注目の話題: どっちの妻がいい？; 独身、恋愛経験なし。これから何を目標に生きたらいいか？; 女性の友達ってどうやって作れば良いですか？

エリーゼちゃんとポッキー君の恋物語をつくるスレ

No.1　17/01/03 15:52
あかいあおい ( 30代 ♀ KMz31b ) あ+あ-

五月、昼休みの終わりを告げるチャイムが校内に響く。

ここは某県の名門伝統お嬢様学園の黒百合女学院高等部。ここの生徒はほぼ全て幼稚部からエスカレーター式に進級した女の子達なのだが、中には例外がいるようで・・・

｢ねえ、美穂、教科書忘れたから数学の貸して｣
と理子が美穂のクラスに飛び込んできた。

[え～。また忘れ物？　理子は勉強できるのにそれが珠に傷ね]と美穂

｢ほっといてよ｣
｢あ、そうそう、今日から新しい男の先生が来るんだって｣　
｢初授業は美穂のクラスじゃない？｣

[ふーん、どんな先生かな？　イケメン？]と美穂

｢どうかな～？　でも女の子が好きなわたしには関係ないから｣
と理子は自分のクラスに帰っていく。

この美穂は受験組なので他のエスカレーター組のクラスメイトからは浮いていたのだが

いや、浮いた原因は美穂の密かな趣味にあり、それでエスカレーター組の理子とは意気投合したのだけど、レズの趣味のない美穂には自分に付き纏う理子がうっとおしい反面、仲良しの友達ができたのはうれしく喜んでいたのだが、そこに波風の原因が現れる。

教室の戸が開く。クラス担任に続いて入ってきたのは

[お兄ちゃん？！]
思わず叫ぶ美穂。
クラス全員の目が美穂と新任教師の間を泳ぐ。
慌てて両手で口をふさぐ美穂

入ってきたのは、ほんの一月前まで美穂の家庭教師だった真鍋である。しかも美穂の祖父と真鍋の祖母が従兄妹の遠戚なのだ。

学校の帰り道、ひとり悩む美穂

美穂の九つ下の妹の美紗が真鍋に懐いているのである。
激しくヤキモチを焼いているのは美穂にバレバレにわかるほどなのだ。

真鍋が県外の塾に就職したため真鍋を巡る姉妹バトルはやっとおさまった直後なのだが、黒百合女学院に欠員が出たために・・・