アンパンマンについて真面目に考える

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2011/06/14 11:31(更新日時)

2歳の娘はアンパンマンが大好き。寝ても覚めてもアンパンマンな毎日だ。親としては、少々心配・・

一緒にアンパンマンを見ながら、疑問に思った事などを本スレに書いていこうと思ってます。なお、原作者の公式見解などは調べずに、あくまでも思ったままを書こうと思います。原作者の意図と違う点が多々出てくると思いますが御了承願います。

ではでは・・

No.1513370 (スレ作成日時)

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No.51

愛と勇気

「それいけ!アンパンマン」の主題歌は、なかなかに意味深い。出だしから「何が君の幸せ?」の問いかけである。普段から「幸せの何たるか」について深く考えている人など、大人でもそうはいまい。

まして、視聴者は子供である。せいぜい「お菓子をお腹いっぱい食べたい」とか「遊園地で遊び尽くしたい」とか、その辺だ。大人であれば「カネ」や「セックス」を挙げる人もいるだろう。私は「家族の幸せが自分の幸せ」という事にしているが。

歌詞の中で、特に目を引くのが「愛と勇気だけが友達さ」というフレーズである。これはいったい、何を意味しているのだろうか?

No.52

>> 51 愛と勇気②

言うまでもなく、アンパンマンには多くの仲間がいる。確かにジャムおじさんなどは「友達」とは言えないだろうが、共に戦う事も多いカレーパンマンやしょくぱんまんからすれば、耳を疑うようなセリフではなかろうか?

子を持つ親の立場として言わせてもらうと、娘が「愛と勇気だけが友達さ」などとうそぶいていると「友達はいないのか・・?」と心配になってしまう。

いったいこのフレーズにはどんな意味が込められているのか、それをこれから考えてみたい。

No.53

>> 52 愛と勇気③

言葉通りに解釈すれば、「アンパンマンは愛と勇気だけが友達」という事になる。それは同時に、カレーパンマンやしょくぱんまんらは友達ではない、という事を意味する。

アンパンマンも戦士である以上、「最後に頼むものは自分の力のみ」という意識はあるはずだ。他を頼らず、自らの「愛と勇気」を信じて戦う。戦う者として、悪い心構えではない。それを表現したのが「愛と勇気だけが友達さ」なのかも知れない。

周囲を戦いに巻き込まない為にも、アンパンマンは孤独を装っている可能性もある。ヒーローは、常に孤独を背負う宿命にあるのだ。

No.54

>> 53 愛と勇気④

しかし実際には、顔が汚れたくらいで助けを求める体たらくである。そこには、「最後に頼むべきは自分の力のみ」などという心意気は微塵も感じられない。

次は、アンパンマンにとって「友達」とは何か、そういう観点から考えてみよう。

No.55

>> 54 愛と勇気⑤

普通に考えて「友達」とは、仲が良い人の事を指す。この条件なら、ばいきんまんとドキンちゃん以外は全員当てはまると言って良い。

ある程度同じ立場、というのも大きな要因だ。仲が良いからといってもジャムおじさんやバタコさんは友達とは言えないだろうし、かばおくんやネコミちゃんなども友達と言うには違う感じがする。

アンパンマンと同様に悪に立ち向かう心を持ち、かつその力を持った、カレーパンマンやしょくぱんまん、焼きそばパンマンやハンバーガーキッドなどは、「友達」と言って間違いないだろう。

No.56

>> 55 愛と勇気⑥

曲との関係で、歌詞が短縮されただけ・・とは考えらないか? 実は作詞家は、本当はこう書きたかったのだろう。「愛と勇気を持った者だけが友達さ」と。

「アンパンマンに友達がいない」というのは、話としてどうしても無理がある。それよりは、「愛と勇気だけを持った者だけが友達」という方が説得力は強い。

友達と見られるカレーパンマンやしょくぱんまん、焼きそばパンマンやハンバーガーキッドらが「愛と勇気」を備えているのは間違いない。つまり、そういった共に戦う心と力を持った者を「友達」と認め、共に戦おうというアンパンマンの意志の表れだと考えれば、全てのつじつまが合う。

No.57

>> 56 愛と勇気⑦

結論を言えば、「愛と勇気だけが友達さ」のフレーズはヒーローの孤独を表しているのではなく、アンパンマンと友達になる資格を問うているのだと考えられる。すなわち、「愛と勇気を持った者だけが友達」なのだと。

