまま閉店しないで存続していたら、同じ道歩き続けたかもだけど、いま、まったく違う場所にいる。戻れない道を歩いてきたと思った。

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frederick。昔話をしてなつかしかった。私がその会社にいたのは13年前。KLがクローズしてから。それから3年半して百貨店自体が閉店した。
ふたりとも当時の私をよく知っている。あのときは沸騰したやかんみたいに熱かったと言われて笑った。
ほんとにそのとおりだと思った。
目標があったから熱くなれたんだと思った。だからいま、熱さがないのは目標がないからなんだと思った。目標を別の言い方にするなら夢かな。
夢ね。
夢なんて過去にはない。いま追うものだから。
いま追うものがない。
追いかけても手に入らなくて、あきらめてしまったのかな。
追いかけるものがあるだけやりがいがあって、いまよりずっと満ち足りてた。そのときは気づかなかったけどね。
足りないものを常に埋めようとする。足りないものがないなら、それを探してまで欲を満たそうとした。
そんな欲がもうない。ぼんやりとしたまま。
あのとき、いまの自分よりはずっと良かったんだと気づくことができてよかった。せめてそれくらいは気づかないとね。

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frederick。明日から仕事の私に戻る。長かった。この2ヶ月。決めてからの毎日は、どちらかといえばネガティブ。私はいつもマイナスから入るから。
これでよかったんだけど、ほかが全滅でこれしかなかったということが引っ掛かる。選択肢はほかになかったんだから。
だからこそ、縁があると言えるかもしれないけど。

昨日会った人に、あのことがあったから今の自分があると思えるように。と言われた。
そうだね。
どんなことも、そうやって自分を支えるエネルギーに変えてきた。今回もきっと。

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frederick。今日はどんな日だったんだろう。朝から体調悪かったのかな。
頭痛かったのかな。
人間てさ、忘れていく生き物だよね、都合よくね。
忘れることができなきゃ生きていけないからなのかも知れないね。
でも私は忘れたくないよ。出会ったときのことから、別れた瞬間まで。全部忘れない。私が生きている間、絶対に忘れない。

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>> 468 ふしぎなんだよね。Oさんから｢内田は元気にしている｣とメールをもらったのは、倒れたと聞いた深夜のことだった。倒れた時間に近かった。10月10日はそんな日で。
昼間はなんとなくまだ暑くて、夜は肌寒く感じられて。この季節感が嫌でも全部を思い出させる。何度も何年も繰り返す。

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>> 469 ほかのことなんか、すべがどうでもいいと思えてしまうくらいに、記憶が戻って頭と心を満たしてしまう。
同時に思うのは、私はいまだにこんなことをするために生き残っているのか。

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frederick。今日は雨。今までで雨の命日は初めてかもしれない。あの日と同じ日差しがない分だけ記憶を少しだけ鈍らせる。

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frederick。去年の命日の書き込みを見てみたら、去年も雨だった。
去年の今頃の私、とても苦しんでいた。思い出した。
自分で書いたものを見て、去年の自分をかわいそうにと思った。
今年の私は、心に余裕はない。でも、去年よりはまだましかもしれない。そんなこと思っても、何の救いにもならないけど、時の流れはふしぎで、一年前のことをなつかしく思い出させてくれる。

信じるという言葉が遠くに思えた。
自分のことすら信じられなくなってる。もう一度、信じられる、信じてもらえる自分を探す。必ず探し出す。それを今は信じてもらえるように。自分でもそのことを信じる。

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frederick。｢自分のしてきたことに自信があるなら｣
今日もらった大事な言葉。

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frederick。今までどんな道を歩いて、今ここにいるのか。たくさん思い、たくさん考え、何度も選択をしてきた。
あれから10年も生きていたら、気づけば状況はいくらも変わり、自分自身の世間体の変化にも気づいた。そこに気づいたとき、自分の在り方に疑問を感じはじめる。だけど、あきらめるのはまだ早いと思う。あきらめにするのはまだ早い。
あきらめではなく、それを自分自身の変化とするなら、素直に受け入れられるのかもしれない。
でもそれは、やるだけやってからの話。
frederick、もし生きていたら、昨日の話と私の今日の考え、どちらを思う？
私は昨日の話を聞いて、やっと気持ちの整理ができたようで、今はまだ納得はできていないように思えた。
ただ、人の感情には段階があるから、今はあれでいいんだと思う。
夏の頃、打ちひしがれていた姿からは確実に回復してた。
あの話を聞いて、もう一度立ち上がろうと思えた。まだできる。そんな自分がまだ存在してると。
見守ってくれるよね、生きたいように生きようとする私を。何にその命を燃やすか、それを追い求めることが人生。その思いをなくしたら、私は生きてることが苦痛になる。

