早く他の人を好きになりたい

一年前に出会ったあの人。

「何でこんな仕事選んだんスか？」とか
無神経なコトいってきた。

勿論、面接中じゃなくて、普通の会話。

「何だコイツ？」と内心思った。

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第一印象は最悪。

「自分は絶対こんな無神経な人を好きにならない」と決め込んでた。

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それからというもの、
「出来るだけ関わりたくない人」と思いながら過ごして居た

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でも何故か、あの人から指導を受ける機会がグングン出て来た。

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「声張って‼️」っと凄い声量で言われた。

私は内心泣きそうだった。

だって、大きい声とか、怒られるのが
苦手だから。

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それ以外にも「アレちゃんとしといてね！」とか会う度に色んな事で怒られるし、ますます嫌いになっていった。

他の先輩の方がメッチャ優しかったのもあって。

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ある日、教わった事を1人で通しでやって、見てもらった。

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大丈夫そうだね😁

初めて、褒めてくれた。
笑って居た。

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いつも怖そうなのに。
笑った所なんか殆ど見た事無いのに。
厳しくて厳しくて、嫌われてるのだろう、でも私も嫌いだったし、とか。

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意外だった。

指導が厳しかったのも、伸ばしたいと
思っての指導熱心だったんだ、って。

それに、こんな事も気付いた。

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私は、優しいはずの他の先輩には本音を出せないのに、この人には言える。

ハッキリ喋れる。

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確かに、あの人の外見はお父さんに
そっくりだし、余計だったかもしれないけど。

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それからは、あの人に別の業務を教わり始めた。

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そしたら、一点して、ニコニコ適当キャラになった。

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最初に教わった方の業務は、自分の職場では一番重要くらいの内容だった。

だから、凄く厳しかったんだ、って。。

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私は今回の業務の方がずっと苦手分野だった。

不安を顔に現してしまった。

そしたら。。

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どんどんやっちゃえ‼️
自信持って😁

と言ってくれた。

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そしたら、だんだん、積極的に
チャレンジ出来る様になっていった。

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とはいえ、その業務だけは、実は今でも
苦手。

ずっとずっと、支えて貰ってる。。

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そして、これだけは間違いない。

この業務の共同作業で、好きになった。

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それから数カ月間、殆どの業務をあの人に教わり続けた。

気持ちも、どんどん深くなった。

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実は優しくて、不器用で、冗談言って笑わせてくれて。

誰よりも一生懸命な人で、手を抜かなくて、人を笑顔に出来て。

そういう一面を押し売りする事もなく、
無理してる人にはすぐ気付く。

確かにちょっと発言が過激気味だったり、子供っぽい部分も感じなくない人だったけど。。

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とにかく全部が大好きなんだ、って
気が付き始めた。

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「焦んな焦んな！」とか落ちつかしてもくれて。。

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「大丈夫？緊張してる？」とか色々。

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行動面も。。

いつの間にか、追い付かなかった事を
やってくれてたり。。

色んな気遣いをしてくれた。

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私は何とか連絡先を知りたいと思って、
聞いてみた。

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あの人は、「いいよいいよ」と教えてくれた。

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でも私は電話が苦手だったので、
ショートメールにしてみた。

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そしたら全体的に「笑」が目立つ文章だったけど、

私は返信をくれた事が嬉しくて泣いて喜んでしまった。

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ある時、お酒を飲んで自宅で「良かったら食事に行きませんか」とメールを送ってしまった。

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あの人は、スルーだった。。

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その後、私はメールに気合いを入れ過ぎてしまったせいなのか、

職場でもあの人はシカト気味になっていった。。

まるで、打ち解ける前のあの人みたいに
冷たくなってしまった。。

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今考えても、私がいけなかった。。

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暫くしたら、あの人はまた普通に接してるくれる様になった。

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また暫くしてから、私は「メール、やめた方がいいですか？クドイですか？」と
聞いてしまった。

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あの人からは、「特に大丈夫」との
文面が返ってきた。

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でもこれは、良くないと判断して、メールをやめていった。

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だんだん、プライベートに運べない事が気になり出し、

思い切って告白しようと思った。

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といってもあの人は先輩で私は後輩。

どうなってしまうのかと、気が気でなく、自分に言い訳を続けて、

中々出来ずにいた。

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そんな時、実はミクルさんで色んな
回答者さんが「告白するべき」と

応援メッセージをくれた。

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その応援に背中を押され、先輩に
声を掛けた。

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私「話したい事があって、時間取れますか」

あの人「えっ？どっち系の話し？」

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私「とにかく、大事な話しなんです」
あの人「今日じゃなくてもいいんだよね？」

私「。。はい。。」

【はい、と言った自分を馬鹿だと思った】

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別の日の夜、ついにその時がきた。

でもあの人は、話があると伝えてた事自体を忘れてる様だった。

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再び声を掛け、別室に二人で入った。

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あの人「で、話しって？」

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私「実は、○○さんに自分の気持ちを伝えたくて」


私は好きになったエピソードを話し始めた。

でも、あの人は嬉しそうに聞いてるというより、

目を細めてる感じだった。。

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話しを最後まで聞いてくれたあの人。

最後に私は、「○○さんの事が好きです」と切り出した。

すると。。

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