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【北朝鮮の昔話】お地蔵様の赤い目【考えさせられる】

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モトコ（ 30代 ♀ cAew1b ）
21/03/25 22:22(最終更新日時)

色々アレな国のではありますが、個人的に好きな昔話があります。
要約してザックリ書きます。

・争いの絶えない世の中に嘆いたお釈迦様が、下界に遣いをやった。

・遣いは、争いの絶えない村は天災にて滅ぼし、心優しい者が住む村はそのままにしていた。

・ある時、1人だけ心の優しい持ち主のおばあさんがいる、争いの絶えない村に降り立った。

・遣いは自らの身を打ち明けた上で、天災が来る前に逃げろと忠告したが、おばあさんは涙ながらに許しを乞うた。

・遣いは、おばあさんに免じて猶予をやると言った。
だが、万が一丘の上の地蔵の目が赤くなったら高台に逃げろとおばあさんに忠告をし、その村を去っていった。

・おばあさんは他の村人にそのことを話したが、笑い者にするだけで誰も信じなかった。

・3日後おばあさんが地蔵の目を見ると赤くなっていることに気づき、村人に忠告してまわった。
だが誰一人信じる者はおらず、おばあさんだけ避難した。

・水害により村は滅びてしまった。

・そこに遣いが再び来た。

・おばあさんは、なぜ1週間も経たぬうちに村を滅ぼしたと遣いを責めた。
遣いは悲しい顔でこう言った。

・本当は心優しいおばあさんに免じて、この村を滅ぼす気などなかった。
でも村人は地蔵の目を赤く塗り潰して、自ら滅びていったのだ。と。