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死刑廃止派の雑談

No.132　14/10/15 00:59
アクセルロディ ( 50代 ♂ ImET ) あ+あ-

僕も１位と2位は同じです。
3位は国際的潮流です。

誤判・冤罪を理由にする廃止論は、絶対的終身刑とセットになって語られる事が多いので嫌いです。
（最有力説ですが）

1位の人権思想主義（社会前権利説=天賦人権説=自然法主義）と3位の世界潮流は関連していて重要ですから、ご自分でよく調べておいて下さい。
この辺こそ、存置派が論破出来ない領域なのです。
理由は、我が国の法解釈の正当性を判断する場合、やはり参考とする対象として、他の文化先進国の法解釈と比較する事が、法曹界の定石だからです。

自然法主義と法実証主義では、自然法主義が世界スタンダードです。
そして、日本国憲法の解釈も自然法主義に基づいて解釈されて来ました。
日本国憲法は「法の支配」を採用し、法実証主義を否定しています。
日本国憲法の法源は米国独立宣言や仏人権宣言です。
法源を同じくして国際人権宣言及び国際人権規約が有り、国際法規としての性質を強めて来ています。

我が国が憲法9条2項で、戦力不保持と交戦権否認を謳っても自衛隊を合憲と見なせるのは、自然権たる自衛権は憲法前権利と解せるからです。
また近時、我が国の集団的自衛権の解釈変更の根拠は、他の文化先進国に於いて、集団的自衛権の行使を是認している国連憲章が、慣習化された国際法規として認められると解している点に有ります。
同様に、他の文化先進国では、死刑廃止の歴史は半世紀に及びます。
何れ死刑廃止規約も、国際慣習法と見なされる時代が訪れ、我が国の憲法解釈を見直すべきる時が来ます。

死刑違憲説でも人権思想主義に基づいて考えて下さい。

また明日。