注目の話題: 余裕を持った行動はしないのでしょうか。; エールをください; ファミサポで預かってもらっていたのですが・・・。

☆ニイタカヤマクダレ☆ブタ・ブタ・ブタ

No.95　13/07/08 20:47
せんべい玄米茶太郎 ( pnLz1b ) あ+あ-

９🍀魔法の粉ミルク

オヤジが、粉ミルク❓を持って来た、
６人部屋の患者さんに笑われた、
○○さんは、
赤ん坊かぁー(笑)(笑)

俺は恥ずかしく成った、オヤジは真剣に話し出した、
何が可笑しいんだ、粉ミルクを飲んだ子供は元気に育つじゃないか、
だから、
お前も飲め、
オヤジの目には、
うっすらと涙が光っていた、
オヤジは、
やせ細って、がいこつの様な俺の身体を見て、涙を浮かべた、
オヤジ、
ごめん、
粉ミルク飲んでみるよ、

んんん…、オヤジは、さっそく粉ミルクを作ってくれた、
看護婦さんに小さなビンを頂いて、オヤジが粉ミルクを持って来た、

同室の患者さんは、皆黙り込んだ、
粉ミルクは、
どこか懐かしい香りがした、
ひとくち飲んだ、
なまあたたかい粉ミルクが、
喉から胃へ流れるのを感じた、
ほんのり甘くて美味かった、
粉ミルクを全部ゆっくり飲み干した、
不思議な事がおきた、

吐かなかった、
理由はわからない、が、粉ミルクを吐かなかった、
当時、
粉ミルクは高級品だった、
オヤジは母ちゃんに送っていた仕送りを、
けずって、
粉ミルクを買ってくれた、
オヤジの気持ちが、うれしくて、
投げやりに成っていた自分が恥ずかしく思えた、

毎日、毎日、オヤジは粉ミルクを作りに来てくれた、
笑っていた同室の患者さん達が、オヤジに笑った事をあやまってくれた、オヤジと患者さんは友達に成った、

オヤジは、同室の患者さんに、粉ミルクを振る舞った、

みんな、美味い、美味い、と、笑顔で飲んでいた、○○さんは、いい、オヤジさんが居て幸せだなー、

やせ細った、体重は、少しづつ、増えだした、同時に、麻痺した場所も、脇の下から、みぞおち、胃の真ん中あたり、段々と、麻痺も、回復していった、オヤジに感謝した、

続く…🙇