無人島での鬼ごっこ
主人公の名前は坂森 純(さかもり じゅん)
この日彼が生きて来た中で1番の恐怖が襲いかかる……
小説を書いてみたいと思います温かく見守って下さい
新しいレスの受付は終了しました
「ハァ……」
この大きな溜め息を吐いているのはこの小説の主人公、坂森純16歳彼は今日彼女とのデートでおこずかいを使いきったようだ
「金がない……今度のデートどうしよう…」
純はぶつぶつ言いながら歩いていると一人の男に話しかけられた
「あんたお金に困ってるのか?」
純はハッと男の顔を見たそして直ぐに切り出す
「えっ困ってるけど……くれるの?」
男は一回頷くと純に手招きをして歩き出した
「付いてこい!」
純は金をタダでくれる訳はないと分かっていたがお金の誘惑に負け男の後を付いて行った
これが悪夢の始まりとも知らずに……
男は急に立ち止まり
「この建物の最上階にヘリがあるそれに乗って待っていろ」
と、言って大きな建物に入って行った
純は訳が分からずその場に呆然と立ち尽くしていたが冷たい風に吹かれ寒くなってきたので建物に入って行った
建物の中は普通の会社の様だった
すると、女の人が純を見て話掛けてきた
「貴方も鬼ごっこの挑戦者ですね。もう少しでヘリが出発しますお急ぎください」
そう言い純を無理矢理にエレベーターに乗せた
「ちょ、ちょっと待ってくれ、何だ鬼ごっこって?俺は金をくれるって言うから来たんだぞ」
純が怒鳴ると女の人は少し人相を変え話始めた
「ええ、お金をあげますよ鬼ごっこで逃げ切ったらね」
女の人が話終わるとエレベーターの扉は閉まり屋上へと向かっていった
純はエレベーターの中で自分に何かを言い聞かせていた
「大丈夫だよな…鬼ごっこやれば金が貰えるんだ危険な事なんか無いさ」
純は気持ちを落ち着かせ屋上に着くのを待っていた……
暫くしてちーんと言う音と共にエレベーターの扉が開いた
屋上にはヘリが止まっておりその回りに3人のボディガードが居た
その内の一人が純の所に歩いてきた
純はボディガードの体つきを見て少し怖がったが勇気を出し話掛けてみた
「鬼ごっこやったら金が貰えるって聞いて来たんだけど何かの番組なの?」
しかし、ボディガードは純の質問にも答えず純の右腕を引っ張りヘリに無理矢理に乗せた
ヘリの中には操縦士と女の人が1人居た
純は女の人の隣に座った
すると、ヘリは動き出した
どの位時間が経ったであろうか?
ヘリは止まっており女の人は既にヘリから降りていた。外からは誰かの叫び声が聞こえてくる
「早く起きろ!!」
純はやっと自分が言われていると気付き目が覚めた
「ん、んん……何処だここ?」
まだ覚めない目を擦りながら辺りを見回していると背の少し低い男がこっちを見ていた
「何が何処だここ?だと💢こっちはてめぇが起きないからゲームが始められなかったんだぞ」
背の少し低い男は純に唾を飛ばしながら怒鳴っていた
純はその唾を拭きながらヘリから降りた
辺りを見てみるとここが何処なのかが分かった
「無人島………?」
純は訳が分からなかった鬼ごっこをやるだけなのに何故無人島まで来る必要があるのか?……だが、その疑問は後で分かる事になっていた恐怖の始まりと共に……
「早く来い!」
純はその言葉で目が覚めた様な顔をしながら背の少し低い男に付いて行った
ヘリから少し離れている所に人が集まっていた純を合わせて15人居るようだ……
純と背の少し低い男がその群れに合流すると森の奥から一人の女が出てきた
「参加者は集まった様ですね。ではこれからゲームの説明をさせて頂きます」
「ゲームのルールは簡単只鬼のロボットから一週間逃げ切ればいいのです」
「!?」
この言葉に全員が言葉を失った
すると一人の髪の色黄色いが女が沈黙を破った
「い、一週間だって……ふざけんじゃないよ体力が持つわけ無いじゃない…」
