自己肯定感が上がった話

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名無し
2019/11/28 16:15(更新日時)

私は人の顔を見て話すことが出来ない性格でした。
人の顔を見るということはこちらの顔も見られるということで、自分の顔があまり好きではない私は自然と顔を合わせることができなくなり人と話すこと自体苦手意識が生まれてきました。

ある日同僚が「お客さんの名前はすぐに覚えたいし、自分の顔も覚えて欲しい。だからお客さんとたくさん話をする。」
と言いました。
私は考えたこともない発想だったのでとても羨ましいと感じました。

子供への理想の押し付けはいけないと思いながらも、もし子供が出来たらこんな風に考えられる前向きな子に育ってくれたらいいなとまで思うほどでした。

私はこれをきっかけに子供への理想を妄想することになります。
・人の顔を見て話ができる子
・見た目がどうであろうが自分に自信を持っている子
・打たれ強い子
・自分を大切にする子

あげ始めたらきりがありません。
これをあげている時ふと「これは子供への理想ではなく、私がなりたかった理想である」と気づきました。
自分にはこれらが欠けていると思い知った時猛烈に悲しくなりました。
私は「自分を我が子のように育てる」ことを始めました。

「我が子にして欲しいことをする」
そう考えたとき真先に浮かんだ行動は「親への連絡」でした。
自分に自信がない性格でしたから誰かにたわいのない連絡する事もとても苦手で、離れて暮らす親への連絡もほぼしてませんでした。

しかしもう後ろめたい気持ちは何もありません。私は「子供にはどんな些細なことでもすぐに話して欲しい」という気持ちがあるからです。

連絡をすると親は普通に返してくれました。親にとっては「珍しいなぁ」くらいだったでしょう。しかし私にはとっても大きな一歩でした。

「子供には人と話す時は顔を見て話して欲しい」
「出来るだけ沢山のお友達を作って欲しい」
会社では同僚と話をちゃんと顔を見て話をしました。以前は息苦しさや早く終わらせたい気持ちがありましたが、その日はどんなに話していても疲れを感じず、とても楽しく話ができました。
自分はコミュ障だと思っていたのが嘘のようでした。

私は今まで自己肯定感が低い人間だったんだと思います。
「自分を我が子のように育てる」この考えで私は生きていくことへの息苦しさを解消できたと思っています。

もし同じように自己肯定感が低いと感じてる方、自分に自信がない方がいらっしゃったら少しでも私の経験がお役に立てればいいなと思い今回投稿しました。
長文読んでくださりありがとうございますした。