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>> 474 他人から見たら、意地とプライドでしかなくて、そしてそれがちっぽけでつまらないものであっても、自分自身がそう思うまで放っておいてくれたらいい。それまでは捨てるわけにはいかない。なぜならば、そんな意地とプライドだけが今まで私を支えてきたから。支えがなくてどう生きろと？
意地とプライドは、いつまでもなくしてはいけないもの。自分の信じてる道をまっすぐに生きるために。
信じる道の方向性がいつか変わったとき、意地もプライドも表し方が変わるのかもしれない。ただそれは、やるだけやって自分が納得したときの話。

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frederick。先週の異動の話を進めてもらうことにした。自分から申し出たことだけど、異動先が気に入らなかったので考える時間をもらっていた。今日が返事の期限だった。
もはや異動なんかしても、解決にならないと思う。11末で辞めるか、12末で辞めるか、異動するか11末で辞めると言うか、その期限だった。
結局は自分の中で年内の期限にした。
１週間以内に異動になる。

クローズ前に、紹介してもらう筆頭候補だったブランドが今日で撤退だと聞いた。びっくりした。結局、紹介してもらうに至らなかったけど、それで正解だったのかもしれないと思った。
リニューアルで、場所が変わると聞いていたけど、途中で交渉決裂したのかな。
短期間に何が起きるかわらない。人生も同じ。

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frederick。明日、横浜最終日。東口と合わせると、横浜には5年いたかな。
いろいろいろいろ、いろんなことがあった。もともと横浜が好きだから、少し淋しい。
異動は自分から言い出したこと。異動先を提示されてからは、もう進むしかなかった。
意思は堅い。そう思ったら、異動なんてどうでもよくなったけど、異動か退社かの選択肢しかなかった。
今はこれが自然な流れなら、流されるしかない。まっすぐに流れて進んでいく川の流れに逆らっていくことはできない。
意思は堅いから、この異動が解決策でもない。
ここへ来て良かったのは、自分の意思が固まったこと。やりたいことがやっとわかったこと。
喪失感と自信のなさで就活してた夏とは違う。目標が定まったから。
あとは動くだけ。
動かす。自分の運命を自分の手で動かすの。

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frederick。この世になにも抱えてない人なんてきっといない。
困難も苦痛も苦悩も、本人だけのものだと思う。自分より大変な人なんていない。あの人より大変な人もいない。
だから、他人の不幸や抱える困難と比べて、自分はまだましだ、とか、自分はなんて甘いことを言ってるんだろう、なんて思う必要はない。
他人と比べて安堵したり、他人を見て哀れんだり、そんなのはなんて放漫なことだと思う。
自分のことで精一杯なはず。自分もあの人もね。同情なんて必要ない。私にもあの人にもね。
自分と同じように、あの人も頑張っているんだよね。自分がそうであるように、あの人もあの人なりに。
できることは、ただひとつ。応援だけ。それから、あの人の頑張りを受けて、私も頑張ろうと、自分のエネルギーにすること。
同情したり、比べて卑下したり安堵するより、その人の頑張りを称賛したい。
自分の人生をみんな生きてるから。
その人の人生はその人だけのものだから。

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frederick。桜木町へ行った。毎日通っていた横浜へ久しぶりに行ったら、なんで横浜が好きなのかわかった。
横浜は空が見える。それから緑がある。だから好きなんだと思った。
都心の雑踏の中で空を見上げようなんて思わない。

Yちゃんに電話をした。夏以来久しぶりに話した。話したいときはあったけど、なんとなく我慢してためてしまった。
Yちゃんと話したら、自分の本心を言えて、すこし泣いた。
Yちゃんと話すと、いつも少しだけ気持ちが軽くなれる。

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frederick。部長が来て、契約についての話をした。12月20日で3カ月契約の期間が満了する。そのタイミングで辞めることになった。
この会社にもブランドにも未練はないので、辞めることについて気持ちの上では何の問題もない。困るのは、次のあてがないこと。2件の面接予定があるけど。