なぜ「を持った者」がカットされたのか、という疑問が残るが、これはもう「作詞上の都合」としか言いようがない。「愛」「勇気」「友達」という言葉を入れながらあの部分の詩を作るとなると、カットせざるを得なかったのだろう。

No.58

>> 57 愛と勇気⑧

娘が将来「アンパンマンと友達になりたい」と言ってきた時には、まずは愛と勇気をそなえた人間になりなさい、と諭すとしよう。

また、友達がいないという意志で「愛と勇気だけが友達さ」などというセリフを吐かないよう、見守っていかなければならない。

主題歌「アンパンマンのマーチ」について、他にも気になる事がある。次は、他の部分を見ていきたい。

No.59

>> 58 生きる意味

まずは前章の訂正をしたい。「アンパンマンのマーチ」の出だしは「何が君の幸せ」ではなく「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび」が正しい。

いつも借りているDVDのオープニングで流れているのは2番のようだ。このように、ろくに調べもせずに考察を進めているので、今後も訂正が相次ぐ可能性がある事をあらかじめお断りしておく。

  • << 61 生きる意味② 章題を「生きる意味」としたのは、それが歌のテーマだと感じられるからである。 1番の前半部分を引用しよう。 なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはイヤだ! 読めば読むほど意味深い文である。「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」 果たしてこの問いかけに、即答出来る人はどのくらいいるだろうか? 確かに「こたえられないのはイヤ」とは思うが、そこまで人生について深く考える機会は、日常生活においてはまずないだろう。

No.60

バタコさんはジャムおじさんの孫なんですか❓
ただの住み込みの従業員❓

No.61

>> 59 生きる意味 まずは前章の訂正をしたい。「アンパンマンのマーチ」の出だしは「何が君の幸せ」ではなく「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび… 生きる意味②

章題を「生きる意味」としたのは、それが歌のテーマだと感じられるからである。

1番の前半部分を引用しよう。

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはイヤだ!

読めば読むほど意味深い文である。「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」 果たしてこの問いかけに、即答出来る人はどのくらいいるだろうか?

確かに「こたえられないのはイヤ」とは思うが、そこまで人生について深く考える機会は、日常生活においてはまずないだろう。

No.62

>> 61 生きる意味③

作品中に登場するキャラクターの多くは、明確に「生きる意味」を意識しているようだ。SLマンは人々を載せて走る事に生きがいを感じているし、ハーモニカくんやもっきんまんは自ら演奏で自分の楽器の素晴らしさを世に広めようとしている。それぞれが明確に「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を理解して生きている。

では、アンパンマンにとっての「生きがい」とは何だろうか?

No.63

>> 62 生きる意味④

アンパンマンは他のキャラクターと違い、「あんパンの素晴らしさを世に広めよう」とは考えていないようである。ジャムおじさんの手伝いはバタコさんやメロンパンナ、クリームパンダに任せきりで、自分は日常生活のほとんどをパトロールに費やしている。

歌詞にあるように、「みんなの夢まもるため」戦う・・というのが、アンパンマンにとっての生きがいと見るのが自然だ。

しかし、歌詞をよくよく見ると、単純にそうは言えないのでは?と思えてならない。

No.64

>> 63 生きる意味⑤

アンパンマンのマーチは、アンパンマンを応援する内容となっている。歌詞の冒頭部分を引用しよう。

そうだ うれしいんだ
生きるよろこび

この文では、アンパンマンは「生きるよろこび」を見いだし、活力を得ている様が表現されている。裏返して見れば、アンパンマンは一度「生きるよろこび」を見失い、誰かに諭されそれを見いだした・・と見る事も出来る。さらに続きを引用しよう。

たとえ胸の傷がいたんでも

素直に読めば、アンパンマンは胸に傷を負っている事になる。胸の傷とは、いったい何だろうか?

No.65

>> 64 生きる意味⑥

アンパンマンにとっての「胸の傷」とは、いったい何であろうか。

まず考えられるのは、「戦う事の虚しさ」に心を痛めている可能性だ。アンパンマンも、ばいきんまんを殴りたくて殴っている訳ではないだろう。自身はもちろん周囲も危険にさらされる以上、無益な戦いは避けたいに違いない。

しかし、アンパンチでばいきんまんを吹き飛ばした後の、あの満足しきったアンパンマンの顔を見ると、とても「戦う事に心を痛めている」ようには見えないのだ。他の可能性を考えた方が良いだろう。

No.66

>> 65 生きる意味⑦

アンパンマンは普段、パトロールをして過ごしている。ここがまず疑問だ。なぜアンパンマンが治安維持を担当しているのだろうか?

