データ記入すれば必要栄養素を表示　ＨＰ、名大研究班が開発

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サラリーマン
2016/05/15 23:19(更新日時)

インターネットのホームページ画面で、身長や体重、健康診断結果を打ち込むと、一日の食事で取るべき栄養素の基準量が自動表示されるシステムを、名古屋大大学院生命農学研究科の准教授らの研究グループが開発し、公開した。健康的な食生活を自己管理できる手段として活用を呼び掛けている。

　パソコンやスマートフォンでホームページ（パーソナル食事摂取基準で検索可）にアクセスし、登録が必要。
https://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~jtaiman/entry.html
　専用画面に年齢、身体の活動レベル、血糖値、血圧などを入れると、炭水化物やコレステロール、ビタミンなど栄養素の基準量が表示される仕組み。

　記入した数字が赤いと異常値、黄色は正常範囲だが異常に近いことを意味する。

　一方、自動で表示された数値は、厚生労働省が発表する「日本人の食事摂取基準」の二〇一五年データを基に表示。黒いと基準値をそのまま適用でき、赤いと基準値から変わったことを意味する。数値を守れば健康維持が保証されるわけでないが、目安となる。

　管理栄養士ら六十人にアンケートすると、九割が使い勝手が良く役立つと答えた。