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戦争を経験した家族

No.5 14/08/02 18:59
主婦5
あ+あ-

私の父は戦地には行きませんでしたが、軍人になりたかった人で、爆心地在住ではありませんでしたが原爆被爆者でもあります。

幼い内からお国のために働くのが立派なことと教育され、軍人になれる年齢までが待ち遠しかったそうです。
ですがその年齢が来て徴兵試験を受けるも、身体都合(幼い頃に縄をなう機械で指先を失った)で不合格。
戦争が酷くなって送り出す兵隊も足りなくなったことにより、再度受けた試験で合格したものの出兵する前に終戦となったそうです。

父は戦時中の話を聞いても、思い出したくないと言って話してくれる人ではありませんでした。
ですが病気で余命宣告をされた後、聞きもしないのに自分から戦時中の話を色々としてくるようになりました。

近所で遊んでいる時に米機が飛んできて、大きな木の下に隠れるも、その飛行機の開いた扉に立っていた米兵に見付かり、自分の方に銃を向けられたそうです。
「死ぬと思ったが、米兵も子供だから見逃したんだろう。今でも黒いサングラスを見ると思い出して不愉快になる」と言っていました。

父は造船所で働いており、ある日出来上がった船の試運航に同乗したそうですが、その時また米機が飛んできたそうです。
「船なんて間違いなく狙われる、俺もこれで終りだと思ったが、頭の上を通り過ぎて行った。その時はなんで攻撃されなかったかわからなかったが、恐らく原爆を落とす前の偵察だったのかも知れないな」と言っていました。

自分の死期が近付いたことで「俺は何度も命拾いをしてきたが、病気でこれまでか」と言いたくて話してくれたようです。

他にも、近所に爆弾が落ちて見に行くと、知り合いの家だったそうで、家の周りに肉の塊が飛び散って、それはそれは悲惨な光景だったとも言ってました。

こういう具体的な話は亡くなる直前にしかしませんでしたが、日頃から私達には「今お前達が平和に生活できてることを当たり前と思ったらいけないぞ。戦時中はいつ爆弾が落ちてくるかわからない恐怖に脅え、食べる物もろくに無いひもじい生活をしていたんだ。今の生活を当たり前と思わず感謝しなさい」と言っていました。

昔からそう言われ続けてきたお陰で、私は戦時中を知らないのに何故か体験したかのような不思議な感覚もあって、多少のことでは不満も感じない強い人間になれたと思います。

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