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【移民募集の罠】

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匿名
18/10/01 20:55(最終更新日時)

戦後の生活難対策として、日本政府は1956年からドミニカ共和国への移民募集をし、249家族、1319人が、「カリブの楽園」という謳い文句に期待して渡りました。しかしながら、当初約束されていた土地の30%しか支給されず、開拓者が所有できるはずだった権利も、耕作権のみだったことが後に発覚。しかも現地に到着してみると砂漠地帯で、土地は岩石だらけの荒地、加えて土中には塩分が大量に含まれていて、耕作は困難を極めました。日本人移民の推進者だったトルヒーヨ大統領が暗殺されてしまったことも災いし、半数以上の日本人が帰国を余儀なくされ、残る人たちも他の場所に移ったり、都市部に出て商業に従事することになりました。2000年にドミニカに移民した176人の日本人が、国を相手取って損害賠償訴訟を起こすも、時効を理由に請求棄却され、元日本人移民たちは敗訴します。しかし、判決の中で外務省による調査不足などが指摘されたため、当時の小泉首相が元移民たちに謝罪し、特別一時金として、50万から200万円が支払われました。
この問題について、「カリブの楽園」という謳い文句に甘い夢を見て期待した移民側の落ち度でもあるのか、それとも外務省の調査不足が問題だったのか、どう思います？

当時の日本は、敗戦で世界最貧国状態であり、戦後の食糧難・住家難・就職難でインフラが追い付かず、対応に四苦八苦していた政府が、利害が一致する国(移民を欲しがっている国)と上手いこと手を組めたわけですよね。
戦前からあったブラジル移民を始め、南米移民政策や、北朝鮮への帰還事業もそうです。地上の楽園などといって。←まぁ、これについては北朝鮮が言ってきたことですが。「日本にいる我が同胞(在日)のみなさん、北朝鮮に来れば幸せな生活が待っていますよ！」と。

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