勉強させてもらいます

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2014/12/10 08:24(更新日時)

一人でノートをとるより
勉強内容をまとめたり把握するのが
何だかはかどるので失礼致します。

14/12/07 08:25 追記
閲覧ありがとうございます。

皆様のお陰で新しい発見や再確認ができて新鮮だったり、良い息抜きになっております。
もしお役に立ちそうなものがありましたらご活用ください。
不要な方は引き続きスルーでお願い致します。

文章は教わったことを再び自分に向けて理解するための作業ですので
意見みたいなものも誰かへの訴えではありません。
悪しからず。

No.2151133 (スレ作成日時)

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No.301

◆◆社会レベルでの予防◆◆

モラハラは社会の問題でもある。
これだけモラハラが増えている現実を前にしたら
私達は自分達の暮らしているこの社会がうまく機能しているのかどうか
それを問わなければならない。

もしそれが社会の問題なら、加害者を罰することだけでは
問題は解決しないからである。

その意味では、予防の責任を全て企業に押し付けてはいけない。
社会もモラハラを防ぐために行動を起こす必要がある。

どれほど強い人間でもモラハラに一人で立ち上がることはできない。
男女の人々が行動を起こすことが大切なのである。

そういった意味からすると、既に被害者の会や支援団体など
モラハラと戦うグループができ始めている。
日本のいくつかの企業にも職場の嫌がらせ、パワハラ、その他の人間関係の悩みに関する
社員専用相談窓口(弁護士が担当)が設けられてきている。

また、世論を形成するのも大切である。
その意味ではテレビや新聞などのマスメディアが大きな役割を果たす。
モラハラについての特別番組や特集記事を組んで
どうやったらモラハラが行われているかに気づき、行動を起こすことができるか
視聴者や読者に伝えることができる。

また自分が被害にあった時にどうやって持ちこたえたらよいか、どうやって身を守ったらよいか
専門家の意見を人々に紹介できる。
これも重要なことである。

No.302

◆◆個人レベルでの予防◆◆

状況がどうであろうと、私達は自分の言動に責任を持たなければならない。
自分のしていることが正しいことなのか常に考えなければならない。
盲目的に組織に従ってしまってはいけないのである。

人にはそれぞれ個性があって、自分の中にも相反する面があることを認識して
会社が押し付ける画一化に抵抗しなければならない。
モラハラは、個性を認めず、人間を鋳型にはめようとする考え方から生まれるものだからだ。

よって、個人レベルでモラハラを予防するには
まず一緒にいる相手を理解するところから始める必要がある。

この人はどんな人なのだろう?
どんな風に考えて、どんな風に行動する人なのだろう?
そうやって相手を理解しようと努めれば、二人の間で何か問題が起こった時に
「悪いのはいつも相手の方だ」とは考えなくなるだろう。
だが、相手を尊重するのはそれほど簡単なことではない。
そのためには、自分を大切にし、自分を好きになることから始めなければならないからである。

そういったことからすると、モラハラの予防はまず学校で始められるべきだろう。

心理学者アリス・ミラー『政府の責任者に宛てた公開状』より
「子供というのは、大人をモデルにして学ぶものです。
したがって、子供達に暴力をふるったり、子供達を辱めたりしたら、
それはまさに子供達に教えたくないことを教えていることになります。
暴力とネグレクトと偽善を教えているのです。
また、自分の身を守ることを教えているつもりで、
実は殻に閉じこもらせているだけのこともあります。
それから、子供が成長してからも、
私達は相手を信頼して、変わっていく手助けをするのではなく、
相手を抑えつけて、無理に変わらせようとします。
責任ある大人として相手を尊重するのではなく、まだしつけの必要な子供のように扱うのです。
けれども、人から抑えつけられて、恐怖を感じている時、何かを学ぶことなどできません」

No.303

私達はまず学校で相手を尊重することを教えなければならない。
相手を尊重すれば、相手もまた私達を尊重してくれるだろうからである。

とは言え、中には決してそういったことを期待してはならない相手もいる。
「自己愛的な変質者」である。
この人達は誰かを尊重しようなどとは決して思わない。
自分の行為を反省する気持ちもない。

よって、モラハラを予防しようと思ったら、本人の自覚を待つのではなく
被害者や周りの人々が積極的に声を上げて、その人物の「変質性」を告発しなければならない。

それに関して、モラハラを防ぐための個人の責任は
被害者は自分がどんな被害を受けたのか社会に発言していくことである。
また弁護士や精神科医などの専門家達は、モラハラの問題を社会に説明していかなければならない。
モラハラを許している企業を変えていくだけでなく
社会全体を変えていかなければならないのである。

最後にモラハラを防ぐのに大切なことは、良心に反することには「NO!」と言うことである。
自分にとって大事なことを見極め、自分の価値観に照らし合わせて
それに反することには「NO!」と言う。
それは自分を大切にすることでもある。
良心は人間にとって重要な財産だからだ。
また、健全な精神を保つためには欠かせないものである。

健全な精神を持って、良心に反することを拒否すれば
モラハラなど起こりようがないのだ。

No.304

◆◆モラル・ハラスメントの状況にどう対応すれば良いか◆◆

実際にモラハラが起こってしまった場合はどうすれば良いか。

前述の通り、まずはどんなタイプのモラハラなのか、きちんと見分けることである。
それによって、対応の仕方は全く変わってくる。
組織に問題があったり、経営管理の問題から来ているのなら
対応の仕方は企業の経営者や幹部達と一緒に考えなければならない。
加害者に精神病的な傾向があるなら、まずは産業医に判断してもらうべきである。
産業医は診断の上、必要があれば専門家のもとに加害者を送るだろう。

かと言って、全てのケースはそれぞれ個別に扱わなければならないことではないし
加害者は必ず精神科医のもとに送らなければならないわけでもない。

そういったこととは別に、モラハラに正しく対応するためには
「相談」と「調停」を分けて考えることも必要である。
被害を受けた人が相談に来たら、まずは話を聞いて
その苦しみを理解してあげなければならない。
それがモラハラによるものだとはっきりしたら
そこで初めて「第三者の仲介や調停を受けたらどうか?」と被害者に勧めるのである。

仲介や調停を要請する先は、モラハラのタイプによって違ってくる。
・労働環境や労働条件に関することなら、労働監督局に仲介を要請する。
・個人的な問題の場合は、その問題を解決するのに相応しい人や機関に調停を依頼する。

No.305

また、モラハラに対して一番効果のあるやり方をしようと思ったら
暴力が始まってどのくらい時間が経つのか
暴力の程度はどのくらいに達しているのか
それを見極めることも大切である。
モラハラが最近始まったのか、何年も経つのかで
対応の仕方はまた変わってくるからである。

誰からモラハラを受けているかによっても、対応の仕方は違ってくる。
同僚からの水平型のモラハラの場合、双方の話を聞いて話し合いをさせるのが一番である。

上司からの垂直型のモラハラの場合は
その上司がそのようにふるわなければならなかった理由が組織側にないか確かめる必要がある。
組織側に問題があるとわかったら、上層部レベルで解決しなければならない。

経営管理の方法が「変質的」で部下を傷つけるようなものであれば
集団で行動を起こすのが一番効果が上がるだろう。

そういった対応を頭に入れた上で対処していくわけだが
現実の問題はそれほど典型的な形であらわれるわけではない。

そこで、まず状況をよく見極め、ただ起こった出来事を見るのではなく
そこに至るまでの原因を遡って理解する必要がある。
被害者から相談があったら、最初の内は特に
これは何々のタイプのモラハラだと決め付けない方がいい。
まずは当事者達がどんな風に悩み、また苦しんだのか
よく話を聞いて、人間関係の問題として考えるべきである。

被害者や加害者が会社全体でどんな関係にあるのか
そういった問題も考慮に入れることが大切である。

例えば、二人が敵対関係にある派閥に属していた場合
被害者の言うことばかり聞いて、全体の状況を見るのを忘れていたら
争いの火種を大きくすることにもなりかねない。
相手を陥れようという陰謀のもとに
加害者が被害者のふりをするのを阻止するためにも
こういったことには注意が必要である。

