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👑フリードリヒ3世の吸血NACHTBUCH(夜記)♦🌃

No.26 13/08/22 21:33
F.vハプスブルク=ホーエンツォレルン ( ♂ zNfWxe )
あ+あ-

≫25

それからしばらくの間、大公-いやラースロー王と呼ぶべきか🌀は、重々しい声で、短く要点だけ語った♠


…我々<高貴なる一族>は悪魔とも神とも関係ない。それは人間の創造をはるかに超えた存在である。
君はヴァンパイアについて多少、噂くらいは聞いていよう?
確かに我々一族は、他の人間の血と生命力を吸い取って、不死なる者として生きる。
だが、君らが聞いている悪しき噂の大半は、我々<高貴なる一族>には全く当てはまらない!
君が聞いているであろうような、醜く愚劣な、憐れむべき怪物も、居るには居るが…
だがそれは、我々とは似て非なるケダモノだ!
ちょうど人間と猿が、似て非なるように。


そして彼は続けた♦

-我々の存在は、君らの一族の最高の者には代々語り伝えられておる。
見よ、これが証拠だ!


そう言うと大公は、机の引き出しの一番奥から、一つの古びた巻物を取り出して、私に見せた。

そこには、ラテン語で、確かに彼ラースロー4世とハプスブルクの始祖ルードルフ1世の盟約が両者の筆で書かれてあった❗


その内容たるや…


ルードルフ1世は臨終の際に、ラースロー王の秘密を知り、2人はこのような誓いを立てた♦

-ルードルフ1世とその子孫は、ラースロー王とその一族及び同族に対して、その秘密と、彼らに対する不可侵を守る♦

-対するラースロー王とその一族は、ルードルフとその子孫に対して、敵対するだろう者の味方には決して付かず、好意的中立か、さらにはラースローとその一族の主なる者が望む場合は、援助の手を差し伸べる。
なおラースローとその一族は、ルードルフの血に繋がる者の生命を奪い取る事は、決してしない♦


「これは、貴殿の一族の長、即ち歴代オーストリア君主に代々伝えられ、彼らは時の重臣1人とだけ秘密を共有する慣わしと成ったものだ♠」


こう言った大公は、最後に次のように結んだ♠

「貴殿が我々の一族に加わる事を、ワシとしては強く希望する!
だが、あくまでもそれは貴殿の意志による。強制はしない!
今ここで決断させる積もりも無い!
一週間だけ猶予を与えよう、その間に我々と留まるか、1人この城を出て別の道をさすらうか、じっくり考えてから、答えを出して貰いたい♠」



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