約束

レス33 HIT数 6044 あ+ あ-


2011/09/23 17:57(更新日時)

あなたに出逢えて良かった…私の汚れて霞んだ目も心もあなたが洗い流してくれたよね…

見返りを求めない愛とは無償の愛なの?

ねぇ…私は今も覚えてるあなたの声、後ろ姿、


なのに…どうして…

No.1650465 (スレ作成日時)

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No.1

★この話はノンフィクションです。

皆さんは誰かを愛したことありますか?

あの時、あの場所で誰かを待っていた事はありますか?

今も、涙で画面が滲んでる…

だけど、書かなきゃいけない…

最後までお付き合い下さい…

No.2

★私の名前は実麗★

18才から23才までは東京の某キャバクラ&クラブで働いていた!!

この時の私は、男=金と見ていた…

それは仕事だから?いやっ違う他人は信用出来ないから…

No.3

★出会い★

その日は店に客は少なく客引きに出された…

誰でもいいから引っ掛けて早く店に入りたい…





って矢先に…


遠くから二人の男が歩いてきた…


実麗「お兄さん!!飲んで行かない?一時間でいいから」

「おっ可愛いなぁ~」私を見るなりこう言った男の名前は知也…

これが私と知也との出会い!!

知也と知也のツレは飲んで行くことになった!!

何とこの日ラストまで飲んで行くことになった!!

アフターにカラオケ誘われ三人でカラオケに行った。


はぁー知也との出会いから私の見返りを求められる人生は始まった…

No.4

★彼氏彼女★

知也と私が付き合うまでに時間はかからなかった…

付き合っていくうちに本性が明らかになっていく…

給料日必ず店に飲みに来る

見栄っ張りで何万と使うのは当たり前…

お金が無くなると店が終わる夜中三時に毎日迎えに来て朝は普通に仕事に出掛ける…

焼きもちやき…元ヤンキー上がり…

車検切れの車に乗ってる…

私がお風呂入るときコッソリ私の携帯をチェック…





冷めていく私が居た…

No.5

★別れ★

知也の口癖…実麗は女だから…

だから?何?

私はいつも比較されてた…嫌気が射していた…

その頃、店の新しく入った店長と恋に落ちる…

彼の名前はサトシ…

この頃、私はサトシに知也の事を相談していた…

サトシは俺のとこに来いと言ってくれた…

私は、特に好きでもない知也をほってサトシの家に転がり込んだ!!

そして、知也に別れを告げた…

お前、俺がどんだけしてやったと思ってんだ。〇〇駅のレシート見つけたお前この辺に居るんだろ!!

私は、そうだよ…知也とは終わりだよ…さよならと言って切った、



それから、知也は一週間○○駅に張り込んでいた…

ある意味不気味だった。

No.6

★裏がある男★

サトシとの同棲生活が始まった…

店は帰りは一緒に帰った!!

サトシは仕事の出来る人間だ…

私もそこそこ稼いでた…

サトシは常に携帯をいじっていた!!お風呂でもトイレでも!!

珍しく携帯を置きっぱにしてるときは必ずロックが掛かっていた!!

私は試すつもりで…

サトシ携帯見せてと言うと嫌だと睨んだ…


怪しい…怪しい…


そんなある日、先に仕事に出たサトシは携帯を忘れていった!!


バカだなぁと思い携帯を開いた!!





えっ?ロックが掛かってない…


胸騒ぎがした…見たら後戻り出来ないと確信した…


だけど…見てしまった…

そこには裸の写メ、パチンコ情報、風俗に検索した履歴…風俗嬢と思われるメール


どうやら素人には興味ないあほの下半身…呆れた…


私は、セックスと言うものは愛し合う行為、なのに風俗や浮気性欲処理にセックスする奴が全員気持ち悪く見えていた…


何故かと言うと…私は正真正銘の処女だからだ…


携帯片手にこいつとはもう終わりだなと予感した…

No.7

★スナックに飲み歩く日々★

私は行きつけのスナックに飲みに行くようになった!!

