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婚外子なのに

No.25　13/09/05 21:01
旅人15 あ+あ-

主さんに誤解があってはならないので追記します。言葉尻を捉えて本質を読めてない方がいらっしゃるようなので。

例の女性は、婚外子との意識はしていたもののその為に不自由であったとは感じていませんでした。遺産相続の際に自分は嫡出子の半分という事実に裁判を起こしています。彼女の主張は「平等」です。

彼女はそれまで何の疑問もなく、父の愛を受けて生きていたのかもしれません。父親が遺産について何かしら遺書を残してくれるのではないかと無意識にも期待もしていたのではないでしょうか。しかし、父の死において現実を目の当たりにする。父親は罪ですよ。

この方はお金には代えられない父親の愛情を受けていたのでは？と疑問に思います。受けていたとしても、受けても受けても埋められないものがあったのではないでしょうか。それを渇望と言います。
遺産よりも何よりも、無償の愛を受けていれば、何よりの財産ではないでしょうか。
実は愛を渇望していたのではないかと思います。
愛情は形が見えないものだから・・・。本当に自分は愛されていた、嫡出子と同じくらい、いやそれ以上に・・・ということを証明したかったのでは。内縁の家族であろうとも、事実的家族、愛されていたのだと主張したかったのかも。
もちろん、非嫡子の半分という現実に、自分の価値や存在意義が半分だと、自分の存在や今までの親子の関係を否定されたと、愕然としたのだとも思います。

今回の結果に対して私の率直な感想は「もちろんどんな子供も平等だよ」ってこと。

しかし、お金が平等であれば、心癒されるだろうか？お金には代え難い、親の無償の愛情というものがふんわりと心に残ることが何よりも心の支えとなり、生きる上での血と骨になるのではないかなと私は思いますけどね。
その残像に勝るものは何もないと思いますけどね。

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