No.306

◆モラル・ハラスメントを受けたらどうすれば良いか◆

前述の通りモラハラを受けている人は、なかなか自分の身を守ることができない。
誰かに相談することもできないまま加害者に支配されているので
状況そのものを理解することができないからである。

状況を理解して、自分が攻撃を受けているのだと気づいた時には
それぞれの性格に従ってこの状況に反応する。
その反応がモラハラから身を守るのに一番いいやり方であることは滅多にない。
そこで、被害者には人の助けが必要になってくるのである。

モラハラを受けていることに気づいたら
まずは慎重になってなるべくミスを犯さないようにすることである。
ミスを犯したら加害者を喜ばせるだけだ。

その上で、できるだけ早く社内の人間に相談することである。
その人間は社内の地位からモラハラの状況を変えるだけの力を持っている人が望ましい。
幹部の一人か、人的資源部長であれば最適だろう。

しかし、一般にモラハラの被害を受けたひとは、そのことを上層部に話さないことが多い。
状況が悪化したり、仕返しを心配してしまうからである。
だが、自分が被害を受けたと思ったら積極的に相談にいくべきである。
これからはそういったケースが増えてくるだろう。

企業の幹部や人的資源部長が被害者の話を聞いてモラハラの状況をやめさせてもらうためには
何が起こったのかはっきりと伝えて、事実と主観を一緒にしないことが大切である。
この点については話を聞く方も同じである。

また、被害を受けていると思ったら、何よりも「自己評価」を良好に保って
自信を失わないようにすることが大切である。
加害者から受けた軽蔑や中傷の言葉をそのまま自分に向けてはいけない。

そのためには、自分が経験したことを同僚に話すことも必要である。
職場の人達と連帯を深めることにも役立つ。
職場の人達とはお互いに悩みを話して、助け合う関係をつくらなければならない。
モラハラから身を守るためには、まず孤立しないこと、孤立させられないことが重要だからだ。

ここで同僚の助けも得られず、気分がひたすら落ち込んでいくようなら
医者にかかるか、場合によっては精神科医に相談することもためらってはいけない。

No.307

しかし、モラハラは証拠を集めるのが難しい。
そこで被害者が外部に訴えようと思ったら、モラハラを理由にするのではなく
「労働者の権利の侵害」を理由にして訴える方法もある。
加害者は必ず権利の侵害をするし、そうやって問題がしぼられていれば、処罰も容易だからだ。

また、あくまでもモラハラを理由として訴えたければ
そう思った時からいつもノートを持ち歩いて、起こったことを書き記すと良い。
できればページに番号を打って、日付順に、時間順に
どんな嫌がらせを受けたのか、どんなひどい言葉を言われたのか
一緒にいた人の名前なども詳しく書き記していくのである。

これは問題が訴訟に持ち込まれた時、事実関係を審議するための
重要な手がかりとなる。
被害者もこうして起こった出来事を書き留めておくと
自分がどれほどひどいことをされたのか現実をはっきり認識する手助けになる。

問題がどうしても解決しなければ、社外の専門家に調停を頼む方が
被害者、加害者の双方にとって得策だということになる。

それでも解決しなければ、おそらく最後には司法に訴えるしかないだろう。

No.308

▼お礼を言う▼


▽ストレートな気持ち▽

感謝の気持ちを伝えるなら「すみません」より「ありがとう」を。
謝罪の意味を含む「すみません」よりストレートにお礼の気持ちが伝わります。


▽何度でも▽

「ありがとう」は何度言ってもOKだし、なるべく早く伝えたいもの。
口にすればするほど、自分自身も、周りの人も気持ちよくなれる魔法の言葉なのです。
もし、お礼のタイミングが遅くなってしまっても、必ず言うようにしましょう。
そんなときは「遅くなってしまったけど」と添えて。


▽気持ちを正直に▽

感想を素直に伝えるのも大事。
「社長、おいしかったです。ありがとうございました!」

相手に合わせて
「ありがとうございます」
「ありがとう」
とラフさ加減を調節。


▽名前を言う▽

「ありがとうございました。
〇〇さんに選んでいただいたから大事にします」
と、あえて名前を付け加えることで大胆に相手への好意を伝えることもできます。


▽文字をプラス▽

贈り物をもらったり、ごちそうになったら、直接の話し言葉に加えて
文章でお礼を言うのもすてき。
メールなら”すぐに”というタイミングでのお礼の気持ち
手紙なら”ていねいさ”という感謝の気持ちが伝わります。


▽こんな言葉はNG▽

お礼を言われたら「いいえ!」などと謙遜する人もいます。
でも「喜んでもらえてうれしいな!」
「またおいしいもの食べに行こうね」
「どういたしまして!」
と”ハッピー返し”が言えたら楽しい。