作品中には様々なキャラクターが登場する。当然「警察業務」を専門に行うキャラクター、例えば「けいさつさん」「みまわりおじさん」などがいても不思議ではない。しかし、作品中そういうキャラクターは存在せず、「治安担当」と言えるのはアンパンマンとハンバーガーキッドくらいである。

No.67

>> 66 生きる意味⑧

アンパンマンは、あまりあんパンのアピールをしない。せいぜい、腹をすかせた人に「元気が出るから食べてごらん」と勧めるくらいである。

この点は、他のキャラクターと大きく異なる。カレーパンマンやてんどんまん、かまめしまんなどほとんどのキャラクターは、自らの担当食品こそ最上と信じ、その普及に生きがいを見いだしている。

なんと言っても、父親同然のジャムおじさんが焼くあんパンである。アンパンマンも心の底では「あんパンこそ最高」と思っているに違いない。

No.68

>> 67 生きる意味⑨

このように考える事は出来ないだろうか?

元々アンパンマンも他のキャラクターと同様に、自らの担当食品、つまりあんパンこそが最上と信じ、その普及を生きがいとしていた。しかし何かの事情でそれを断念し、村のみんなを守る為に戦う道を選んだ・・

顔があんパンのアンパンマンにとって「あんパンのアピールを控える」というのは、自己否定そのものである。そう決断するまでには、深く、激しく苦悩したに違いない。

No.69

>> 68 生きる意味⑩

しかしアンパンマンは苦悩の日々を抜け出した。新しい道である「みんなの夢まもるため」戦う事に「生きるよろこび」を感じたのである。

ただ、当時の苦悩や進路変更のきっかけとなった出来事が「胸の傷」として残っている・・

「アンパンマンのマーチ 」の歌詞が、まるで人生に絶望しながら立ち直ろうとする人を励ますような内容になっているのは、このようないきさつがあったのだろう。

No.70

>> 69 生きる意味⑪

アンパンマンの「胸の傷」が何なのかについて、アンパンマンの生い立ちから考えてみよう。

前に「父親同然のジャムおじさん」と書いたが、実際にジャムおじさんはアンパンマンの生みの親なのだろう。容姿もよく似ている。

問題は、ジャムおじさんはどのような目的でアンパンマンを生み出したか、である。

No.71

>> 70 生きる意味⑫

作品を見る限り、バタコさんを除けばジャムおじさんには身内らしき人がいない。となれば、「息子代わり」にアンパンマンを生み出した可能性は高い。

しかし、それならばなぜ危険な「治安担当」なのか。ジャムおじさんはロケットや潜水艦まで作れる天才科学者である。その気になれば、ばいきんまんの攻撃を防ぐ防御システムの構築など朝飯前であろう。

そう考えると、ジャムおじさんは最初から「治安担当」としてアンパンマンを生み出したとしか考えられないのである。

No.72

>> 71 生きる意味⑬

治安担当として生み出されたアンパンマン。しかし、ジャムおじさんの意志とは異なりアンパンマンは「あんパンの普及」を第一に考えるようになる。

作品中では語られないが、ここで2人は激しく衝突したに違いない。自分はあんパン普及の為に生まれたと信じるアンパンマンと、村の治安維持の為に生み出したジャムおじさんの溝は、相当深かったものと推察される。

では、ジャムおじさんはどのようにしてアンパンマンを改心させたのだろうか?

No.73

>> 72 生きる意味⑭

まず考えられるのは、新しい顔を焼く際に製法を変える事だ。製法を変えれば容姿だけでなく性格も変わるはずである。アンパンマンはカレーパンマンやてんどんまんらと違い、自分の顔を直接食べさせている。無くなる前に新しい顔を焼いてもらわないと、胴体だけになってしまうのだ。ジャムおじさんにとって、顔を変えるチャンスはいくらでもある。

しかし、それでは記憶に残らない。残ればこその「胸の傷」のはずだ。よって、ジャムおじさんはアンパンマンと正面から向き合って話し合い、アンパンマンを諭したに違いない。

No.74

>> 73 生きる意味⑮

ここで「アンパンマンのマーチ」の歌詞を引用しよう。

時ははやくすぎる
光る星は消える
だから君はいくんだほほえんで

「光る星は消える」という詩は、明らかに「死」を暗示している。前の部分と合わせれば、「まもなく誰かが死ぬ」という意味にも取れる。

「だから君はいくんだほほえんで」とあるので、アンパンマンが死ぬ訳ではなさそうだ。となれば、いったい誰の死が迫っているのだろうか?