「体力がなくなったら鬼のロボットに捕まって死ぬだけです」
ゲームの説明をしている女は無表情で続けた
「それでは三人一組のチームを作って下さい」
さっきの髪の色が黄色い女が猛反発した
「ちょっと待ちなよアンタ期間をもっと短くしな!」
だがゲームの説明をしている女は先程と同じく顔色1つ変えないで続けた
「チームに入っていない人は今すぐここで殺します」
流石にこの言葉で反発し様とする者はいなかった
暫くして5組のチームが出来た純のチームは隣に座っていた女とヘリで純に怒鳴った背の少し低い男のチームになった
「チームが出来た様ですね…それでは私から荷物を貰ってチームで逃げてください」
5組のチームの代表が荷物を貰いチームで逃げていった
そして30秒後パンと言う合図と共に数十体のロボットが解き放たれた
スタート地点から結構離れた森にあった洞窟の中で純達のチームは休んでいたすると背の少し低い男が口を開いた「ハァ…ハァ……お互いの事よく知らねぇから自己紹介でもすっか」この提案で自己紹介が始まった背の少し低い男の名前は御前坂 昴(おまえざか すばる)23歳参加理由は弟の病気を治すための金が要るそうだ次はヘリの中で隣に座っていた女性だ名前は中山 春(なかやま はる)20歳参加理由は父親からの暴力を受けストレスが溜りそれを発散したいからと言っていた次に純の番が回ってきた純の自己紹介が終り次は荷物の中身を調べることになった昴が荷物の入っているリュックのファスナーを開けリュックを逆にすると荷物が全て落ちてきた中身は銃一丁、ナイフが1つ、変な機械が1つと説明書が入っていた
昴は説明書を手に取ると声に出して読み始めた
「銃の説明……この銃は鬼のロボットを一発で破壊する威力あり。しかし弾は五発のみ
機械の説明……この機械は他のチームの残り人数を調べられる機能、残り時間を表示する機能、主催者からのメッセージを聞く事を出来る機能と鬼のロボットが300㍍以内に近ずいて来た時に警告音が鳴る機能がある
尚この島のあちらこちらに逃げるのを手助けをする道具がある……だって」
昴が話し終わった途端機械からピーピーピーと言う音が聞こえてきた
三人の顔色は真っ青になった
「急げ、二人ともナイフ持って逃げろ」
純、春はナイフを手に取った昴は機械をズボンのポケットに入れリュックを肩に背負い銃を右手に握りしめると急いで洞窟を出た
三人は必死に走っているが警告音は鳴りやまない
すると、純は石につまずき転んでしまったそれも運の尽きすぐ後ろには鬼のロボットが右手に剣を握りしめ純に襲いかかった
ロボットが右腕を振り上げおもいっきり振り下ろした……
間一髪純はぎりぎりで避け走り出した。あと一秒避けるのが遅かったらどうなっていたがロボットが剣を振り下ろした所の地面が物語っている
純は必死に走りった(追い付かれたら殺される)その言葉が純の頭の中を駆け巡っていた
純は陸上部ともあって昴と春に追い付いた
三人は岩陰に隠れロボットが来るか見ていた………
しかし純達を見失ったロボットは追い掛けてこなかった
「ハァ、ハァ…ロボット達は俺達を殺す気だよ…」
純は涙と汗で濡れている顔を吹きながら弱音を吐いた
「確かにな……腹減ったな食べ物でも探そうぜ」
と、昴はお腹を擦りながら言った
こうして、三人は夕御飯を探しに行った
こんばんは、小説読みました。
まず句読点はちゃんと打った方がいいです。そっちの方が断然読み易いですから。
内容についてですが、無人島での鬼ごっこというのはスリルがあって良いと思います。
ただ、話全体に現実味が無いです。
おこずかいがなくなったからといって、何の疑いもなく即決してゲームに参加するでしょうか?
ロボットに殺されかけた直後に、よし飯を食おう!…という気持ちに果たしてなるでしょうか?