まだこんなことが続くのかって、自分のことながらおかしくなって笑ってしまった。どこまでも、毒を食らわば皿まで。

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frederick。次へ向けて動き出さなきゃいけないけど、とりあえず現状に対する理不尽は収まらないじゃんか。
この会社自体はどうでもいいけど、少しはビクらせてやろうかと思う。どうでもいい会社だから、それくらいはやってやらないとね。
しっかりしろ、あたし。と自分に言ってみた。

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frederick。今日やっとつかまえることができた。昨日もおとといも休憩時間のたびに電話をしてたけど、ぜんぜん出ないから、早速もうビクってんじゃないのー？なんて思ったりして。
ほんとにおもしろいんだけど、私の予想どおりの反応をしてくるだろうと思いながら話をすすめたら、やっぱり相手は怒りだした。はじめに相手を動揺させ、そこから自分の要求を主張する。
管理職にありながら感情をむき出しにするのは、自分に多少でも背徳感があるから。責任ある立場にある人は、危機感に弱い。よほどの器がない限りはね。だいたいが自分の立場や責任に対して多少の怯えがある。それを隠して偉そうにしてるだけ。あとは無知なだけ。
そういえば、あのときの部長もそうだった。私って管理職を憤慨させるのが得意なんだ。

こんなことになっても、私は自分がいけなかったとはまったく思っていない。
タイミングが自分主体にらなかったのが予定を狂わせただけ。
私は主観的な判断で行動したわけでも、発言したわけでもない。
主観的な判断は、自分が上に立ったときにするものだと思う。立場上の責任のもと。
今回のことは客観的社会通念上、当たり前の主張をした。だから後悔はない。
現実を冷静に受け止め、対応にまわるだけ。
自分らしく、自分の信念を守りたいと思うと、こんなにも生きにくいものかね。
frederickの言葉を思い出した。
正しいか正しくないかは誰が決めるんだろうね？
私は、自分だと答えた。
今でもそう思っている。
そこから困難が波及したとしても、自己責任でね。
あのときの答えに、今ならそう付け加える。
流されるなら、流されていると自覚しながら流されたい。でも、どうしても流されたくない流れには流されちゃいけない。自分をなくしたくないなら。
そうだったでしょう？
私が守ってるからだいじょうぶ。

今まで解決できないことなんてなかった。乗り越えられない困難もなかった。
なるようになってる。いつも。
自分にはその力があることの証し。

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申し訳ありません！
間違えて投稿してしまいました
ごめんなさい

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>> 484 bearさん、こんばんは。気にしていないので気にしないでくださいね。

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frederick。昨日、退勤したあと1社面接に行った。
はっきり言ってどうなんだろう。採否はわからないけど、あんまり気が乗らない。
今日は水曜日の面接に向けて、横浜東口に商品を見に行った。
これは、横浜にいたときに百貨店の人から紹介してもらった案件。メジャーなブランドでも会社でもないけど、商品を見たときの気持ちは動いた。ネットでいろいろ調べたとおり、確かな品質だと思った。やっぱり私、今はジュエリーに気持ちが傾いてる。今のところ、今度の面接の会社が第一希望。
なぜやりたいのか、アパレルよりも自分の気持ちを込めることができそうな気がする。

横浜駅をひさしぶりに降りたら、なつかしくて、込み上げるものがあった。
悩みながら、頑張ってた自分がいた場所。今日も頑張ると、毎日気持ちで前向こうと思いながら歩いた道。
すべてを思い出した。

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frederick。守ってくれなくていい。助けてくれなくていい。ただ私を信じていてほしい。それが私のエナジーになるから。あのときみたいに。

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frederick。新橋にいる。今日の面接はいきなり役員面接。百貨店の紹介折紙つき特権だね。はじめから受け入れムードの質疑応答。昨日は眠れなかったけど、空気感に緊張もほぐれた。
紹介してくれたジュエリーアドバイザーの人の顔をつぶしてはいけない、その思いが強かった。
きっと良い返事をもらえる。そんな手応えだった。

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frederick。昨日の会社から内定の返事。取引先の紹介は強力だね。
他社の選考は辞退しようと思う。

