大学病院での出産 知っておきたいメリット・デメリット

大学病院で出産

  • 400床以上のベッドがある
  • 特定機能病院の認定を受けている
  • 10以上の診療科がある
  • 教育、臨床、研究をおこなう病院
  • 医師が多く、設備が整っている(集中治療室、無菌病院、医薬情報管理室など)

これが大学病院の簡単な定義です。

特定機能病院

大学病院の定義の1つに挙げた「特定機能病院」とは、以下の趣旨の病院です。

  • 高度な医療を提供する
  • 高度な医療技術を開発する
  • 医療研修をおこなう

このような趣旨がある病院が、特定機能病院に指定されます。 高度な先端医療を提供できる反面、紹介状を持っていませんと、初診患者の受診料には追加料金が発生します。 これは、出産をするために大学病院を選ぶ患者の数を抑えるための処置です。 そのため、大学病院での出産とは、他の病院では難しいとされた妊婦が最後の手段としてあるのです。

大学病院のメリット

大学病院は高度な先端医療技術と高い技術力を持った医師が在籍していますので、他の病院で断られても、大学病院ならば安心して出産をすることが可能となります。

また、産婦人科や小児科以外にも診療をしてくれますし、緊急事態の処置も24時間体制で素早く対処してくれます。

普通の病院と比べると設備と技術力が圧倒的に大学病院の方が高いというメリットがあります。

大学病院のデメリット

大学病院の本分は医師の育成や医療技術の発展と向上にあります。 そのため、診療の様子や分娩の様子を学生や研修生が見学をすることがあります。その人数は驚くほど多いため、分娩の様子を他人に見られることが嫌だという方は、事前に断っておくのがいいでしょう。

医師の人数が多い反面、同じ医師に徹頭徹尾診察をしてもらえることはありませんので、同じ医師に診察してもらいたい場合は、大学病院は不向きといえるでしょう。

そして、待ち時間が異常なほど長いことです。3時間待って3分しか診療をしてもらえなかったということがあたりまえですから、忙しく時間があまりない方にとってはストレスの原因となります。多くの大学付属病院の多くが、特定機能病院に指定されているためかかる診察料が高額になってしまうということです。

デメリットは高額な費用の発生、待ち時間が長い、多くの学生や研修生に分娩の様子を見学される可能性があるということです。

このような神経質な方は個人病院より大学病院や総合病院の方が向いているかもしれません。

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