小説はもちろん空想ですが、人間の感覚を無視すると現実味にかける内容になってしまいます。
素材は良いので、書く時に「これでいいかな?」という事をちょっと頭に留めてみて下さい。
純達はご飯を探しながら歩いていた。だが、森には何も無くただ疲れが溜るだけだった。
すると、急に純が口を開いた
「ねぇ、昴何で急にご飯食べようって言ったの?」
昴は後ろから付いてくる純に向き答えた
「えっ?賛成なんじゃないのか?」
純が答える
「賛成は賛成だけど……何で急にご飯食べようって思い付いたのかなって思って」
「恐怖心が少しは無くなるかなって思って」
昴は自分なりに純の恐怖心が無くなるように考えたようだ。
だか、あまり効果は無かった様だ
話をしながら歩いていると春が木の上に指をさし叫んだ
「ねぇ、二人ともあれ見て」
昴と純は話を止め春が指をさす方を見た。
そこには、宝箱の様な物が枝と枝の間に挟まっていた
「よく、見付けられたな……」
昴のこの言葉に春は高々しく答えた
「視力だけは良いのよ私」
(何か分担分け出来そうだな……)
昴がそう思ってると春は木を登り始めた
「気を付けて……」
純が春に心配そうな顔をすると、春はにっこりと笑い黙々と登り続けた
春は宝箱のある所までついたようだ。
春は短い手を一生懸命伸ばし宝箱を枝と枝の間から取り出そうとするが、後1センチという所で届かない……
そして、春は少し間を置き「えいっ!」っと、言う叫び声と共におもいっきり手を伸ばした。
「やったー!取れたー」
春は喜んだ。純はそのはしゃぎ様を聞いて木の近くまで近寄った。
「春さん、宝箱を落として下さい、その、方が降りやすいでしょ」
春はコクンと頷いて純めがけて宝箱を軽く落とした……。
純は落ちてくる宝箱をがっちりと両手でキャッチした。
「今、降りるね」
春はゆっくりと木から降りてきた
そして、純が見張りをしている昴を呼び戻した。
昴が戻ってきた所で純が宝箱を開けた………中身はちょっとした食糧と手榴弾が一個入っていた
「おっ、パンが3つに……木の実か?」
昴が二人にパンを1つずつと木の実を二つずつ配った
「いただきま~す」
三人で声を合わせ食事が始まった
三人の食事が終わり、睡眠を取る事にした。
だが、純達が居る場所は睡眠を取れるほど安全な場所じゃなかった。
そこで、三人は睡眠を取れる様な場所探す事にした。
……一時間後……
三人は食事を取った場所から三キロほど離れた場所に人が二人ほど入れる洞窟を見付けた。
三人は暫く相談し二時間の交代制で見張りを付ける事にした。
最初の見張りは純だ。
春と昴が睡眠に着いた頃、純はリュックから機械を取りだし他のチームの残りチームを確認した
「まだ、誰も脱落してないようだな……」
残り人数を確認し終えて機械をリュックにしまい見張りを続けた……
朝日が上る頃、砂場で女の悲鳴や男の怒声が飛び交っていた。
「逃げろ!真離那(まりな)コイツは任せろ」
この男は嘩罹矢(かりや)だ。
嘩罹矢は鉄の棒を持って一体のロボットと戦っていた
「分かったは、でも、周治は……」
この女は真離那だ。
真離那はロボットを恐れ逃げ回っていた。
だが、嘩罹矢の一言で森に走って行った……
「ちっくしょう……あんな、課題を与えやがって……」
嘩罹矢の言う課題とは主催者から全チームに一日に一体ロボットを破壊しなければ脱落と言う内容だった。
嘩罹矢は覚悟を決めて鉄の棒をおもいっきり握りしめロボットめがけて走って行く。
「うおおおおお」
ガキッ!!