「これと似たの持ってる」
「高かったでしょ」
「どこで買ったの?」は
「ありがとう」の前に言うと、相手をがっかりさせてしまいます。

相手への気遣いから「こんなにしてくれなくてもよかったのに」
なんて思わず言ってしまったら
「でも、とってもうれしい!」と付け加えましょう。

No.309

▼あいさつ▼


▽あいさつはそっと▽

あいさつは、相手の心をノックすること。
やさしく、そっとノックしましょう。
荒々しいと、心を開いてくれないかも。


▽いつでもあいさつ▽

”小さなあいさつ”を大事にする。
オフィスではこまめなあいさつで好感度アップ。

「行ってまいります」
「お気をつけて」


▽あいさつは先に▽

自分から”先手必勝!”が上手なあいさつのコツ。
たとえば、廊下などで遠方からやってくる相手に気づいたときは、まず会釈。


▽あいさつが目的▽

偶然会った相手に対して”声をかけても話すことないし…”と思ったことはありませんか?
でも実はあいさつをすることが目的。
会話はなりゆきにまかせてみましょう。


▽個人名を添えて▽

「〇〇さん、おはよう」


▽プラスαの効果①▽

プラスのひとことを添えましょう。

×「おはよう」
〇「おはよう、雨やんだね」


▽プラスαの効果②▽

目を見て、笑顔で、語尾は弱めに


▽明るく▽

相手に「おはよう」と明るく返してもらうには、あなたが「おはよう!」と明るく言うのがいちばん。
弾んだ声で、高い音を作って、口を開けて、笑顔で。


▽少し大きめな声▽

声の大きさは相手より、ほんの少し大きな声で。
あまりに大きいと、相手を驚かせてしまったり、
周囲から注目されて恥ずかしい思いをさせてしまうことも。

また、ていねいすぎるおじぎも、相手がドギマギしてしまいます。
TPOをわきまえて。


▽連れの人がいたときはカンタンに▽

相手が誰かと一緒だったときは会釈ですませるか、
あいさつをしないほうがいいかを瞬時に見極める。

あいさつをしても、話しすぎない。
すぐに切り上げる。
詮索しない。
相手をジロジロ見ない。

上司が奥さんと一緒だったら奥さんにもていねいにおじぎして、
上司を立てる言葉を添える。

「〇〇部長に、いつもご指導いただいてます」

No.310

▼話題選び▼


▽トークはプラスで▽

ファーストトークはマイナス的な話題は選ばないように。

「今日寒くていやだねー…」

うっかり言ってしまったら、すぐに明るく展開させて。

「あったかいココアでも飲もうか?」
「そうだね」


▽持ち物チェック▽

第一印象でパッと目についたところをほめる。

「〇〇くん、かっこいいTシャツ着てるね」


▽話を聞こう▽

話し上手は”聞き上手”。
相手が関心を持っていそうなことがわかったらどんどん質問しましょう。

「どこで買うの?」
「他にどんなの持ってるの?」


▽気分はレポーター▽

「このお好み焼きおいしい」だけより具体的に話すとふつうの会話が特別になります。

「キャベツがたっぷり入ってておいしーい。このソースは自家製かな。市販のより甘みが少ないね」


▽得意なこと▽

好きなことや得意なこと、とっておきの体験などを持っていると使えます。

「くわしいね!」
「お好み焼き、大好きなの。最高で五人前食べたことがあるよ」


▽情報収集▽

相手のことを事前に情報収集。
初対面の場合は、共通の話題が持てるように、
相手の趣味やライフスタイルについて情報収集をしておくとスムーズに会話が始められます。


▽その場にあるものを話題に▽

困ったときは目の前のことについての感想を話すことで間が持ちます。

「ステキなネクタイですねっ」
「ありがとうございます。妻が選んだものなんですよ」

No.311

▼話題カレンダー▼

会話に困ってしまったときは、誰にでも共通していて
すぐにやりとりできるネタを提供してみましょう。


▽2大原則▽

〇相手が決して答えに窮しないテーマ
〇相手のさらなる情報が引き出せるテーマ


▽1月▽

「バーゲンは行きましたか?」
「ご実家はどこでしたっけ?」


▽2月▽

バレンタイン
寒さ対策
風邪をひかないコツ・治す方法


▽3月▽

花粉症対策
卒業・異動など環境の変化


▽4月▽


花見
入学・入社など環境の変化


▽5月▽

ゴールデンウイーク


▽6月▽

梅雨
日焼け対策


▽7月▽

夏休みの予定
バーゲン


▽8月▽

涼しく過ごすコツ
旅行


▽9月▽

秋の行楽シーズンの過ごし方


▽10月▽

温泉
好きな食べ物について


▽11月▽


映画
お酒


▽12月▽

クリスマス
正月の過ごし方


▽その他▽

相手の年齢や性別、親しさや自分との関係性によってアレンジしてください。

食べ物、趣味、旅行、スポーツの大きな大会について
メイク、オシャレ、ファッション、ヘア、出身地ネタ(名産品、方言など)
誕生日、テレビ、映画、本、音楽、流行もの、健康やダイエット法
暮らしのちょっとしたお役立ちネタ(収納、節約術、お手軽レシピ、簡単お掃除法、リフレッシュ法など)
お店情報、オススメスポット、お天気情報、仕事のこと、今日の運勢(血液型、星座など)

No.312

▼自己アピール▼


▽名前の説明はひとひねりを▽

自分の名前の漢字、どう説明してますか?
「普通の田中です」ではなく
「田んぼの真ん中です」
などひと工夫を。


▽名前を覚えてもらうコツ▽

①名前を言う
②ひとこと自己紹介
③もう一度名前を言う

というサンドイッチ法で。


▽有名人を引き合いに▽

有名人と結びつけて話すと、名前を覚えてもらいやすくなります。
自分が関心があるジャンルの有名人を例にとれば、自分の趣味もそれとなくアピールできます。

「松木太郎です!
あの松木人志と同じです。
テレビはもちろん松ちゃんの番組を見ます!
松木太郎です!」


▽自分も参加▽

相手の話の中に自分も参加できる部分があったら、話の切れ間に
「さっきの〇〇ですが
私も同じ体験があるんですよ」
と話してみては?

親近感がわきます。


▽ひとことで片付けない▽

「明るいんです」ではなく

「この前、笑いすぎて顔の筋肉が痛くなっちゃいました」

といったエピソードを話す。


▽自慢しすぎない▽

自慢話はさらりとひとことで終わらせるか、ユーモアを交える。

「この前懸賞でDVDセットが当たったんだ!
今年の運を使い果たしちゃったかも」

など相手が不快にならない程度に。


▽演出をしよう▽

変わったものを持っていくとネタになります。
会話のテクニックに自信のない人はユニークな文房具やアクセサリー、バックなど、
小道具を準備。


▽相手の状況に合わせて▽

相手が落ち込んでいるときは自分のアピールは差し控える配慮を。

No.313

▼言葉以外でも語る▼


◇◇◇
笑顔のポイントは口角。
鏡の前で口を大きくあけて「アイウエオ」を発音したり、
口角を上げる練習をして、表情美人になる練習を。
早口言葉の練習も口元を美しく見せるのに効果的。


◇◇◇
目を見つめて話すと、相手に気持ちがより伝わります。
あいづちを打つときは”しっかり聞いている”という意思表示にもなり、効果大。
ただ、視線は窮屈に感じる人も。
ときどき、相手の服やテーブルなどに視線をそらしましょう。


◇◇◇
言葉だけでなく、うなづきや表情であいづちを打つと、さらに好感度アップ。


◇◇◇
話すスピードは、早口では聞き取りにくく、ゆっくりすぎても相手がイライラすることも。
また声のトーンが低すぎると明るさに欠け、高すぎると相手を疲れさせてしまいます。
ただし、低めのトーンは相手を説得するときには有効です。


◇◇◇
服や髪をさわったりと、話に関係のない落ち着きのない手の動きはNG。
ゆったりとした動作の方が相手に安心感を与えます。


◇◇◇
物を指し示すとき、5本の指先をそろえると、しぐさが美しく見えます。
手の動きが美しいと、優美な印象を与えられます。


◇◇◇
大勢の前で話すときは、目線はS字、Z字を描くようにすると、堂々としてかっこよく見えます。


◇◇◇
恋人同士がささやく密接な距離は14〜45cm
友人同士の会話の距離は45〜120cm


◇◇◇
質問されたり、話をふられたりしたときは、2秒数えてから答えてみましょう。
即答するより、言葉を選んで発言しているという理知的な印象にもなります。

No.314

▼あいづちの打ち方・基本ルール▼

同じあいづちばかりでは話を聞いていないように感じられます。
いくつかのパターンを覚えておくと便利です。


▽同意▽

「そうそう」
「その通り」
「そうね」
「なるほど」

関心を素直に伝える
「わあー、へー」
「さすがですね」

大きく頷くなど、ジェスチャーで「言葉にならないくらい大きな同意」を表現。

あいづちのとき、相手と目を合わせる。


▽同情▽

「ひどいね」
「お気の毒に」
「残念だね」
「それはひどい!」

「〇〇だったんだね」と相手の言葉をなぞる。


▽驚き▽

「うそ〜ありえない。まじで?」
同年代や親しい友人ならOK。
目上の人にはNG。

「すごいね!」
「まさか」
「びっくりしました」
「そそそそそんな〜!」

一度にふたつのあいづち「行ってきたんだ。よかったね!」で、
相手に気持ちがより伝わります。


▽展開▽

ときには、つっこんで
「それで?」
「それは〇〇ということ?」
「それから?」


▽疑問▽

「なぜ?」
「ということは?」
「そうかしら?」
「そんなものかな?」

相手の話のテンポや声の大きさとあいづちを合わせましょう。


▽転換▽

「そう言えば」
「ところで」
「今の話で思い出したけど」


▽NGワード▽

ネガティブ
「おいしくなかったよ」
「期待ハズレって聞いたけど」

揚げ足
「それって〇〇のことじゃない?」

先走り
「それってこうなるんだよね」

横取り
「あ、知ってる!それって…」

決め付け
「うれしかったんでしょ」

さえぎり
「ねえねえ、わたしがね」

「ていうか」
「でも」
「だけど」
「そんなこと言っても」
「だって」

No.315

▼うれしい気持ちを伝える▼


▽「私たち」で親近感▽

「今日はうれしいです」と素直に第一声で。

「私もうれしいです」
「私たち一緒ですね」
という言葉も、親近感をアップさせます。


▽感嘆句を使って▽

「ありがとう」の前に
「わあ!」
「うれしい!」
といった感動を表現する感嘆句を付け加えると、
相手もうれしくなります。


▽やっぱり笑顔▽

笑顔が大事。
笑顔をプラスしないで「うれしい」と言っても
うれしさは伝わりません。


▽感想はたくさん言って▽

「きれいですね」
「絶品ですね」
「いいお店ですね」
とよい感想をたくさん言葉にすることで、
気持ちをリアルに表現できます。


▽心を込めて▽

心から言う。
オーバーな表現を重ねるよりも、
「うれしいです」のひとことだけのほうが伝わることも。


▽タイミングを見て▽

言うタイミングも大事。
なるべく早く言うのがよいですが、
ふとした会話の間に言ってみるのも効果的。


▽「っ」▽

「とても」「すごく」程度の表現に、
「とっても」「すっごく」と小さい「っ」を入れると
喜びも2割増しに。


▽持ち物などをほめられて▽

「まあね」と適当に流したり、笑ってごまかしたりせずに
はっきりと「ありがとう」と言う。

「こんなの安物だよ」では謙遜したつもりでも、
ほめた相手に対して失礼になる。

「いいでしょ」と延々と自慢しない。

「センスのいいあなたにほめられてうれしいな」
と相手をほめ返せばワンランク上の会話上手。

No.316

▼初対面の人に話しかける▼


▽あいさつは明るく▽

明るい表情で、先に名乗って。
”旅先で知らない人に声をかける”
くらいの勇気を出して!