勿論、サトシと同じ空気吸いたくないからだ…

いつものように、カウンターでカシスウーロンを飲んでいた!!


すると、一人の男に声をかけられた…名前は剛…

ふつーじゃんねっと思った…不動産関係の仕事をしていた。

この男と出会った事で私の生きた心地がしない転落人生が始まる…


私はサトシと別れたくて剛の持ち家に居候することになった…


悪夢の始まりである…

No.8

★DV男…★

剛と生活するころ私は店を辞めてスナックで働くようになった…

剛はよく言う。

俺の上司バカなんだよね…

俺がこんだけやってやってんのに…

出た!!聞いたことあるセリフ…

コイツもやっぱり上から目線だった…

ある夜、私は剛と隣の部屋で寝ていた…

剛は酔っぱらいながら私に、

起きろと言って布団を引っ張られた…

何?何?……………………………????????????????

剛は私の上に覆い被さってきた!!

やめて!!何するの?私はとっさにビンタを一発お見舞いした。

剛は睨んだ…お前いいからちょっとヤらせろよ!!


私は

はっ?嫌だ!!そんなことされるぐらいなら出ていく!!

私は剛から逃れて荷物をマトメテ出ていこうとした。

いきなり後ろから後頭部を殴られた…

痛みで前が歪んで見える…

剛は俺が今までお前にどんだけしてやったと思ってるんやっと怒鳴りながらまた頭を二発殴られ蹴られた!!

私は、動けないで居た…頭から少量の出血…

それを見た剛はハッと我に返りごめんの荒らし…

じゃー初めからやるなよボケッ…何て思いながら倒れたままの私に剛は泣き出しごめんと言い何故かキスをしてきた!!キモい…

止血が先だろうがあんた絶対狂ってるよと思い

私はコイツもやっぱり別れる日は近づいてると感じていた…


何とか処女を守れて良かったと安堵した…

傷は一週間で消えた…


早く逃げる計画を立てることにした。

No.9

★家出★

殴った次の日は優しいDVの典型だね…

一生直せない可哀想な人だと思った…

剛が仕事に行く時間を見ていた…

俺は今日昼で帰ってくるよと言って出ていった…

私は剛が出たのを見計らって友達に電話をし荷造りした。

友達はすぐに来てくれた…

二人で荷物を積み込んでホッとして助手席に乗り込んだ…

私の顔を見るなり笑う彼の名前は誠

誠は男には厳しい、女には甘かった…

仕事場はドカタだった。


彼の家にしばらく居候することになった…


剛は相変わらず電話が凄かった…

私は、ひたすら無視してた

No.10

★辛い★

私は辛かった…人を好きになることや受け止める事の意味が分からなかった。


誠はイイヤツだった。

引っ越し資金もたまったある日、私は故郷に帰ることにした。

素早く、新居を探し職場も探した…


等々、故郷に戻って新しい生活がスタートした。


今度こそ一人で生きていくんだと心に決めた…

新しい生活にも慣れた、職場も慣れて一年が過ぎたある日、


出会ってしまった…新入社員で入ってきた!!

運命と感じた…彼の名前は

誠治…


彼は、人見知りが激しく、穏やかで、独りが好きだと言っていた。

誠治と私が仲良くなるに時間は掛からなかった。

No.11

★ドキドキ★

誠治は仕事を覚えるのは早くて丁寧にこなしていた。

私は、そんな誠治を見ていた…

何故かは分からないけど話すタイミングを見ていた…

昼休み…誠治はいつも独りだった…

私はすかさず、彼に歩み寄っていた。

私は「誠治君だよね…私は実麗って言うのよろしくね」笑顔で言った。


すると誠治は「よろしく。僕が入りたての時、〇〇の服を着てたね♪僕も好きだから(笑)」


私は驚いた…着てる服まで覚えられてた事に!!