嘩罹矢の持つ鉄の棒とロボットの持つ剣がぶつかり合い火花が飛び散った。
ロボットはそのまま、剣を嘩罹矢目がけて振り降ろした
「や、やべぇ」
嘩罹矢は死を覚悟し目を瞑った……と、その時、銃声と共にロボットが倒れた
嘩罹矢は驚きながら目を開けた。
すると、森の中から一人の男と真離那が出てきた。
「真離那…周治……」
「弾が一発無くなっちまったじゃないか」
この男は周治だ。
嘩罹矢は周治に駆け寄り腕を掴んだ。
「生きてたのか……お前……」
「当たり前だ……だが、左手が負傷しちまった」
周治は嘩罹矢の腕を外し右手で左腕を押さえた。
一時間前、他のチームに撃たれたようだ。
周治は形相を変え目的を嘩罹矢と真離那に言った。
「これから、あのチームを見付けてぶっ潰そうぜ」
嘩罹矢、真離那、周治は肩を組み、気合いを入れて森の中に入って行った。
一方、純達のチームは主催者からの課題に苦戦していた
「だから~っ、罠を張ってロボットが動け無くなった所を襲うんだ」
昴が怒鳴る
「でも、何処に材料があるんだよ」
純が猛反論する
すると、いきなり春が二人を止め喋りだした
「私に提案がある」
春は提案があると言いジャンバーの内ポケットから何かを取り出した。
「何だ、それ?」
昴が問掛ける
「これは、小型地雷よ」
「じ、地雷!?」
純と昴は声を合わせて驚いた。
「私は武器や罠などの機械を作る職人だったの……これは、私の最後から二番目の作品よ」
春は少し歩き小型地雷を地面に置いた
「この、地雷は小型だけど威力は普通の地雷の五倍はあるは、後はロボットをこの上に通せばいいだけ」
「その、囮役を俺達がやればいいんだな」
昴が春に言うと春は一回頷いて続けた
「一人が囮をやって残りの二人で私の持ってる小さい綱でロボットの足を引っ掛けて地雷の上に転ばすのよ」
春が言い終わると機械から警告音が鳴った。
それを聞き昴が走り出した。
「俺が囮役をやる。後は任せたぞ」
昴が走って行くと春はすぐに地雷は地面に埋めた。
「上手く行くと良いけど…」
春は心配そうに呟いた。
それを聞いた純は春に駆け寄り上手く行くと言い聞かせた。
そして、春は、地雷がある所に目印の枝を立て、地面に置いてあった縄を拾った。
縄の片方を純に持たせ右側にある木に隠れた
「さぁ、純君早く隠れて、そろそろロボットと昴君が来るわよ」
純は頷き急いで左側にある木に隠れた。
五分位立った頃誰かが走る音とガシャン、ガシャンと言う機械音が聞こえてきた。
春は純に合図をしロボットが来るのを構えた。
森の中から昴を追い掛けるロボットとがやって来る。
「へっ、捕まえてみやがれヘボロボット」
昴はたっている枝が地雷がある所の目印だとすぐ分かり枝めがけて走って行き、枝の前でジャンプした。
昴は上手く着地した。
そして、すぐ純と春は縄を引っ張った。
ロボットはそれに引っ掛かり倒れ、その場所で大きな爆発が起きた
昴は爆風によって少し飛ばされた。
「昴、大丈夫?」
純が昴に駆け寄る。
昴は純の肩を借りよろよろと立ち上がりロボットの様子を見た。
「また、立ち上がるわ」
春は落ちている木の棒を取り構えた。
春が言った通りロボットは立ち上がり周りをキョロキョロと見回した。
春はロボットめがけて走って行く。
「とどめよ!」
春はロボットの頭をおもいっきり叩き付けた。
そして、ロボットの頭は潰れ倒れていった。
「やったっ!」
春は木の棒を落とし喜んだ。
「春、純、そろそろ爆発にきずいたチームが来るはずだ。他の所に移動するぞ」
昴がそう言うと春と純は頷いた。
三人が暫く歩いていると何やら騒ぎがあるようだ。
「何かしら?」
春は不思議に思い木に隠れながら様子をうかがった。
すると、春は純と昴に手招きをした。
純と昴は春の所に走って行き騒がしい所を見てみた。
なんと、そこには二つのチームが殺し合いをしていたのだ
争いをしているチームは嘩罹矢が率いるチームと男一人、女二人のチームだった。