「これ、きれいですねー」と、
まずは目の前のことを話題にするのがコツ。


▽言葉は少なめで▽

「初めまして。そのバッグすてきですね。
私も今バッグを探してて、〇〇にすてきなショップを見つけたんです。
でも長く使うなら、ブランドものかなとも悩んでて。
〇〇さんはどんなブランドが好きですか?……」

と情報が多ければいいというものではありません。

「初めまして」のすぐ後に、
たくさんの言葉で話しかけないのも大事。
相手が情報を整理しようと構えてしまうから。


▽あいづちはふたつ▽

「へえ」+「すごいですね」
というようにあいづちをふたつ返すと、
初めて話す人とでも間がもちます。


▽観察する▽

一場面にひとつ、相手のいちばんいいところを探して、
それを取り上げて話してみて。

結果的に相手をよく観察して
理解するということにつながります。


▽質問スタイル▽

「隣に座ってもいいですか?」
「よかったら一緒に食べない?」など
「〜ですか?」
「よかったら〜しない?」
と質問スタイルで話しかけましょう。


▽姿勢▽

話しかける時の姿勢に気をつけること。
腕組み、足組みでは
相手の心を開けません。


▽元気に▽

相手の声のトーンより、やや元気めに。
すると、あなたの親しみやすさがアップします。


▽アイコンタクト▽

「すみません」と言って話しかける人がよくいます。
でも、それでは、何かクレームをつけられるのでは、と
相手を警戒させてしまうおそれも。

「突然ごめんなさい」と話しかけるときも
”目であいさつしてから”がポイント。

No.317

▼打ちとけるきっかけを作る▼


▽正直に言う▽

まだあまり親しくない人と話すとき、
「緊張してます」と
正直に口にするのも手。
お互いに構えがとれて楽になります。


▽名前を呼ぶ▽

名前を呼んで話すと親近感がわきます。


▽目の高さ▽

話すときは近づいて、相手と目の高さを合わせる。
あるいは相手よりやや低い目線で。
立っている人に座ったまま話しかけてはいけません。


▽共通点を強調する▽

共通点が多いと親しくなれます。


▽相手を肯定▽

相手の好きなものを肯定する。
また、人は自分の話を聞いてくれる人に親近感を持つもの。
聞くときは、楽しそうに。


▽簡単な話題から▽

難しい話題から入らない。
職場で仕事の話をするときも、天気などの話題で軽い準備運動。


▽同じ時間の共有▽

お茶を飲む、食べる、歌うなど
同じ行動を一緒にすることで
打ちとけるスピードが早まります。


▽ドジ話を披露▽

ドジや失敗談で人間味を感じさせちゃいましょう。


▽話題を深めていく▽

話題を次々と変えるより、相手の話をよく聞いて、
その中から質問したり、話題を広げたりするほうが、
お互いを深く理解することにつながります。


▽ちょっとお休みも▽

会話をときどき休むのが、上級テク。


▽答えやすい質問を▽

相手と打ちとけたいなら、
”すぐに答えられる質問”を用意してみて。
たとえば「ごはん食べてきましたか?」
などの当たりさわりのないものを。

反対に自分が聞かれた場合は
「はい」「いいえ」だけで答えるのではなく、
プラスのひとことを。

「おなかがすきましたよね」
「ごはん食べてきたかい?」
「食べてきました。
好物の明太子があったので、
ごはんをつい食べすぎちゃいました」

No.318

▼相手をもっとよく知るには▼


①相手が関心を持っていることで会話に誘い込む

話したそうだったらたっぷり聞いてみましょう。
根掘り葉掘り聞きすぎない。


②自分が知りたいことはまず自分が相手に話す


③好意や関心をストレートに伝えます

相手が社交的だった場合は、意外に有効。

より深く話してもらうことで、
相手の考え方や人間性が見えてきます。

偏見を持たないで自分の考え方を白紙にして、
相手の意見に耳を傾けてみましょう。

興味のないことでも質問しているうちに
新しい世界が広がります。


④相手の質問には具体的に答える

相手が質問してきた内容は、相手の話したいこと。
それを聞き返すことで相手の好みを聞きだせます。

No.319

▼トクする会話術 -お店で街で魅力的に話す- ▼

店員さんや通りがかりの人とのコミュニケーションを大事にできる人は、
”人が近寄りやすい”オーラを発散。
その習慣を身につけておくと”ここぞ”というときにナチュラルに表れます。


◇◇◇
店員さんを呼ぶときは
「すみません」よりも
「お願いします」で。


◇◇◇
小さい子どもを連れている場合は、
お店の人、周囲のお客さんに一言
「さわがしくてごめんなさい」
「ご迷惑をおかけしました」などを添えて。


◇◇◇
お店を出るときには
「ごちそうさまでした+感想(おいしかったです)OR感謝」。


◇◇◇
ショップで商品を指して「これ」、レストランでメニューを指して「これ」と言うより、
「こちらを見せてください」「こちらをお願いします」と
ていねいな言葉を使いましょう。


◇◇◇
買い物をして、店員さんから「ありがとうございました」と言われたとき
「気に入った物が選べて、こちらこそありがとうございます」
と店員さんに笑顔で返す人はすてき。


◇◇◇
「いかがですか?」といった店員さんからのアプローチを遠避けたいときは、
笑顔で「ゆっくり見たいので、決まったらお願いします」と対応を。


◇◇◇
試着後、買わないとき「着てみたらイメージと違っていて。残念です」
「ごめんなさい。他のも見たいので失礼します」と笑顔で。


◇◇◇
エレベーターの操作ボタンの近くに立った場合は、
「何階ですか?」と皆にたずねましょう。
また、ボタンを押してくれた相手には
「ありがとうございます」とお礼を。


◇◇◇
見知らぬ人が、後ろの人のために
開けた扉を押さえてくれる行為はすてきです。
誰かにそうしてもらったら
「ありがとうございます」と笑顔でお礼を。

No.320

▼プライベートなことを聞く▼


▽自分のことも話して▽

いくら打ち解けたかったり、
場を盛り上げたくても、
質問を連発するのは失礼。
合間に自分のことも話しましょう。

「一人暮らしですか?」
「どちらにお住まいですか?」
の後あるいは前には
「私は○○に子供と一緒に住んでいます。
通勤に二時間かかるのでおかげで早起きになりました」


▽いきなり質問しない▽

「ところで」
「○○さん、」
「教えていただいてもいいですか?」
「失礼だったらごめんなさい」
というように前置きをつけます。


▽詰問はNG▽

あまり大きな声で聞かない。
やわらかいトーンでたずねる。
「〜してるんですか?」と語尾はやさしく言う。
そうしないと詰問調になり、相手を不快にさせてしまいます。


▽二択で様子を見る▽

「東京に住んでいるんですか?」など
最初はイエス・ノーで答えられる形で質問し、
相手がそれ以上話さないようなら
その話題を打ち切ります。


▽あいづち▽

「やっぱり」というあいづちは避けましょう。
詮索した印象を与えてしまいます。


▽誤解も▽

あまり興味のない異性の場合、
聞きすぎてしまうと、相手が自分に対して
特別な関心を持っていると誤解されるおそれあり。


▽NGな質問▽

収入、学歴、結婚、家業、家族の有無、
女性の場合は年齢、体型、出産などの質問も
失礼になることがあるので、注意しましょう。

また「どちらの大学を卒業したのですか?」など、
「〜した(している)」ことを勝手に前提にした聞き方はしないこと。

相手が「今日は用事があって」と言った場合、
つい「何があるの?」「どんな用事?」と聞いてしまいがち。
相手が「○○があって行けないの」と言わないかぎり、
たずねない気遣いも。