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frederick。今日は内定をもらった会社の社長と面会だった。内定が出ているとはいえ気を抜けないと思った。
創業90年の歴史ある企業だから、おじいさんが出てくるのかと思ったら、案外若い社長だった。
仕事の話らしいことはあまりなく、高校野球の話で盛り上がった。仕事絡みといえば、その会社の看板であるダイヤモンドの魅力について、お互いの感性が一致してると感じた。
この会社の空気、この会社の人たちは居心地がいいと感覚的に感じて、自分の残りの仕事人生をジュエリーに捧げたいと今は思っている。
そういえば、もう忘れかけていた、先々週仕事帰りに面接に行った会社から、採用の返事がきた。時間がかかっていたので、だめなのかもしれないと思ったし、だめでもかまわなかった。

紹介してくれたジュエリアドバイザーと、間に入ってくれた店長に内定の報告とお礼を伝えると、ふたりとも大変喜んでくれた。なんの利害もないのに、あんなに喜んでくれたことを私も嬉しく思った。
ジュエリーアトバイザー氏は、私がジュエリーに携わるのは、お客様にとっても良いことだから、と言ってくれた。
その言葉の通りの自分になれるように、その言葉を忘れないでいたいと思う。

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frederick。人って変わっていく。自分も他人も。その中で噛み合わなくなっていくこともあって。そこに仕事みたいな利害関係がないものなら、心地良いと感じられない関係からは立ち去りたい。
いつまでも、すべてが出会った頃のままの私ではない。
淘汰されていく関係の代わりに、新しい関係も生まれる。そういえば、今までだってその繰り返しだったよね。
必要を感じなくなった関係は手放せばいい。
今までお世話さまでした。
もう話しをする必要も、連絡を取る必要も、ましてや再び会うことなど一切ありません。

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frederick。１週間前から風邪をひいてた。よくなってきていたけど、体が重だるく頭重感があって、油断できない体感だと思っていたら、今朝ヘルペスができてた。休みなのに早く目覚めたので、そのまま8030から皮膚科に並んだ。気づいたのが早かったのに、急速に症状が進んでいて、すぐに薬を飲んだのに痛い。
10月からの余剰分が集約されてる気がする。

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frederick。よれよれになっても、ぼろぼろになっても、私は惰性で生きたくない。生きてる今を、生きてることを自分の人生を使って主張したい。
生きてることはつらいから、生きてることを叫びたい。いま確かに生きてるって。
そしていつか、同じ病気で死にたい。急性くも膜下出血で。
そしたら、そのときの気持ちや状況が、きっとリアルにわかる。
このお願い、ぜひ叶えてください。
それまで頑張って生きるから。
明日死んでもいいように。

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frederick。あと１週間もしたら、今年もクリスマスがくる。
イベントに便乗しようとしていた頃は、私もまだ可愛げがあったかもね。
クリスマスになったら勇気を出して伝えようとした言葉は、伝わっている？
もっと早く言えばよかった。クリスマスなんて待たずに。自分の中で決心していた、ぶれない気持ちを。
クリスマスだからって、特別に伝えたいことがある人なんて今はいない。
できるなら今からでも伝えたい。絶対に消えない。あのときの気持ち。

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frederick。明日最後の出勤。明日が仕事納めになってしまった。あさってから冬休み。今年は休んでばっかりみたい。
新宿はこれまでにも何度か仕事した。社会人になってはじめて仕事したのも新宿だった。でもなぜか新宿には長くいない。いつも。
今回も移動先を提示されたときから、なんか長くいられそうにない、そんな予感がしてた。

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frederick。人は自分の問題は自分にしか解決できないと思う。だから私は人を頼りたくない、甘えたくない、あてにしたくない。
自分のことに対する理解のない人に、いろいろ言われてもされても、それは煩わしいことにしかならないことがある。自力救済を基本スタンスにしているから。
でもたまにいる。自分自身の本質的な部分を開示して、それを理解してくれたと思える人が。そんなときには、少しだけ自分を委ねてしまうこともある。表面的な開示ではなく、安心してものが言える、そんなつきあいになるときもある。
それは、私にとっては数少ない貴重な相手であると言える。その分、その信頼を裏切られたと感じたときのダメージも大きい。そんなとき、私はその相手との関係をなかったことにする。完全に消す。
信頼するということは、いつかそれが幻想だったと気づいても、それを受け入れ、相手を憎まず恨まないことまでを条件としていないといけないんだと思う。
信頼して、それが違ったときも、信頼した自分の責任。そう思いながら関係を手放す。


