注目の話題: マッチングアプリで知り合って、、; 家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。; まじでムカつく店員

イクまでイケません

No.59　18/07/21 15:00
あかいあおい ( ♀ KMz31b ) あ+あ-

真鍋の思い出、つか回想シーン

｢瞬君(真鍋)よ、どうだい？。うちの緑も君を好いてるんだし、むかし両家で決めた婚約話なんだが、正式に婚約ってことで｣

と語っているのは緑の祖父の赤井慎太郎だ。真鍋は緑に勉強教えに来て、自らが癌と知る慎太郎に捕まってしまったのだ。肝心の幼いときに両家で婚約を決められた本人たち孫娘

緑は無事に黒百合女学院高等部に進学したものの、部活でまだ帰っておらず、初等部のあおいも友達のゆかりの誕生日の晩御飯をお呼ばれで、これも帰っていない。

慎太郎は続ける

｢いやね、君のお爺さんとは互いに孫が産まれたら結婚させようと話をしていたのは聞いて知ってるね？｣

｢孫娘二人を両方貰ってくれ！ではないんだよ。一人でいいんだ。｣

｢それに今すぐ教会で結婚せい！でも婚約式せい！でもないんだ。｣

｢緑のお転婆にほとほと手を焼いてるんだよ。このあばずれ娘は今日も高等部で派手に喧嘩やらかしたらしくてねえ。｣

｢緑は君が好きなようだし、恋人ができたら少しは女らしくするんじゃないかと思うんだがね。現に君の前では見事に借りた猫になってるだろ？。｣
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慎太郎の長い話に耐え切れずに

｢困ります！。僕はまだ高校生なんです。来年卒業ですが進学予定なんです。僕の青春がなくなっちゃうじゃないですか！｣

｢それに僕は、確かにハキハキしている緑さんは好きです。でもどうせなら、僕は女の子らしいあおいさんのほうがいいです。｣

と真鍋。確かに真鍋は緑が好きだが、結婚は互いが大学を卒業してからと思っている。普通に大学に行き、普通の大学生生活をしたい真鍋は、小学生のあおいと本気でくっつけたりはしないだろうと、断る口実にあおいを持ち出す。

｢うーん。確かに立派に社会人になるためには、大学生生活も大切だよなあ。｣

｢でも瞬くん、もう少し緑と仲良くしてやって、もう少し女の子らしくおとなしくせい！と、これは君の口からも言ってやってくれ。頼むよ。｣

そうこうしているうちに、帰宅した緑が制服からＴシャツとショートパンツに着替え階段を降りてきた。

｢それでは僕はこれで｣

と緑の部屋に二人で行ってしまった。

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