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No.152 19/06/22 16:36
メッテルニヒ=パレオロゴスAUT ( 40代 ♂ MLdWxe )
あ+あ-

≫150

シューマンは良い作曲家になるための心得を、結構書いている。
中でも特に印象に残るのは、
・ピアノ無しでも、散歩などしながら頭の中で一曲完成させられるようでなくてはならない。

・一応出来上がった曲は必ず楽譜に書く事。そうやって曖昧な部分が無くなり、真剣に形式などが確固たるモノになるのだ。

・勉強に終わりはない!


さて、まず最初の文章だが、これがポップスや民謡でなくて、立派なクラシックの作曲ならば、まあ常に実行できるのは天才だけであろう?

いや大概の大作曲家は、屋外では常に五線紙を持ち歩き、何か曲が浮かぶと断片だけでもそれに書き込む。
これをスケッチと言うが、とにかくかなり重要な事と見なす作曲家が多い。

また弦楽四重奏や果ては交響曲まで、現代ではコンピューターの進歩で自宅で少しずつ試演させつつ作曲を進められるが、いわゆる大作曲家らの時代には基本を頭の中で響きを想像しながら作るか、たまにピアノを借りて和声など確かめるしか無かったのだ。

ただシューマンが、自ら書いたようにほとんどピアノに触れずに作曲していたとなると、それが彼のピアノ作品にモロに現れている。

つまり以前レスしたように、ショパンやリストならばピアノの音色や、音域の高低に配慮したピアノ曲を作ったが、シューマンの場合、そういう配慮より音楽そのものの絶対的な価値に重点を置いていた感じがする点。

これは彼の対位法や形式の素晴らしさによく現れているが、反面、ピアノの演奏効果から見ると発揮しにくい、ピアニストによっては何かショパン、リストよりシックリ来ない、イマイチとか感じてしまう事にもなる。

だから私としては、自分の経験から言えば、ピアノ作品を作曲する時はなるべくピアノを弾きながら、その都度、重要なモチーフなどをスケッチしていくのがいいと思う。

多分ショパンなどは、これが徹底し過ぎていて、逆にピアノ以外の楽器(協奏曲のオーケストラ部分など)の作曲もピアノで行ったのだろう?

だから彼の場合、当然、ピアノ以外の作品が少ないのだ。(これには他の理由、例えば二十歳でフランスに亡命して主にピアノ演奏、ピアノ教師として生計を立てねば成らなくて、じっくり交響曲など作曲している環境に無かった等の理由もあるが)

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