何故かドキドキと鼓動がスゴくて覚えてるよ♪

私は「せいちゃんって呼ぶね♪いいかな?」

すると誠治は「僕は何て呼んだらいいかな?」

私は「実麗でいいよ(笑)」

誠治は「実麗ちゃんって呼ぶよ(笑)」

と、微笑んだ…私はもう目眩しそうなくらいドキドキが止まらなかった…

No.12

★携帯交換★


私は仕事が終わると皆帰ってから最後に帰るようにしていた。

ゆっくりトイレを済ませて出てきたら椅子に誠治が座っていた!!

ビックリした。


私は「せいちゃん何してるの?」


誠治「今さっき、実麗ちゃんがトイレ行くの見掛けて、ちょっと話したかったんだ」


嘘ー私を待っててくれたんだ!?胸は高鳴った…ドキドキ…ドキドキ…

誠治「今、時間はある?」

私は即答した。「はい!!」

駐車場に車を止めてるから車で話すことになった。

夕日はオレンジ色だったの覚えてるよ…

二人で並んで歩くこの感じが愛しいよ…

でも、触れてはイケない…


私は眼も心も霞んでいるから…

並んで歩くこの愛しい気持ちまだ覚えてるよ…

何てドキドキしながら車まできた!!




えっ?











青のシルビア?カッコイイ!!センスいいなぁ…


そう言えば、誠治服もラフな格好だけどカッコよく見える…

私には手の届かない人だね…


二人して車に乗り込んだ!!

No.13

私たちは沢山話した。お互い昔音楽をしていたこと…

黒夢が好きな事…私は勢いに任せて携帯を交換しようと話した。

誠治はすんなり携帯交換してくれた…

アドレス変えてないからとの理由でしばらくメールはショートメールすることになった…

帰りは家の前まで送ってくれた…

私が家に入るまで車止めてた…

私が家に入って鍵をしめるころにエンジン音鳴らして帰っていく…

知ってた?私は誠治のエンジン音が聞こえなくなるまで玄関で立ち止まって居たよ…

ドキドキは止まらないよ覚えておきたいよ…


誠治は脆くて壊れそうなとこあるから…



見守ってあげたいと思う気持ちが芽生えてきたよ…


育っていく愛の華かな…

No.14

★主です★

読んでくれている方居るかなぁ?居ないかぁ?(笑)まだまだ続きますね…

No.15

>> 14 主さんへ✨

読んでます❗お気に入りに登録して楽しみにしています❗
更新頑張ってくださいね😊⤴

No.16

ワンさんへ

😳😳ありがとうございます…私なりに辛いことで思い出しながら泣きながら書くこともありますが最後までお付き合い下さい。

No.17

★メール★

その日は休みだった…

お互いにメールするようになった…

他愛もない話。

私はいつしか誠治の暖かいものに触れていく事で忘れてた事を思い出した!!


それは、信じると言うこと…


誠治あなたは不器用だけど真っ直ぐだったね…

余り、笑わない誠治…

いつしか私が誠治を笑わせてあげたいと願うようになりました!!


知ってた?誠治からのメール全て保護してるよ…


何度でも読み返しては涙が止まらなくなるよ…愛しいよ…





私が今愛しいと思った?




この感情はなんですか?

No.18

★もっと傍に居たい…見てるだけで良いから★

休みが明けて、いつも通り出勤。

前より近づけたかな?自然に目が合えば挨拶したね…


昼休み…屋上で二人並んでランチしたね…

この雰囲気も覚えてる…

なのに、誠治あなたは全部忘れてしまったの?

