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恐怖・不思議体験語り場!

No.15 16/01/27 05:04
遊び人 ( ♀ )
あ+あ-

『息が出来ない』

この話を父から聞いたのは20歳を過ぎてからなのですが、内容は私が小学生だった頃の事です。

当時、私はある事情から父方の祖父母の家に預けられていました。

小学校卒業を間近に控えた3月のある日、授業中に教頭先生がいきなり教室の戸を開けて、「(私)さん、大事な話があるからちょっと来て」と。
別室に呼ばれて聞かされたのは「祖母が呼吸困難で倒れて、救急車で運ばれた」という事でした。
そこから少し記憶が飛んで(かなり動揺していたんだと思います)病室の中、真っ白な顔で管に繋がれた祖母の姿がありました。

私は現実感を失ったような感覚で、「肺に水が溜まって、窒息状態になった」「今、管を肺に入れて水を抜いている」などの説明をぼんやりと聞いていました。

もう察しが付いた方もおられるでしょうか。原因は肺ガンで、大腸からかなり広範囲に転移しており、余命は長くて半年と宣告されました。

「あの頃はつらかったなぁ…」と、父がコップ酒を片手にしみじみ語るのを、20歳過ぎの私は黙って聞いていました。

ここまでが前提で、ここからが私の、薄ら寒くなるようなお話。

遠い目をしていた父がふと視線を戻し、私を見ながら言ったんです。
「お前、小学生ん時、「空気が薄い、息出来ん」てずーっと言いよったやろ。それでお袋がかなり心配しとったんや。けど、お袋が倒れて俺が見舞いに行ったら、「もしかしたらあの子(私)は、こうなるんを分かっとったんかもねぇ」と言うたんや。「昔から、ちょっと不思議なとこのある子やからねぇ」って。今までお前には黙っとったけどな。もうお前も充分わかる年やろ」

そう断言されて、とりあえずうなずきましたが…
わかるも何も、そんな発言を、しかも「ずーっと」していた事など、全く記憶にありません。

実母を亡くした父が、この関連の話で下らない嘘や冗談を言うとも思えません。

あの頃の、私の記憶に全くない“私”は、一体何を訴えようとしていたのでしょうか?
ただの偶然か、それとも……。

おあとがよろしいようで。

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