幸せは自分の中にある

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匿名さん
2024/09/14 12:51(更新日時)

幸せにはたくさんの種類がある。朝起きて伸びをした時、コップ一杯のお水を飲んだ時、仲間と笑いあっている時、おいしい食事をしている時、好きなドラマを観ている時、恋人とセックスしている時、お店の人が笑顔で話しかけてくれた時、体に痛みが全くない時、一日中何の被害にも巻き込まれなかった時。上げるとキリがないけれど、私たちには幸せな瞬間が数限りなく存在している。そしてそれらは私自身にしか分からないものなのだ。

例えば「あの人は結婚して家庭を持ち何不自由ない暮らしをしていて幸せそうだ」と思っても、実際のところ本当に幸せかどうかはその人自身にしか分からないのだ。もしかしたら子供との関係で悩んでいるかもしれないし、あるいは穏やかな日常に少し退屈しているかもしれない。いずれにしても悩みのない人間など存在しないのだ。ところが人間は自分の成し得ないことや持っていないものを持つ人を過大に評価して、その人を幸せな人物であると勝手に思い込む。

幸せにはたくさんの種類がある。だが幸せに優劣がある訳ではない。誰かのことを「〜だから幸せだ」と評するのは、幸せを比較対象として考えているからだ。おいしいドリンクを飲むことよりも結婚する方が幸せだ。そんな風に考えていると他人を羨ましく思い、嫉妬してしまう。

私たちは生きている以上、現在進行形でたくさんの幸せを享受している。しかしそのどれもが当たり前すぎて、気づいていないだけなのだ。当たり前の幸せに気づく時は、それが脅かされる時だ。自然災害や大きな事件に巻き込まれないと気づけないのは、とても不幸なことなのだ。だから日頃から感謝して、幸せはいつもそばにいることを実感する練習をしておくことが大切だ。

幸せはここにある。幸せは自分の中にあるのだ。