お願い…




私を一人にしないで…

一人になりたくないよ

No.19

★約束★

私はいつも通り仕事を終えた…

帰るときは混むからまたトイレで時間潰そうかな~

軽くお化粧直しをしてトイレから出ると…


誠治が座っていた…

私「お疲れさま…」

誠治「お疲れ♪」

そう言うと私は誠治の横に座った…

これは遊びに誘うチャンスかもっと思った~

私「せいちゃん、今度カラオケ行かない?」

誠治「いいよ♪いついく?」

私「次の休みはどうかな?」

誠治「いいよ♪」

そういって私の目を見て微笑んだ…

やめろーやめてくれぃー私、その笑顔に弱いんです。

私は続けた。「じゃあ、約束ね。出来ない約束はしないでよ(笑)私は嘘が嫌いだから…」

少し過去のオトコタチを思い出した!!気分が沈んだ…

私の顔色に気付いたのか、誠治は

「大丈夫だよ…守れない約束はしないから…安心して!!」

私はそういってる誠治の目を見て安心した。


誠治の目はどこか寂しそうでキレイな目をしてた。

こうして私と誠治の間に約束と言う言葉が使われるようになった。

No.20

★カラオケ★


カラオケ前日の夜…


眠れなかった…ドキドキしていた。

明日は何を着ていこう?髪型はどうしよう?
お化粧はいつもと違うのにしようか?


鏡に向かって試着しては自然にポーズをとっては含み笑いをする。

只今の時間、夜中の二時ですよ~(笑)

段々と試着した服の山が出来る。

今頃、誠治はユメノナカだよね…

抱えてた服を握り締めいつかせいちゃんじゃなく誠治と呼べる日が来るといいな…

何て想いながら笑顔になる私が居た…


この時の私はまだ知らなかった…


愛と言うこと…好きと言うこと…

愛しい意味…

神様…お願い時間を戻してお願い…

私はまだ何も伝えてないよ

酷いよ…あれだけ祈ったのに…

何故?運命?そんな言葉でかたずけられない…

No.21

結局、一睡も出来ないまま朝を迎えた!!

私は慌てて鏡を見た…



セーフ♪目の下にクマは出来てなかった∞

張り切りすぎて寝てまっしぇーんなんて言えない!!絶対言えない!!


恥ずかしいよ(笑)

showerを浴びて、お化粧してワンピースを着た…

髪にはお気に入りのリボン付けた!!

待ち合わせまで時間があったから暖かいcoffeeを入れて飲んでいた…すると携帯が鳴った


誠治だ♪

私「もしもし~おはよっ」

誠治「おはよ♪起きてた?今日大丈夫だよね?もうすぐ着くからゆっくり出てきて」

私「ありがとう!!運転気を付けてね…」

誠治「了解。」

電話を切った…

ドキドキが止まらない…

coffee片手にあたふたする私…



今、私…


恋してる?



そんなわけないことないかぁ…

ドキドキは好き?それとも…


今は深いこと考えたくない

霞んだ目でも自然に誠治を見てたいと思った…




早く会いたい…会ったらどんな顔してる?


わたし…


ドキドキしたままcoffeeカップを置き靴を履いて玄関を出た…


聞きなれた車のエンジン音!


誠治だ♪


私は階段をかけて走って車まで行った。

誠治の笑顔に会いたい…

No.22

私「おはよう」

誠治「おはよう(^∀^)>」

出たよ誠治の笑顔…相変わらず弱い私…

車に乗り込むと誠治は眼鏡をかける…運転中だけいつもの風景だね…

私は持ってきたCD尾崎豊の僕が僕であるために、シェリー、15の夜極め付けは誕生が入ったのをかけて聴かせた…

誠治は気に入ったらしい…

誠治に貸すことにした。

カラオケに向かう途中色々な話をした。

何だかんだ話してるとカラオケに到着。

受付を済ませて、部屋に入った!!


ドキドキまただ…何?コノカンジ…

誠治は向かえに座ってるのに!!

マイクを握る手が震えてたよ…


知ってた?震える手を必死で握り締めて歌ったんだよ…

誠治…この時の私はあなたを愛の目で見ていたんだね…



悲しいよ…会いたいよ…


こんなに泣くぐらいなら伝えておいたら良かった…


涙は枯れるの?ただ流れ出す抑えても抑えても…

No.23

緊張を通り越えてカラオケに夢中になる。

ふと、視線を感じた!!






えっ?


誠治が携帯で私の歌う姿を動画で撮っていた!!