「身につけているものやブランドの値段をたずねられるのはイヤ」
という女性は多いもの。
つっこみすぎには気をつけましょう。

No.321

▼相手をほめる▼


▽ほめるポイント▽

”雰囲気”
”おしゃれ”
”センス”
”言葉”なら
さほど親しくない人でも、観察すれば
ほめるポイントを見つけることができます。

”知識”
”家族”
”仕事”
”経験”
”考え方”など、
すぐにわからないことについては、
ある程度お互いのことを知ってから。


▽その人自身を▽

身につけているモノや職業をほめられるよりも、
それを「選んだ」「成し遂げた」あなたがすばらしい、というように
その人のセンスや努力などをほめられると、うれしいもの。

よく観察したり、話をよく聞いて、
変化したところ、努力しているところを見つけてほめます。

「髪型を変えてますますおしゃれになりましたね」


▽失礼にあたることも▽

目上の人をほめるのは失礼なときも。

「がんばっていらっしゃいますね」
はねぎらいの言葉。

たとえ言い方がていねいでも失礼。


▽ちょっとひねって▽

「先輩が作ってくれた料理、おいしかったです」
だけでなく
「作り方、よかったら教えてください!」
と加えたほうが、本当においしかったということが伝わります。


▽業績や仕事ぶり▽

同僚や後輩、部下が相手なら
「私はあなたのこんなところを評価している」
「すごいと思う」と感想を言う形でほめるのも一案。

相手のいい所を第三者に伝えておく秘訣も。
人づてに本人に伝わればちょっとしたサプライズに。
逆に「あの人があなたのこと、こう言ってたよ」と
マイナスの内容だと、
言われた相手のダメージは倍以上に。
伝えた人への印象も悪くなり、恨みを買ってしまうおそれも。


▽ほめすぎない▽

相手をほめる場合は、あえて一点に絞って具体的に。

「ネイルのカラーと服が合っていてすてきです」と
何がいいのかほめるのがコツ。

ほめ言葉を乱発すると、
見え透いたお世辞になって逆効果。

No.322

▼自分がほめられたら▼


▽笑顔で▽

まず「ありがとう」「もっと頑張ります」と笑顔で。
お返しのつもりで「あなたのほうがすてき」などと、
すぐ相手をほめると逆効果になることも。
いったんは相手の言葉を温めて。

上司や目上の人にほめられたら「おかげさまです」と返しましょう。
ねぎらった人もうれしい気持ちになれます。


▽会話を楽しむ▽

あまりにも正直な受け答えはNG。
「そのシャツ、いいね」とほめられて
「そう?こんなの、もうずいぶん昔のだよ」
「もう捨てようかと思ってたんだけど」
つい正直に、こんなふうに言ってしまうときがあります。

でも、いつもこういう話し方をしていると、すてきなチャンスを逃すかも知れません。


▽ほめてくれた人を立てる▽

「そんな…」「まあ…」と、言葉を濁したり、
「ぜんぜん」と謙遜しすぎはNG。

「気づいてくれてありがとうございます」
「そんなことないです。○○さんにそんなふうに言っていただくと、とても自信になります」
と、ほめてくれた人を立てる表現を覚えておくと○。


▽否定しない余裕を▽

あなたのライバルやニガテな人のことをほめられたとしても
「でも、あの人って案外…」なんて
否定的なことを言わないこと。

「違うのに…」と思っても
「うん。がんばっててすごいよね」
と言える大人になりましょう。


▽ユーモアを交えてさらりと▽

「すごーい!そのバッグ、買ったんだ!?すてき!」

「似合う?ウソでもいいから似合うって言って!(笑)」

「かっこいい時計。高かったでしょ」

「高くないよ。メチャメチャ高いだよ」
など、ユーモアを交えて答えるとイヤミになりません。


▽話題づくりのきっかけに▽

「その時計すてきね」
とほめられたら、
「○○さんも、時計を集めていらっしゃると聞いていますが」
と話題の導入にするとスマート。

No.323

▼場を盛り上げる▼


○笑いながら拍手をする
×いきなりトーンの違う話をする
○自分からバカになる
×大勢いる中でひとりだけと話す
○「飲むよりお酌のほうが得意なんです」
×「飲めないんです!」自分をハッキリ主張しすぎる
○黙っている人にも話題をふる
×会社の悪口を先頭に立って言う
○自分の失敗談を披露する
○反応を早くいつもより大きめにする
×愚痴や不満
○クイズ式の話題提供

No.324

▼上手な甘え方、頼り方▼


▽80%は頑張って▽

職場などでは
「ここまではわかるのですが、
ここから先のこの部分がわからないので、
教えていただけないでしょうか?」
という頼り方で。

「できな〜い」「わからな〜い」
という言い方はNG。

80%まで自分で頑張ってみて、
それを伝えます。
そして「できない20%」について
頼りたい気持ちを伝えます。


▽相談の形で▽

上司や先輩など目上の人に対しては
「相談」という形で甘えられるのは、
頼られている証。
相手も悪い気はしません。


▽恋人にはおねだりで▽

不満を言うのではなく、
おねだり感覚で。

「○○してほしいな」

「連絡、何でくれないの?」
ではなく
「あなたの連絡大好き」。


▽甘えることが相手を立てる▽

「わからないことがあったら言って」と言ってくれているのに、
「大丈夫です」と答えると
”かわいげがない”と思われることも。

たとえ甘える気がなくても
「よろしくお願いします」
と言っておくのが無難。

「今日はごちそうしましょう」と言われた場合も
「いいです」ではなく
「ありがとうございます、でも…」と、お礼が先。

甘えることで相手を立てる場合もあります。

No.325

▼落ち込んでいる友達を励ます▼


▽はきださせる▽

はきださせる。
共感する。

相手の気持ちを逆なでしないように。
誰かや何かを非難するのもダメ。

普通失敗した人は自分でその原因に気づいているもの。
話を降り出しに戻さないこと。


▽自分の体験談▽


▽沈黙も言葉▽

しゃべりすぎないことも大切です。
相手の心に寄り添って、
”ここにいるよ”
くらいの距離感が心地好いかも。


▽自信を取り戻させる▽

「○○ならきっと大丈夫だよ」
理由も添えたほうが、親身になってる印象を与えます。

「○○は明るくてかわいいし、○○のそういうところ大好きだなー」
ほめながら励ます。


▽叱咤激励は避ける▽

「だめだよ」
「何やってるの」
「元気出さなきゃダメじゃない」
と言った”叱咤”も逆効果になりやすいので
避けたほうが無難。

No.326

▼何かを頼む、お願いする▼


▽内容を明確に▽

「今、いい?」
「忙しいところ悪いけど」と、
相手を気遣うクッション言葉を先に。

「いつまでに」
「どういうふうに」
「何を頼みたいか」
を具体的に告げる。

最後にもう一度お詫びのひとことをプラス。
引き受けてもらったら必ずお礼を言う。

「少し短くしてください」より
「2〜3センチ切ってください」
と具体的に数字や単位などを伝えると
あとでトラブルにならずにすみます。


▽成果をほめてから▽

急いでほしいときには
「早くして」「今どのあたり?」より
「ありがとう」と成果を認めた上で、
「その調子で少し急いでもらえる?」と。

直してほしいときも
「もっと大きい字で書いてよ」ではなく
「いいね。時間かかってもいいから、大きい字で書いてもらえる?」
とやさしく。

No.327

▼引き受ける▼


「いいですけど、どうしてですか?」
こういう質問は相手に
高圧的な印象を与えてしまいます。


「自信はないけどやってみます」
ちょっと重荷だなと思ったときに使えます。
引き受けられないときは無理せず正直に。


一度引き受けたらネチネチとグチを言わない。
「お願いされてなかったら○○だったのに…」


「わかりました」
これだけでは無愛想な感じに受け取られます。
「私でよかったら…」
と一歩引いた言い方のほうが
いいときもあります。


「わかりました。
そのかわり、今度○○屋のケーキを
ご馳走してくださいね」
お願いするほうも心苦しいと感じることが多いもの。
気軽な代償を求めてあげるのもよいかも。