君子の交わりは、淡きこと水の如し。

この言葉を知っていた？
淡きこと水の如し。
そういうものかな。
私は人に迷惑をかけ、世話もやいてもらうけど、人のために動くのも嫌いじゃないよ。
淡きこと水の如し。
それなら、摩擦も起きないのかもね。
でも、それだけじゃ少し淋しくない？

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frederick。明日戸塚に行く。なつかしいね。とてもひさしぶり。
待ち合わせた日に、噴水の前に立ってたあのときの姿が、今でもはっきり記憶に残っている。
あの噴水まだあるかな。

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frederick。クリスマスの思い出は、クリスマスの思い出は、後悔だけ。
今日桜木町へ行ったら、すごい人だった。私は去年の12月23日も桜木町にいた。
クリスマスもお正月も、まったく素通りして平常時と変わらなく過ごしてる。
ケーキだの餅だの、食べたいときに食べたらいいし、大切な人と過ごすなら、イベントに関係なく、いつだってどこだって特別になる。
人並みからはずれてる私はそう思う。

昨日、自分の子供に私と同じ名前をつけてくれた旧友のことを思い出して、手紙を書いた。
いつも何か重たい荷物をひきずってる私を心配し、励まし続けてくれた、いちばん古い友人。
seikoは私がしあわせにする。と言って自分の子供に私の名前をそのままつけた。愛情を持って、毎日私の名前を呼んでくれてるんだ。
その彼女とも、frederickが死んでしまってしばらくしてから、私は消息を絶った。毎年、私を案ずるメッセージと一緒に子供の写真の年賀状が届いていたけど、何も返さなかった。
やっと思い出して、ありがとうを言いたくなって短い手紙を書いた。
何も報告できることはないけど、ちゃんと生きてると書いた。

あの当時の私を身近で見ていた人は、今は誰一人そばにいない。
私が自分から語らなければ、誰も何も知らない。その孤独が今は気楽でもある。
あのときの私を知っているのは私自身だけでいい。あのときの私を見ていた人に、今は誰とも会いたくない。
私一人であのときからの気持ちを、出会ったことと別れたことを、心の中で思いながら生きていけばいい。
あれから出会った人も、これから出会う人も、そんなことを知らずに私を見るし、見ている。
どんなに悲しいことがあったとしても、それを表に出さず、なに食わぬ顔をして生きていくのが人生なんだって、最近思う。

ただ、彼女にだけは今の自分を伝えたくなった。
私は何か変わっただろうか、と考えてみたけど、特別なことは何も思い浮かばなかった。

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frederick。まだ戸塚にいる。3日ぶりなだけなのに、仕事したら疲れた。
帰りに私たちが作った店の跡地を見てきた。居抜きでほかの店が入ったままだから、内装はあのときのまま。あんなにきれいに見せてた店だけどね、いまはチープな商品がぎっしり詰め込まれてた。あそこは本来あれでいいよね。frederickも同じことを思うだろうと思った。
戸塚の駅周辺は新しい商業施設ができたりして、ずいぶん様変わりしたね。
噴水はなかった。

明日は今度の会社に呼ばれている。そこで入社日や配属先の提示がある。
明日はまたビシッとした私を作って行かなきゃね。

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frederick。1月1日入社になった。配属先は都心だった。展開しているショップを考えたら想定内だった。会社がこれから広げようとしているブランドの路面店。試用期間が終わったら、春に新しくオープンする百貨店のインショップに本配属と言われた。
最初の配属先でみっちり学んで、新規店のオープニングに備えてほしいっていう筋書きを感じた。
期待値が高くてプレッシャーになるけど。
初見から歓迎されている空気を強く感じて、条件提示もかなり優遇してもらっていると思った。
今回の就活は今までになく苦しんだけど、待ち望んだように出会いを喜んでくれる会社が自分にまだあったなんて、この縁を大切にしたいと思う。
今日のこの気持ちをずっと忘れないように。

新橋のあと横浜へ行って、紹介してくれたジュエリーアドバイザーに会いに行ってきた。
配属先を報告すると、そんな良い街で仕事ができるなんて素晴らしいと喜んでくれた。
この人に恥をかかせないためにも、たくさんのお客様に喜んでもらえる仕事をしなきゃね。

仕事始めの新年4日、本社に出勤することからスタートする。

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