周治が男の頭に銃口を向けていた。
「さっきはよくもやってくれたな。おかけで左腕が動かねぇ」
周治は引き金を少し引いていた。
「や、やめてくれぇ、何でもするからよぉ」
男は泣きながら周治にすがりつく。
だが、周治は男を蹴り飛ばした。
「うるせぇ、さっきまでの威勢は何だ?えぇ、何でもするなら俺に死んで詫びろ」
「止めてくれえええぇぇ」
パン………
男は頭に風穴が開き血を吹き出しながら死んで行った。
それを見た春は悲鳴をあげそうになったが昴に口を塞がれた。
「今バレたらやばい行くぞ」
三人がその場から離れようとしたが不覚にも純が木の枝を踏み音を立ててしまった。
「誰だっ!?」
周治が銃を構え純達の所に振り向いた。
昴が慌てて質問をした。
「あ……いや…その銃何処で手に入れたのかなぁって……ハハ」
周治はフッと笑い銃を降ろした。
「手ぇ組まねえか?」
三人はこの急な言葉に驚いた。
「……手を組む?」
純が呆然とし問掛ける。
周治が飽きれ顔で喋りだした。
「だから~っ見たんだろ今の……それとも、手組まないで死ぬか?」
いきなり周治は銃を純に向けた
純達は慌てて手を振った。
「い、いや組むから、銃を降ろせ」
「へっ、今のは冗談だよ」
純は一気に肩の力が抜けた。
周治の元に真離那と嘩罹矢が集まってきた。
「嘩罹矢、真離那後の二人は?」
周治の質問に嘩罹矢が答える。
「逃げられた……で、この三人は?」
嘩罹矢が警戒の目で純達を見た。
純は嘩罹矢の目つきを見て恐怖心がMAXになった。
「おいおい、嘩罹矢こいつらは敵じゃない。そんな、目で見るな。……すまないね。こいつはこういう性格で」
昴がはぁと答えた。
「まぁ、名前も分からないから自己紹介でもするか」
こうして六人は安全な所を探しながら自己紹介をすることになった
六人とも自己紹介が終わり安全な場所も見付かった。
そして、昼御飯を探すことになった。
「各チームの男一人、女一人は昼御飯を探しに出て、残りの奴はここで昼御飯を探しに出た奴の帰りを待つ……これでいいな」
「あぁ」
周治の提案に全員が賛成した。
昼御飯を探しに行くのは昴、春、嘩罹矢、真離那となった。
四人が昼御飯を探しに出て行った。
純と周治が二人きりになった。
純は何か話題を出して話をしようと思ったが中々話題が出てこない、すると、周治が腰から銃を取り出した。
純は銃を見て喋りだした。
「あ、あの~、その銃は何処から手に入れたんですか?」
周治はロボットが来ないか辺りを見回しながら答えた。
「これか?これは宝箱見たいのに入ってた」
周治の答えに納得した純を見て周治は続けた。
「君……純は何でこのゲームに参加したの?」
周治のこの質問に純は答えた。
「おこずかいが無くなったからだけど…」
周治は何かを悟ったように言った。
「それだけじゃないでしょ……正直に言ってくれ俺は隠し事が嫌いだ」
純は少し驚きふぅっとため息をついて答えた。
「個人情報と思うけど……いっか…」
純は悲しそうにもう一つの参加理由を話し始めた。
「実は……僕の両親は本当の両親じゃないんだ」
「!?……それで?」
純は話を続ける。
「それで、僕には弟が二人居るんだ。その弟に両親は毎日のように暴力をふるうんだ」
「お前が止めればいいじゃないか」
周治のこのアドバイスに純は首を横に振り続けた。
「僕が首を突っ込めば弟を殺すって言われたんだ…勿論、警察に言ってもね。だからっこのゲームの事を聞いて怪しいから断ろうと思ったけど……いいチャンスだったんだ…」
純は此処まで言うと泣き出した。
そして、周治が純を抱きしめた。
だが、純は泣きながら続けた。
「このゲームに勝つんだ…グス、グス、勝って、弟を達と他の所に住むんだ!」
周治はギュッと強く抱きしめて慰めた。
「分かったから、もう、泣くな…聞いた俺が悪かった…」
周治はにっこりと笑いポケットにしまっておいたハンカチを取りだし純の涙を拭った。
