つぶやき

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名無し
2017/03/08 13:20(更新日時)

大学受験のとき、地元を離れて一人で飛行機乗って祖父母の家に居候させてもらった。大学受験は午前と午後にまたがってて、お弁当を食べる時間があったんだ。ばあばの作る弁当を食べるのはその時が初めてで。

三年間お母さんが作ってくれたお弁当の味付けと、まぁ当たり前だけど違くて。ばあばの作るお弁当は卵焼きなんて甘くて、明太子とイカの和え物なんて初めてで、きちんと唐揚げは一口サイズに切ってあって…もちろん美味しかった。

けれど、やっぱり全然お母さんの作るお弁当と違うんだ。

今さらだけど、あぁもうお母さんのお弁当食べられないんだって思った。好きなおかずを毎回いれてもらって、茶色ばっかりで、丼ものパターン多くて、たくさん量が入ってて、昨日の夜ごはんや今朝の朝ごはんとお弁当がダブってて。

お母さんはいつもこんなのしか作れなくてごめんねって言ってたね。可愛いらしいお弁当作ってよねって私毎回言ってたね。

だから、
高校最後のお弁当は可愛く作ってくれたねお母さん。美味しかったよ。今までにないくらい可愛いお弁当だった。

受験失敗しちゃってごめんね。このまま離れるから、お母さんの作るお弁当もう二度と食べられないね。卒業したんだなぁって改めて実感だよ。

ばあばたちの元で頑張るから、絶対第一志望に受かるから。
またいつか、お家に帰るときがあったら、お母さんの作るごはんを食べさせてください。

お母さん、三年間お弁当作ってくれてありがとう。お母さんのお弁当がずっと大好きです。