何故?(笑)


その時はビックリしたけどノリでカメラ目線にピースしたり笑ったりした。


ちょっと嬉しかったのが本音…


次は、誠治が歌う番


私も誠治を動画で撮り始めた。


誠治は照れ笑いしながら目線はカメラに向けられた。

もっとたくさんの誠治を撮っておいたら良かったね…

楽しい時間はあっというまだった。

お互いに明日は仕事。

早めに解散した。

家の前まで私を送り部屋に入った私は誠治の車のエンジン音が聞こえなくなるまで玄関で立っていた。

No.24

★メール★


私「今日はありがとう!!気を付けてね!!」

夜に携帯が鳴る…

誠治!


誠治「無事帰ったよ…今、動画観てる」


私「どんな風に写ってる?」

誠治「すげーべっぴんに写ってる♪」

私は、ドキドキした。


ねぇ誠治…何で私を撮ったの?

知りたいけど聞けなかったよ…

だって、この先もずっと変わらず笑顔で居れると思ったから…


疑うこともなかった…



こんなことを予想してたならもっともっと沢山聞いておくんだったね…


誠治…あなたは今何処で何してますか?

この感情は何と呼べばいい?








もう一度名前を呼んでよ…

No.25

★熱が出てピンチ★

ある日、いつも通りに出勤した私は体に異変を感じていた!!

体が火照って、ダルかった…

会社に置いてる救急の体温計で熱を計った…






37.5℃微熱があった…やっぱりと思った…

平熱が低い私には結構辛かった…


誠治が出勤した♪


私はいつも通りに挨拶した。

私「せいちゃん…私熱あるんだけど今日一日何とか乗り切らないとね」

誠治「えっ?マジで大丈夫?」

私「頑張るね…」

そう言って私はトイレに行き顔を洗って気合いを入れた!!


その日は頭がぼーっとしながらも
仕事は順調にこなしていた…

昼休みが長い!!私はお昼を食べた後で椅子に座っていた…

誠治がやってきた…大丈夫とは聞かない誠治…

すると、肝だめしの話をしてきた!!

その時の体験談を思い出したのか大笑いしながら私に話した!!私は面白くてお腹を抱えて笑ったりした。


こんなに笑う誠治初めて見たよ…

後から思うと今日は誠治が私を笑わせてくれたね…ありがとう!!

誠治は昼休みが終わるまでずっと私の傍から離れなかった!!

昼休みが終わる頃、さっ戻ろうかとなって私は立ち上がった瞬間…




全身の血の気を引くのを感じて目の前が真っ暗になり私はあっ力が入らない倒れると思った…


瞬間…体が浮いた感覚になった。

誠治が呼ぶ声がしたけど私はそのまま気を失った…

No.26

★キス★

救急車で運ばれた私は誠治が付き添っていたみたい…

後で聞いた話 私が倒れた時、誠治がとっさに受け止めてくれたこと、救急車に乗って付き添っていきたいと言ってたこと、私の手を握り締め何度も名前を呼んでたこと…


後から聞いて驚いたけど嬉しかった…


私は、意識がもうろうとしていた。

額に唇のような当たる感覚がした。

うっすら目を開くと見たことない天井…

私は、あれ?どうしたのかなぁ…

気が付いた私に気付いた誠治が…

「実麗ちゃんっ…実麗ちゃんっ…気が付いた?」

私は誠治を見た。

今まで見たことない悲しそうな顔で私を見てる。

私「せいちゃん…ずっと居てくれたの?」

私は、精一杯の笑顔を見せた。

誠治「大丈夫?辛い?病院だから心配ないよ…実麗ちゃん…ホント良かった…倒れた時、ビックリして…心配で心配で…」

私「…せいちゃん…ぅぅ…ありがとう!!私、少しビックリして…ぅぅ…少し怖かった…」

涙声になりながら泣き顔を見せたくなくて、ベッドシーツをかぶって声を抑えて泣いた…

No.27

その瞬間、フワッと私を包み込む様に抱き締めた誠治に私は涙した!!


