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No.114　18/07/05 23:05
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＜大雨＞積乱雲次々発生　近畿２府２県で３３万人に避難勧告
7/5(木) 21:52
毎日新聞

　日本列島は５日、前線の影響で近畿地方などで激しい雨に見舞われた。兵庫県の工事現場では男性作業員が排水管に流され死亡した。５日午後８時現在、京都府と大阪府、兵庫県で計約８万３０００人に避難指示が出された。８日ごろまで激しい雨を降らせる積乱雲が前線に沿って次々と発生する見込みで、気象庁は土砂災害や河川の増水に警戒を呼びかけている。

　兵庫県警などによると、同県猪名川町の造成工事現場で午前９時半ごろ、男性作業員３人が排水管に流され、１人（５９）が死亡し、他の２人も肘の骨折などで重傷を負った。４日夜から雨が続き、排水管付近の不具合を直す作業中だった。

　広島市安佐北区では、男子中学生（１４）が市道脇の側溝（幅約１メートル、深さ約５０センチ）に転落し、１０メートルほど下流で救助され軽傷。側溝は雨の影響で流れが速くなっていたという。

　毎日新聞の５日午後８時までの集計では、京都市や大阪府茨木市、神戸市北区などで計８万３４４６人に避難指示、滋賀県を加えた２府２県で３３万７１６５人に避難勧告が出ている。

　大阪管区気象台によると、台風７号から変わった低気圧が北日本上空を通過。本州付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が継続的に流入しやすくなっているという。５日午後８時半までの２４時間雨量は、▽滋賀県高島市２５１・５ミリ▽京都市右京区２６３・５ミリ▽大阪府能勢町２２３ミリ▽兵庫県西宮市１９５・５ミリ。雨のピークは６日午前とみられ、１時間に７０ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。

　６日午後６時までの２４時間予想雨量は、近畿地方の多い所で中部３００ミリ、北部と南部２５０ミリ。