純は周治にお礼を言い近くにある岩に座り四人の帰りを待った
純と周治は何時間も待ったが昴達が帰ってくる気配は無かった。
純はしびれを切らし立ち上がる。
「もう、我慢できない……探してくる」
そう言い純が歩き出したが、それを周治が止める。
「もう少し待て、戻って来るかもしれないだろ」
周治がそう言った瞬間何処で爆発の音がした。
「!?この爆発……きっと昴達だよ!」
純はとっさに立ち上がり爆発のした方向に走って行った。
周治は一回笑みを浮かべ純を追い掛けた。
「おーーい、昴ーー、春ーー、居たら返事してくれー」
純は喉をからせながら昴と春を呼んだ。
だが、返事はない、純はどんどん心配になっていった。
その時、純は後ろから銃を突き付けられた。
純は額に汗を浮かべ、震え声で言う
「何のつもり?……周治さん…」
周治はケタケタと笑い答えた。
「何のつもり?ハハッライバルを減らすだけさ」
周治は銃の引き金を引いた
カチッ
周治の持っている銃の弾はもう無かった。
だが、周治は何度も引き金を引いた。
「くそっ、この役たたづめ」
純は隙を見て周治から離れた。
「この……裏切り者」
純は周治に向かって怒鳴った。
周治は純を睨みながら歩いてきた。
「ハッ、うるせぇんだよ。これはサバイバルだぞ!何があってもおかしくないだろ」
さっきまでの周治とは別人のように口調が変わった。
だが、純は怯んだら負けと思い強気に喋り出す。
「さっきは優しくしてくれただろ」
周治は嘲笑いながら答える。
「信用させる為だよ…弟の事は心配しなくて済むぜ……お前は此処で死ぬんだからな!」
周治が純に殴り掛ろうとした時、何者かが木陰から周治を鉄の棒で殴り突けた。
「がぁっ、誰だ!?」
その正体は昴だった。
昴はもう一発周治の後頭部を殴り突けた。
「うっ……」
周治は気を失いその場に倒れていった。
純は周治が倒れたのを見るや否や周治に駆け寄りお腹に一発蹴りを入れた。
「この、裏切り者」
昴を良く見ると血まみれだった。
純はそれを見て昴に慌てて昴に言う。
「昴その血は?……あと、春は何処?」
昴は鉄の棒を捨てると急に地面に膝をついた。
純はとっさに昴を支えた。
「すまない純、春はもう少ししたら来るはずだ。この血は…へへっ…嘩罹矢と真離那が裏切ってな…俺は嘩罹矢とやったがこの様だ。なんとか、鉄の棒を盗んで来れた位だな」
昴は申し訳無さそうに事情を説明した。
すると、森の奥から春が走って来た。
「二人共ーー逃げてーロボットよー」
純はそれを聞き慌てて春から縄を貰い木に周治を縛り付けた。
「これで、ロボットは先ず周治を狙うと思うから」
春と純は昴に肩を貸しロボットの来る反対方向に逃げていった。
そのあと、周治がどうなったかは言うまでもない……
嘩罹矢は真離那から肩を貸してもらい森の中を歩いていた。
だが、暫く歩いた所で嘩罹矢が真離那に止まるように言った。
「大丈夫?嘩罹矢」
「あぁ、ちょっと邪魔者を消させてもらおうか」
真離那は嘩罹矢の言葉の意味が分からず、何も言わず立ち止まっていたが嘩罹矢に質問をした。
「邪魔者を消すって…昴?」
嘩罹矢は急に両手で真離那の首を絞めた。
「邪魔者はお前だよ。真離那!お前が居たら足手まといになって、本気で戦えないんだよ。」
真離那は薄れ行く意識の中で必死に抵抗しようとするが間も無く真離那は死んでしまった。
嘩罹矢は真離那が死んだのを確認すると荷物を奪い死体を放り投げた。
「覚えてろ昴!必ず俺が殺してやる!」
今にも嘩罹矢の体からどす黒いオーラが出て来そうな雰囲気だった。
そして、嘩罹矢は己の勘を頼りに昴を探し始めた。
純達はお昼ご飯を食べながら体を休めていた。
すると、機械から受信音が流れてきた。
春はリュックから機械を取りだし真ん中のボタンを押しながら言った。
「よく、聞こえる受信音ね」
ザザッと言う音の後に男性の声が聞こえてきた。
