【虐める】

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中学生
2017/07/26 15:43(更新日時)

虐めをする人間が全員を虐めるわけではなく、Aには信じられないような意地悪をしながら、BやCには優しかったり、親兄弟には普通だったりする場合はたくさんあります。

虐めをする人間を仮にNとします。NはBやCには普通に優しいのに、なぜAには意地悪をするのか？

AがNに嫌がらせをしたのか？
約束を守らなかったとか、金を盗んだとか…
そういう事があったのなら、それは虐められたのではなく、報復をされたという事になります。

しかしAはNに対して一切そのような事はしていないとしたら…
例えば、話し方がとろくてイライラするとか、独特の動作があってそれが目障りとか、反応が鈍くてイラッとするとか…何か実質的な危害を加えられたわけではないが、何かコイツイラッとするといういけ好かない人…

こういう事は人によって見解が異なり、「あ〜、分かる〜、そういうイラッとするヤツいるよね〜」という人もいれば、「それは虐める理由にはならないだろう、反応が鈍いとか、そんなもんは個人の性格だもん、しゃーねーだろ」という人もいます。

私はこういう事で人からイラつかれた事もあるし、逆に自分がそういう人にイラついた事もあり、どちらの立場も経験しています。
人にイラつかれた時は「そんな理不尽な…」と傷付きながら、他人の言動にイラつく理不尽な自分もいて、私は身勝手な人間なんだと思いました。

でも、同時に、人間って、自分がヤラれた時はすごい悲しくて、ヤラれた事を忘れずに恨むのだけど、自分がやってる時は、イラつかせる相手が悪いと思い込んでるから、それが虐めだなんて思いもしないのかなって…
だからみんな、虐められた経験は語りたがるけど、自分が虐めた時の事は語らない。

私はつくづく思いました。
私は被害者になった時の自分は強く心に焼き付いて、加害者になった時の自分は、♪〜(・ε・ )になる未熟な人間なのだと。
♪〜(・ε・ )というのは、気付いていない、忘れる、伏せたがるという事です。

被害者は同情され、加害者は叩かれるので、みな、被害者アピールはしたがりますが、加害者の自分を自ら語る人はいないですよね。