「YES」+「自分なりの言葉」で引き受けましょう。


「○○さんにそこまで頼まれたら、
断るわけにはいきませんよ」
お願いの内容よりも
”誰のお願い”の部分を理由にする。

No.328

▼相談したいとき▼


▽相談の方程式▽

前置きの言葉
「お忙しいところ申し訳ございません」

内容に関するひとこと
「○○のことで」

語尾は”〜していただけないでしょうか?”
「お知恵を貸していただけないでしょうか?」

あとで報告


▽使えるフレーズ▽

「よろしいでしょうか」
「教えていただきたいのですが」
「恐れ入りますが」
「お忙しいところ申し訳ないのですが」
「お時間いただいてもよろしいでしょうか」
「お知恵をお借りしたいのですが」
「突然のお願いで恐縮ですが」
「お手をわずらわせて恐縮ですが」
「ご迷惑とは思いますが」


▽TPOを見きわめる▽

内容が深刻だったり、プライベートなことだったりする場合は
時と場所を選びましょう。
職場など第三者に聞かれる場所はNG。


▽あなただから▽

「○○さんなら、よいお知恵をいただけると思って」
「○○さんなら、そういう方面に詳しいから」など、
なぜその人に相談するかも補足するとベター。
友達ならもう少しくだけた言い方で。


▽事後報告▽

相談ごとが解決したときは、
あとで報告するのがマナー。

「先日は貴重な時間をさいて相談にのっていただき、
どうもありがとうございました。
○○の件は○○を○○して○○していただき、
おかげさまで解決いたしました」

No.329

▼目上の人とも上手に話す▼


▽姿勢にも気をつけて▽

相手が立っているときは、
必ず立って、姿勢よく。

相手の顔を見るなどの
動作から気をつけます。

相手の話をさえぎらないことも肝心。


▽単語だけの返事はNG▽

聞かれたことには、結論を単刀直入に。
ただし、単語だけで返さないこと。

「あの書類はどこにある?」

×「会議室!?」
○「はい、会議室にあります。(取ってきましょうか)」


▽まずは「はい」で▽

「こうしてね」と言われたら
「はい」とまず返事。

×「どうしてですか?」
×「わかってます」
といった受け答えは否定的と思われるのでNG。


▽目上に対して失礼なこと▽

×「○○してください」は
ていねいなようで実は命令調。

何かをお願いするときには
「○○していただけますか?」
と言いましょう。

目上、年上の人に
「ご苦労様」は失礼にあたります。
「お疲れ様でした」が正解。

No.330

▼話題を変えたいとき▼


▽さりげな〜く▽

気の進まない話や、避けたい話題のとき、
「その話はやめてください」
とストレートに言うよりも、
さりげなく話題を変えるほうがスマート。


▽キーワードで転換▽

「ところで」
「さっき〜とおっしゃっていましたが」
「ちょっと聞いてくださいよ〜」
「そうだ」
「今思い出したんだけど」
「英語で言えば by the way なんだけど」

このとき、やや大袈裟なアクションをつけたほうが、
むしろ自然です。


▽アクションでチェンジ▽

ポンッと手を打つ
カバンをあけて何かを探す
ノートや書類を手にして見る
場合によってはトイレに行くなどの
理由を言って席を立つ。


▽消極的に▽

相手の話をだまって聞いて、
あいづちを打たない。
消極的拒絶もてきめん。

No.331

▼気持ちがプラスになる言い換え▼


「どれでもいい」

「どれもいいね」

「これはおいしいね」

「これもおいしいね」

「これでいい」

「これがいい」

「わざわざありがとう」

「ごていねいにありがとう」
「いつもありがとう」

「〜してあげようか?」

「〜させてもらえる?」

「○○は外出していて、
3時までは戻りません」

「○○は外出しておりますが
3時過ぎでしたらお目にかかれるかと存じます」

「今、忙しいんですけど」

「もう少し後ならゆっくり時間が取れます」

「〜しなくてはいけない」

「〜しようと思ってる」

「〜しないと○○できない」

「〜すれば○○できる」

「当店は日曜日は営業しておりません」

「日曜は定休日ですが、
土曜日でしたらゆっくりご利用いただけます」

(メニューを見ながら)「高いね」

「この値段だから、きっとおいしいよね」

「遅いね」

「早くくるといいな」

「もう時間がない」

「まだ3分ある」

「やってみるけど、むずかしそうだね」

「むずかしそうだけどやってみるね」

「すみません」

「ありがとう」

「(夏は)嫌い」

「(冬のほうが)もっと好き」

No.332

▼別れのあいさつ▼


▽相手のあとに言う▽

別れのあいさつは、出会ったときのあいさつとは逆に
「相手のあとに言う」のが好印象。
お辞儀をていねいに。
できれば相手の後ろ姿を見送ります。

「今日はありがとうございました」
「次も楽しみにしています」
「ごちそうさま。おいしかったです」
とお礼はしっかりと。


▽具体的に▽

「あのお店のデザートおいしかったですね」と、
何が楽しかったのかを具体的に伝えたほうが、
知性を感じさせます。


▽自宅からお客様を送り出すとき▽

カギを閉める「カチャッ」という音が
相手に露骨に聞こえないよう、配慮しましょう。


▽なごり惜しさを伝える▽

「今度はいつ会えそう?」
「メールするね」
という言葉を添えると、なごり惜しいという気持ちが伝わります。


▽お元気で▽

今後もお付き合いを続けたい相手なら
「これからもよろしく」でOK。

もう会う気がないなら
「いろいろありがとうございました。
お元気で。
これからもがんばってください」。

この「お元気で」があなたの微妙な意思を
失礼なく伝えるのに役立ちます。

No.333

▼返答に窮することを言われたとき▼


▽ユーモアで切り返す▽

「恋人は!?」

「ナイショ」
「裁判中だからお答えできません」
「その質問は事務所を通してください」
「あとで記者会見を開きます」


▽答えなくてもOK▽

上司や同僚から仕事に関係のない
プライベートな質問をされても
答えたくなければ答える必要はありません。

大切なのは不愉快な顔をしないこと。
不快感を表情にしないで申し訳なさそうにするのも手。

内容によってはきちんと言葉にしても問題なし。

「○○どうなった?」
「ごめんね。今はまだ話せそうにない」

No.334

▼ことわる▼

ことわる行為には
「ご期待にそえなくて申し訳ございません」
「お力になれなくて心苦しいです」など
頼んできた側へのねぎらいが必須。
対応を間違えると、理不尽な恨みや怒りを買ってしまうことも。


▽謝ると気まずくなることも▽

何かの誘いを断るのに、
「ごめんなさい」とつい言ってしまいがちですが、
相手と、誘いの内容に応じて
”さっぱり”と”ていねい”を使い分けて。

行くことは義務ではないので謝ってしまうと、
相手にも気まずい思いが残ることも。

○「残念です」


▽ありがとうから始める▽

誘われてうれしい気持ちを正直に表しましょう。
明るいコミュニケーションのコツです。

「うれしい!いけないのは残念だけど
誘ってくれてありがとう!
行きたかったな」


▽ていねいに▽

ていねいに断る。
誘いを断るときはゆっくりていねいに話したほうが
相手も気持ちの準備ができるメリットになる場合もあるのです。


▽仕事用のフレーズ▽

仕事上の依頼や知人からの頼まれごとを断るときのフレーズ。

「お受けしてかえってご迷惑をおかけしてはと」
「他のことでお役に立てることはありませんか」
「頼られがいのないことでお恥ずかしいのですが」と
相手への配慮を見せる。