数分がたったであろう…私は誠治から離れた…

誠治は私にキスをしようとしてきた。

私はとっさに顔を背けると誠治は頭を撫でてくれた。


「ごめん。何か実麗ちゃんに惹かれてる…実麗ちゃん嫌なのにキスしようとして…ごめん」

私「謝らないで…私はキレイじゃないから…心は荒んでる…目は霞んでるから…せいちゃんはキレイだから触れないよ…」

誠治「何で?そんなことないよ…実麗ちゃんキレイだから大丈夫だよ…」

お互い恥ずかしくて目は背けたまま話した。

No.28

私は、点滴が終わり家に帰ることが出来た!!

帰りは、誠治が送ってくれた。

誠治は一度も私の家に上がろうとはしなかった…

私は、お礼も兼ねてコーヒーくらい飲んで行ってよと言うと誠治はホントに?いいの?っと何度も聞いてきた

私はそのたびに頷いていいよと答えた。


No.29

何にもないとこだけど、どうぞ(*^^*)

そう言うと誠治は靴を脱ぎ~お邪魔しますと入ってきた!!

私は、すぐにお湯を沸かしてコーヒーの準備をしていた。

誠治は珍しいものをみるかのように、なかなか座らない様子…


私は思わず笑った。


誠治「何を笑ってるの…」

私「落ち着いて座りなよ…アハハ…」

誠治「分かったよ(笑)シンプルな部屋だね♪」

そう言うと笑って見せた。

私もコーヒーを持って誠治の横に座った。

No.30

色々ありがとうね…私はそう言ってコーヒを口に含んだ…

誠治は「昔さ、肝だめしに行ったんだ~何も起きなかったけど楽しかったな~アハハ」


私「今度!一緒に肝だめし行かない?私は怖いの苦手だけど、せいちゃん居てるし(笑)」

誠治は少し驚きながらも、良いよって笑った。


私は誠治となら何処でも良かった!!

次の約束してないと会えなくなる気がしていた…

ねぇ誠治


私はこの時から誠治が居なくなることが分かるかのように約束して会ってたね…


私の中では約束は絶対だから

守られない約束はないと信じて疑う事さえしなかった…



会いたい…会いたい…

No.31

この日は何気無い会話をして誠治は帰って行った。

次の日、仕事も順調にこなして帰りしな荷物が多い事に気がついた…

帰りしなしんどいなぁ~何て思いながら外へ出た。

誠治が立っていた。


私「せいちゃん~お疲れ♪何してるの?」

誠治「実麗ちゃん待ってた。帰りドライブしない?荷物重そうだね…持つよ。」

私「ありがとう。ドライブいいね…行きたいな」

誠治「行きたいとこある?」

私「適当に走ってよ~何処でもいいよ」

私と誠治は駐車場に歩き始めた。

内心複雑だった。

それは



うちの職場は社内恋愛禁止だからだ。

周りをキョロキョロして歩く私と違って誠治は堂々としていた。



No.32

車に乗り込みお互い好きな尾崎豊のCDをかけて車は走り出した。

私は、景色を見ながら誠治に話し出した。

私「よくね、最近社内で私たちデキテルとか言われてるよ。勘違いされちゃうね笑」

誠治「僕は勘違いされても気にしないよ?」

私「そうなんだ。意外にビックリかも~そう言えば腕にしてるリストバンドいいね…黒でカッコイよ」

私は物欲しそうな目でリストバンドを見ていた!!

誠治「いいでしょ?あげようか?」

私「ほ・・・・本当!?欲しい!!欲しい!!」

誠治「いいよ。三年前から使ってるのだけど」

そう言って笑った。

私は、誠治が愛用してるものが手に入る喜びでいっぱいだった。

No.33

車はどんどん海に近くなる…

景色のいいばしょで車を泊めた…

車の中でリストバンドを外して渡してくれた。

思わずつけてしまった。

そのあと二人で何時間も海を眺めていた。

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