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死後の世界

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匿名さん
21/04/17 11:34(最終更新日時)

『生まれ変わりだの何だの、そんなものは無く、死んだら無、それでおしまい･･･』という事だとすると、ちょっと死を受け入れるのは難しいというか、耐えられない恐怖になるような気がするのですが、だから宗教で生まれ変わりがあると説くのは、死の恐怖で精神がおかしくならないよう、死を受け入れられるようにする為だとも言われています。

現在私は癌闘病中で、5年生存率が35%と決して余裕のある状態ではないのですが、もし生まれ変わりなどなく、死後が無という事であるならば、余命宣告を受けた時、正常ではいられないような気がします。

今でも死についてはよく考えます。生存率が35%という事は死ぬ確率のほうが高いわけですから、時折、精神状態はおかしくなります。これは私だけではなく、癌患者、もしくはその他の死と隣り合わせの病気と闘っている方はみな同じだろうと思います。

先日、私の隣の病室にいた人が30代の若さで亡くなりました。その方も癌だったのですが、術後の経過が思わしくなく、腹膜炎を併発して亡くなったのです。私は身につまされる思いで、大変なショックを受けました。せっかく手術をしたのに、こんな事ってあるのだろうか？と。それから暫くは死の恐怖が襲ってきて、不眠になったり、涙が止まらなくなったりと、精神状態は悪くなりました。

病院には末期癌患者の精神ケアをする為に教誨師の方がいて、その時ばかりは私もお世話になってしまったのですが、今、とても苦しいです。