▽代案を出してみる▽

親しい友人の場合は、ていねいすぎずに明るく
「今日はムリだけど、来週行かない?」と
代案を出します。

これは本当に行きたいのだけど
どうしても都合がつかないとき。


▽グチらない▽

「行きたいけど、お金がないし、服もない…」
こんなふうにグチで断るのは
相手もイヤな気分になるし
あなた自身が”かわいそうな人”と思われてしまうかも。

No.335

▼ことわる2▼


▽どうにもならないことなら▽

「その日は法事があって行けません」など
具体的な理由を話しましょう。
それでもお願いが続くなら、頼む側のマナー違反です。

追い詰めない、無理させないという
お願いの大前提からはずれた行為に応える必要はありません。


▽無駄に時間をかけない▽

答えを保留にすれば、
内容によっては次の人にお願いするチャンスを奪うことになります。
即答できないなら
「明日まで待って」と期限を伝えましょう。

「一応考えさせて」と言われた側は
それがほぼことわりの表現だと受け止めたほうが
間違いがありません。

期限を過ぎても連絡がないからといって
「この間の件どう?」と深追いするのはやめましょう。


▽一杯どうですか?(近所の旦那さん同士で)▽

意気投合、幻滅・退屈のどっちの可能性も含むお酒の席は賭けです。
逃げてばかりも不粋なので、一度はお付き合いしてみましょう。

その結果、以後は遠慮したいなら
「妻がめしをつくって待ってるんですよ」などの
理由をいくつか用意して。

下戸なのに誘われたら
「飲めないんですけど、おともさせてください」と
お酒が飲めないことはお店に向かう前に伝えます。
店では相手にどんどんお酒を勧めましょう。


▽異性を紹介されそうになったら▽

「せっかくですが、お気持ちだけありがたくいただきます。
実は、お付き合いしている人がいるんですよ」
まずは好意に感謝の気持ちを。

「付き合ってる相手はどんな人?」
と聞かれたからといって
詳しく話す必要はありません。

「普通の人ですよ」
などと、その場をゆるく濁します。

No.336

▼注文をつける▼

正義をふりかざしたり、言い負かすことで
相手の態度がかえって硬化する場合も。

実現すべき目的、そのためのベストな方法は何かを考えましょう。

自分の気持ちや考えをしっかり伝えることが大切ですが
相手は単に気づいていないだけの可能性があることも忘れずに。

指摘された側は、指摘してくれた勇気に対して感謝したいもの。


▽「注文」5原則▽


「たいへん申し上げにくいのですが」
「思い過ごしかもしれませんが」
相手に心の準備をさせるため、
自分を落ち着かせるための一言を発したあとで
自分の気持ちや考えを伝える。


「できればやめていただきたい」
「困ってます」と言い切るのではなくお願いする。


「もしかしたら事情があるのかも」
相手にも「迷惑かけているかもしれないけど」
と後ろめたい気持ちや事情があるかもしれないと想像する。


徒党を組まない
大人数で相手を責めれば、
逃げ道をふさぐだけでなく、恥をかかせることにも。
欠かせないのは相手への配慮。


子供に「言わない」「言わせない」
夫OR妻に直接言わずに
たとえば「お父さんORお母さん、約束を破ってばかりだね」などと
夫OR妻に聞こえるように子供に言ったり
「お父さんORお母さんの嘘つき!」などと
子供に(吹き込んで)言わせないこと。

また子供に対しては
「そんなことしていると、お父さんORお母さんに怒られるぞ」など
ひとのせいにせず、自分の言葉を伝えること。

No.337

▼注文をつける2▼

▽個人に注文をつける前に▽

町内掲示板や回覧板の利用やメモをポストに入れるなどの
ソフトな対応は、個人攻撃を避けるためにも有効です。

直接言うなら
「燃えないゴミは○曜日ですよ。
週に二日あればいいんですこどね」
「あ、うっかりしてました。
ありがとうございます」

軽く教える形式で言うほうが素直に聞いてもらえます。
相手はただのうっかりミスかもしれません。

間違いを指摘された側は、言い訳の前に素直に謝ります。
ゴミ出しで意地をはって争う意味は全くありません。
正しい出し方を教えてもらった場合にはお礼の言葉を。


▽家庭内なら爆発を避けて小出しに▽

夫婦や親子は、小出しにして
注文をつけやすい関係なのだから、
会話の一部としてかわいらしく指摘を。
こうしたらもっとよくなるといった一言を加えて
前向きな会話にすれば、
相手も素直な反応をしやすいかも。

「もう〜脱ぎっぱなしにしないで〜。
怒った私より笑顔の私のほうが好きでしょ?」
「あ〜ごめんごめん(あれ?今日は爆発しないんだ…)」


▽ヨソの子を叱る▽

いたずらを目撃したら
本人(子供)に直接注意しましょう。
「○○ちゃん危ないから登っちゃダメ!」

親には
「先日注意しちゃったけれど、
もしも落ち込んでいるようだったら
フォローしてあげてください」

迷惑かけられたこと、
注意したことを気にしていることを
同時に伝えられます。


▽騒音▽

間接的な言い回しでわかってもらえる
関係を築くのがベストです。

犬の泣き声がうるさいときは
「昨夜、お宅のワンちゃんが
ずいぶん吠えてたけど、
不審な人がうろうろしていたのかしら」
という言い方ができますが、
飼い主はペットに関してはかわいさが先に立ち、
真意を汲み取ってもらえないことも。


▽友達に注文をつける▽

欠点を個性として受け止めることができるのが友達です。

欠点を指摘することが親切な行為になる場合もありますが、
「自分のことは棚に上げて」と思われてしまうことも。
自分に言う資格があるのかどうかを
慎重に考えてからにしましょう。

No.338

▼クレームを言う▼


▽お願いスタイル▽

あくまでもお願いスタイル。
不平で伝えないこと。
「何度も言ってるのになぜしてくれないの」ではなく
「○○してね」


▽言い切りで終わりにしない▽

苦情を伝えたあとは
「よろしくお願いします」とていねいに。


▽同じ言い方は3回まで▽

何度かクレームをつけても改善されないときは、
あなたの伝え方に問題がある可能性も。
同じ苦情の言い方は3回までと考えましょう。

たとえば「遅刻しないで」ならば
4回目には「5分前には集合しよう」
というように。

No.339

▼友人、同僚、知人に対して怒る▼

肝心なのは、相手に怒りをぶつけても、
解決にならないということ。
こういう問題が起きているので、
このように解決してほしいと伝えるのが
会話の役割です。


▽まずはひいてから▽

「ちょっとー」で始めない。
「誤解だったらごめんなさい」
「もしかして〜かな?」
「気のせいかもしれない」
「私が気にしすぎかもしれないけど」
「へんなとこ、しつこくてごめんね。実は」
といったんひいてから。
できるだけ柔らかい口調を心がけます。


▽命令形はNG▽

「〜してよ!」ではなく、
「してもらえると助かる」という言い回しで。


▽人前では怒らない▽

相手が悪かったとしても、
人前で怒ることで、相手も恥ずかしい思いをし、
逆ギレすることがあります。

怒りをぶつけるより、
「今後こういうことをしてほしくない」
「改善してほしい」気持ちを伝えることを優先したいなら
人前で怒ることは避ける。

×「待ち合わせの時間は守ってよ!」
○「時間守ってくれると助かるんだけどな」


▽深呼吸▽

感情的にならないことが大事。
話しかける前に心の中で10数えて深呼吸を。


▽深刻になりすぎないように▽

親しい友人なら不快感ばかりを
主張しないでユーモアも交えて。

「あなただけステキな人に
ナンパされてどっかいっちゃったのかと
シットしちゃった。
次は遅れないでね」


▽語尾に注意▽

強い主張は語尾をやわらげて。
「〜なんじゃないかと思うの」
「〜かもしれない」


▽引用句に落とし込む▽

「『勝手なこと言うのも、いい加減にしてください!』と
心の中では思っていることはわかってください」
「『ふざけるな!』と海があったら叫びたいですよ」など、
心の中の気持ちと対外的な気持ちを
トーンをかえて表現する。
ただし、「他の人に〜って言われない?」のように
他人に転嫁した表現は避けたほうがよい。

