かた恋🌌

No.220　08/12/23 12:27
優 ( 30代 ♀ HA8t1 ) あ+あ-

寒いけれど良いお天気だ。
少し前に目を覚まして、いつものようにコーヒーを入れながら煙草を吸っている。
お腹が空いて来たからスパゲティでも茹でようかな、今日はお買い物に行きたいな…。

昨夜は久々に早く帰宅した。
一昨日の予報では曇りのはずだったのに雨となり、降りはじめると気温も急に下がった気がする。仕事が出来ない環境だったし、そんな夜は早く自分の部屋に帰りたくて、私はとっとと帰路に着いた。

彼が出社していて本当に良かった…。

先週の金曜日は会社の忘年会だった。
飲んでいると遅れて彼がやって来て、私の正面に座った。彼を見つめ笑顔になるのを感じると同時に、堪えた。いけない、ここは二人の待ち合わせ場所ではないんだ…。
彼とはありきたりの挨拶を交わし、隣にいた直属の部長の話に再度耳を傾けていた。お鍋を作り、苦手なものを尋ねながら彼に取り分けようとすると、彼はニコニコしながら『優が取ってくれるんなら何でも食べるよ』と言い、やっぱり二人でいるような気持になった。

その後新人さんが管理職のテーブルに呼ばれたので、私は離れて同僚達と飲んだ。途中彼が通った時に、『盛り上がってるじゃねーか』と小突かれた。