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トランジットラウンジ～外国の空港～私の旅語り

No.22　16/05/18 12:42
Fajr ( ii11xe ) あ+あ-

長身のベルマンがマレーシアのセレンバン出身だと言ってた

セレンバン良い所なんだろうなあと思った

外出先から戻ると必ずロビーに寄って

ベルデスクにいるベルマンと話す

雑談ばかりだがこの雑談こそが旅の醍醐味だったりして

当時は６歳だったうちの息子

後に初めての海外勤務であるトリポリへの出発が近づいて来た時には私は息子に言った

アラビア語を勉強しそれなりにアラビア語も話せるが

現地のアラビア語に慣れるためと現地の情報を入手するために
積極的にホテルのベルマンやドアマンと会話するように伝えた

会話の練習と情報入手と仲良くなれば色んな場面で役立つ

息子がトリポリ勤務の時に何かあっても助けてやれないから
現地の人に助けてもらうよう伝えた

まだ息子が６歳だったこの時期は

将来アラビア語を話すようになることも
アラビア語圏で働くようになることも知るよしがなかった

世田谷の叔母には散々けちょんけちょんにけなされた親子二人旅シンガポールだったが

息子がトリポリ勤務になった時はレディーヒルで過ごした日々を振り返り

トリポリのホテルで働くドアマンやベルマンや運転手と挨拶や会話を交わしたのだと思う

小さい時の海外体験に意味がないとか

物心つかないうちに海外に連れて行っても意味がないみたいに言う人がいるが

私は必ずしもそうは思わない

叔母は子連れ海外の大先輩だった

叔母の二人の息子が幼児の頃からグァム、サイパン、ハワイへ複数回連れて行った

ハワイへは私も1983年に同行した

叔母の長男が当時は小学４年だったが

アラモアナビーチで写真を撮った時に癇癪起こして泣きじゃくっていた

何が原因で癇癪起こして泣きじゃくってたかはいっしょにいた私もわからなかった

叔母はとにかく子育てに苦労していた

二人の息子さん達が成長してからも

かなり悩んでた

私と息子は小さい時も今も仲良し

きっと羨ましいのだろうと思う

しかし私は叔母のように高学歴でもなく、英語も堪能ではなく、通訳ガイドという素晴らしい職業も未経験、留学経験すらない平凡な一主婦に過ぎない