「今日の課題をクリアしたようだな……明日の課題を伝えておこう、明日の課題はこの島の中に3つ金色に光る宝箱がある。それを1つ見付けて中にある有るものをゲットすればいい。見付けきれなければ脱落だ」
言い終わると声が聞こえなくなった。
純達はそれを聞き顔が真っ青になった。
「3つって事は……必ず二つのチームは必ず脱落するって事だよね」
純が弱きに言う。
それを励ますかのように昴が純に言った。
「大丈夫だよ!3つあるんだろ?それで充分だ。必ず見付けられる」
それを聞き純は少し自信を取り戻した。
純達は昼御飯を食べ終えたがその場から動かなかった。
時は五分前急に昴の具合いが悪くなり動けなくなったのだ。
「大丈夫?昴」
春が近くの池で純の上着を濡らし昴のおでこに置いた。
「すまない……俺って役立たずだな…」
昴はきつい体を起こそうとしながら春に謝った。
春は「無理しないで」と、言いながら昴をまた横にした。
純が両手に何かを持ち走って来た。
そして、昴の横に座り果実の沢山詰まった木の実を昴の口に入れた。
「さぁ、これ食べて」
昴は純から木の実を貰い食べていた。
すると、機械から警告音が鳴り出した。
「!?くそっ、こんな時に」
純が昴を起こし走り出した。
その後を春が追った。
春が走りながら後ろを振り向いた。
後ろにはロボットが追い付いてきていた。
「純まずいわよ。すぐ後ろまで追い付いてるわ」
この言葉を聞き純はますます焦った。
「くそっ、このまま終わってたまるか」
純は昴の腰から銃を取りだしロボットの方を向いた。
「これでも喰らえ!」
ドン!
純の放った銃弾はロボットに命中した。
弾の当たった所からジリジリと電気が走った。
そして、ロボットは爆発した。
純達は爆風に巻き込まれ吹っ飛ばされた。
「ぐっ…二人とも大丈夫?」
純が昴と春に問掛けた。
「ええ、何とか」
春がヨロヨロと起き上がりながら純に言った。
昴は驚きながら立ち上がった。
「具合いが治った…」
昴は役立たずにならなくて済んだことを喜んだ。
「昴が1番嫌なことは役立たずになる事みたいだね」
純が言うと三人で笑いあった。
その後は何事も無く二日目が終わった
3日目の朝純は一人で湖の近くでボーッとしていた。
すると、後ろから声がした。
純は声のした方を振り向いた。
そこには春が立っていた。春は徐々に純の所へ歩いてくる。
「一人で悩み事?」
春は純の隣に座り湖に石を投げた。
「いや……ちょっとね…」
純は苦笑いをしながら春に言った。
「そう、なら良いけど」
春がそう答えた後二人とも喋らず沈黙が訪れた。
不意に純が喋りだした。
「このゲームの目的ってなんなのかなぁ?」
春はこの質問に戸惑いながら答えた。
「良くは分からないけど1つこの様なゲームの事聞いたことあるわ」
「どんなの?」
春は少し間を置き自分の知っていることを話し始めた。
「マフィアのボス達が集まる賭け!?」
純が春に聞き返す。
「えぇ、マフィアのボスがあらかじめ一般人で生き残りそうな人を選びお金を賭けるの、そして、一般人に金をあげると騙し無人島へ連れていくの、そこで行われるのは殺し合いよ。例え生き残ってもマフィアが送っておいた殺し屋に殺されるのがオチよ。そして、賭けに勝った人がお金を持っていくの」
純は徐々に顔色が悪くなっていった。
「このゲームに似てるんじゃない?」
「ええ、でも大丈夫よ。ねっ!」
純はこのゲームがそうでわ無いようにと祈る事しか出来なかった。
すると、ワッと純は何者かに脅かされ飛びはねた。
犯人は昴であった。
「お二人さんデートかい?こんな無人島で」
昴は嫌味ったらしい目で純と春言った。
純はそれを真っ向から否定した。
「ち、違うよ!春からある賭けの話を聞いてただけだ」
昴は訳が分からず首を傾げた。
そして、純が春を説得し春が嫌々ながら昴に純に話したゲームの話をした。
全体の評価
発想やセンスはかなりいい線を行っていると思います。文体としても嫌味がなく、