No.340

▼自分が傷つけられたり気分を害されたとき▼


「○○って自分勝手だよね」

「ごめん、今の言葉、ショックだった」
傷ついたときは素直に気持ちを伝える。

「だって、ぼくの意見に全部反論するし、
すぐムッとした顔するよね」

「ちょっとした言葉の行き違いで
私のわがままに聞こえたのかも。
ゆっくり話し合えない?」
関係の修復方法について提案します。

「うん、たしかに勝手だった。
ごめんね…」
最初から自分の主張を通すのではなく
相手の気持ちをキャッチしてから、次のステップへ。

自分が傷ついたことを訴えたせいで
場の雰囲気が重たくなってしまったら
「ごはんでも食べて気分を変えようか!」
と環境を変えてみるのも手。


▽根に持たない▽

自分の気持ちを伝え、謝られたあとは引きずらない。
ただし、そんな風に見られてしまう
要因はなかったのか見直して
今後の人間関係に役立てましょう。

No.341

▼許す▼

謝られたときに、許す行為を
無理なくスマートに行うことによって、
よりお近づきになれることも。


▽許すの基本▽

謝る側には引け目や不安があるものです。
絶妙のタイミングであっさり許せる自分をアピールしたいもの。

「どうか気になさらないでください」

「こんなに気を遣っていただいてこちらこそ悪いわ。
ありがとう」

「よくあることだよ。
悪気があったわけじゃないことは
よくわかってるから」


▽許す行為は、誰に対しても平等に▽

「〜さんだから」という表現は、ほかでは有効ですが
「許す」ときには微妙なことも。
あなただから特別に許すと言ってしまっては、
ほかの人では許さないという不公平感を生むことも。


▽謝る側の人格を全否定しない▽

あなたが悪い人ではないことは
十分にわかっている、ということを強調する。


▽「○○してくれたら許す」とは基本的に言わない▽

許す側が優位な立場だからといって、
余計な行為を強調するのは失礼です。
ただし、夫婦や恋人などの間柄であったり、
冗談になる内容であれば、OKな場合も。


▽一度許したら(許してもらったら)お互いに蒸し返さない▽


▽借りた物を壊したり、なくしたとき▽

まずは謝りの言葉。
「○○ちゃんごめんなさい。
借りた本をなくしてしまったの」
「どうしたの?」

なくしたらすぐに連絡。
「さっき電車の網棚に置き忘れてしまって」

探す努力をしている。
「今探しているんだけど、見つからないの」

大事なものであることの認識がある。
「大事な本でしょう。
本当にごめんなさい」

弁償する気持ちがある。
「弁償するわ」

許しの言葉と弁償を望んでいないことはできるだけ間髪入れずに。
「いいよいいよ。
弁償なんて気にしないで」

お金で解決しようという姿勢を見せすぎるのは好印象を与えません。
「弁償する」は最初に持ち出さないほうが賢明。

謝る側が、言いづらいことを
一生懸命言おうとする姿勢こそが、
相手にとっては許してあげようかなと思う唯一のよりどころ。
言わないままにしておくことが
最もいけないパターンで、なくした物以上に信用を失います。

No.342

◎正しいことは大抵つまらない◎

昔、岸辺一徳さんが出演してした水性キンチョールのCMがありました。
お寺の境内で、大滝さんが水性キンチョールを片手に
以下のような疑問を投げかけるところから始まります。

大滝「キンチョールはどうして水性にしたんだ?」
岸辺「それは地球のことを考えて空気を汚さないように」
大滝「つまらん!お前の話はつまらん!」

岸辺さんの話は正しく、本来メーカーが一番伝えたいことです。
だからこそ高い制作費と放映料を払ってCMをつくり出しているのです。

それを大滝さんは「つまらん」と切り捨てます。
確かに実際つまらないのです。
正しいことを言ったり書いたりすると、どうしても人と同じことを言ってしまいがちです。
それでは、自分の言葉にならないからつまらないし、役に立ちません。

親が「勉強しなさい。勉強しないといい大学に入れないわよ」と言うのは、ある意味正しいことです。
正しいことを語るのはリスクを負わないこと。
だから人の心に響かないのです。

野球のコーチが、バッターボックスに入る打者に向かって
「ヒットを打て」と忠告するのは、100%正しいけど全く役に立たない。
リスクを負っていないからです。
一方、「相手のピッチャーの勝負球はカーブだからそれを狙え」というのは、
100%正しくないかもしれない。
データとしては確率が高くても、相手が裏をかいてくる可能性もあるからです。
しかしそれが的中すれば、とても役立つアドバイスになります。
コーチは正しくない可能性も含めてリスクを負って発言している。
だからこそアドバイスする意味がある、という考え方もあるようです。

No.343

◎つまらない意見でも最初に言った人は偉い◎

たとえば小学校の教室で以下のような問題が出たとします。

「A君とB君がいて、2人の前にりんご3個とみかん5個があります。
果物を切らずにわけるとき、2人とも納得するわけ方にするにはどうすればいいでしょう?」

生徒達は正しい答えを見つけようとして、黙ってしまいます。
しかしこれは算数の問題ではありません。
答えは無数にあるのです。
いち早く手を挙げたC君は、こう答えました。

「2人でじゃんけんをして勝った方が先に好きな果物を取り、次に負けた方が取る。
それを繰り返す」
「正解!」と先生。

他の生徒達は不服そう。
そんなのでいいの?

「じゃあ、最初にじゃんけんして、負けた方が果物を2つにわける。
勝った方は好きな方を選ぶ」
「正解」

「みかんは2個ずつ取って最後の1個は手で半分に割る。
りんごは1個ずつ取って残り1個は一口ずつかじる」
「正解」

口火を切ったC君のおかげで、意見はどんどん出てくるようになりました。
普通最初に自分の考えを言うのは勇気がいります。
こんな答えでいいのかなと。
こういう場ではつまらない答えでも最初に言った人は偉いのです。
どんなに心で思っていても、先に同じ考えを誰かに言われると、その人の言葉になってしまいます。
「全く同じことを思っていたんですよ」なんて言っても、もう遅いのです。
ブログなどで何か意見を書くときも同じです。
世の中の問題の多くは、答えが一つとは限りません。
数多くの正解があります。
だから最初に言った人は偉いという世界も多い。

No.344

◎矛盾のおもしろさ◎

人間には「一貫性の法則」という性質があります。
自分の態度や信念はできるだけ一貫したものでありたいという欲求です。
だから矛盾はできるだけ避けたいと思ってしまいます。

しかし、人間は矛盾を抱えた生き物です。
多くの人は、数多くの矛盾を抱えて生きているのではないでしょうか。

明るいけど、暗い。
ナマケモノだけど、頑張り屋さん。
アキラメが早いけど、粘り強い。
人が好きだけど、一人も好き。
楽観的だけど、くよくよ悩む。
ほめられるのが好きだけど、ほめられるのが恥ずかしい。

占い師は往々にして上記のような言葉から相手の様子を探ります。
ほとんどの人に当て嵌まる性質だからです。
文学作品も、人間の矛盾を浮き彫りにすることで、人の心を動かします。
一般にドラマや映画でも、好きになってはいけない人を好きになるからおもしろいのです。

自分の文章や発言に多少矛盾があっても構いません。
矛盾をおそれていると、自分の言葉で語れません。
おもしろさの多くは、矛盾の中にあるのです。

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