万人に広く受け入れらると思いますよ。執筆で最も重要な『著者が楽しんで書くことができている』という、いい出だしで進行しているようです。これは算数で言うところ
足し算引き算に当たります。このまま小説を書き続けるのならば、この小説を印刷して保管することをお勧めします。おかしいと思うかもしれませんが、時がたつとたいていの人はこの足し算引き算を忘れてしますものです。あなたも気をつけてください。
今のところおおむね良好で特に目立った問題点は見受けられません。もっと面白い小説が書きたいのならば、あと5年はかかります。気長に行きましょう。
例 ※カッコで囲った部分が、私が考えた文章です。質問もあり。
「ハァ……」
この大きな溜め息を吐いているのはこの小説の主人公、『坂森純』(16歳)彼は今日彼女とのデートでおこずかいを使いきったようだ。(ここで出て来る彼女は、後から絡んでくるのでしょうか?)
「金がない……今度のデートどうしよう…」
純はぶつぶつ言いながら歩いていると一人の(怪しい)男に話しかけられた
「あんたお金に困ってるのか?」
純はハッと(堅物そうな男)の顔を見た。そして直ぐに切り出す
「えっ、困ってるけど……くれるの?」
(「モチ」)(そういうキャラなのか?と意表をつくセリフ)
(棚からぼたもちとはこのことだと、思わず小躍りしそうになりながら、大いに喜んだ。)男は一回頷くと純に
(おいでぼうやと)手招きをして歩き出した(楽観的な主人公なら、このようにコミカルな言い方をするのでは?)
「付いてこい!」
純は金をタダでくれる訳はないと分かっていたが、(いいや、そんなはずはない、この人はいい人だと自分に言い聞かせて、)男の後を付いて行った
これが悪夢の始まりとも知らずに……(純はこのとき、これから起こる壮絶な悪夢を知る由もなかった)
(サスペンス劇場か!とツッコミ狙い)
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4レス 185HIT お調子者さん (♂)
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単なるつぶやき3レス 88HIT 匿名 (♀)
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相手にブレーキを踏ませたらお礼は絶対ではないか11レス 286HIT 自由なパンダさん
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相手にブレーキを踏ませたらお礼は絶対ではないか
一括ですがレスありがとうございます。 隙間なく無理やり入りお礼を…(自由なパンダさん0)
11レス 286HIT 自由なパンダさん -
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5レス 281HIT 匿名さん -
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3レス 88HIT 匿名 (♀) -
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大人になってから限界まで我慢したこと
3月くらいから、ずっとお腹の調子が悪いので ここんところ、綱渡り…(通りすがり)
1レス 119HIT 社会人さん (30代 ♀) -
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高齢者の皆さんお茶でも飲みながら🍵
ネットで調べると紅茶きのこは1970年代に話題となった健康法、とある …(自由なパンダさん2)
4レス 178HIT 亀仙人 (70代 ♂)
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