No.75

>> 74 生きる意味⑯

まもなく死ぬ誰か、それはおそらくジャムおじさんなのだろう。

死を悟ったジャムおじさんは、自らの夢が叶うまでの間アンパンマンには我を捨ててもらい、みんなの為に戦って欲しい、とアンパンマンを説得した。そしてアンパンマンはそれを受け入れ、「あんパン普及」という本来の生きがいを捨てて戦いの道を選んだ・・

アンパンマンの「胸の傷」とは、自分本来の生き方が出来ない葛藤と、父親同然のジャムおじさんをもうすぐ失う悲しみの事なのである。

No.76

>> 75 生きる意味⑰

アンパンマンに本来の生き方を捨てさせてまで叶えようという、ジャムおじさんの夢とは何であろうか。

彼に限って「金持ちになりたい」や「女の子にモテたい」はないだろう。子供がいない以上「孫の顔が見たい」もありえない。

素直に考えれば「世界中の人に、美味しいパンを食べてもらいたい」だろう。しかしこれだと抽象的すぎて、どの状態になれば夢達成なのか分からない。

また、作品中登場するほとんどのキャラクターは、ジャムおじさんを知っている。パンを焼く事も、そのパンがとても美味しい事も知られている。

No.77

>> 76 生きる意味⑱

つまり、「世界中の人に美味しいパンを食べてもらいたい」という夢は、既に達成されているといってよい。これ以上、彼は何を望んでいるのだろうか。

企業経営で考えれば、シェアほぼ100%を達成した次の目標は、その状態の維持である。ジャムおじさんも、「いつまでも、世界中に美味しいパンを」と考えたに違いない。

幸い、ライバルとなりそうなパン工房は見あたらない。残る邪魔者は、パンを横取りしようとする「ばいきんまん」一味だけである。

No.78

>> 77 生きる意味⑲

ジャムおじさんの夢達成を妨げているものは、現在ばいきんまん一味だけである。すなわち、「打倒ばいきんまん」がジャムおじさんにとっての目下の課題だ。

しかし、ばいきんまんを積極的に攻撃はしない。「一発ミサイルでもぶち込んで」くらい思ってもよさそうなものだが、ジャムおじさんは「専守防衛」に徹している。そこは、早く夢を叶えたいという気持ちよりも「自ら攻撃はしない」という信念の方が勝っているようである。

しかし、ジャムおじさんの夢は、アンパンマンの人生を拘束しているという事を忘れてはならない。

No.79

>> 78 生きる意味⑳

ジャムおじさんの夢達成の為に自らの人生を捧げたアンパンマン。しかし、ジャムおじさんの思想のおかげでなかなか夢が達成出来ない・・ なんというジレンマだろうか。

前に触れたが、アンパンチには実際にはたいした破壊力はない。ばいきんまんを倒したいのに、倒すだけの力がない。ここも、アンパンマンにとってはつらいところである。

これでは、アンパンマンが自身の人生について悩んでも、致し方ないところだ。アンパンマンのマーチにある「なんのために生まれて なにをして生きるのか」は、実はアンパンマン自身の「心の叫び」なのである。

No.80

カレーパンマンの謎

そろそろ次のテーマに移りたい。今晩の我が家の夕食がカレーだったので、カレーパンマンについてここからは考えてみたい。

カレーパンマンは、カレーを「辛くて美味しい料理」だと言う。そして、シチューおばさんなどライバルとおぼしきキャラクターが登場した際には自らカレーライスを作り皆に振る舞っている。

そのカレーを、かばおやちびぞうが食べている姿を見て、こう思わずにはいられない。「そのカレーは、辛くないのか?」と。

No.81

>> 80 カレーパンマンの謎②

2歳の娘がいる我が家のカレーは、いつも甘口。辛さなど微塵も感じられない。物足りないものの、別に作るのも面倒なので我慢せざるを得ない。

はっきりした年齢は分からないが、かばおやちびぞうは人間における小学校低学年くらいに見える。となると、そんなに辛いカレーは食べれないはずである。

しかし、「辛い=美味しい」と考えるカレーパンマンのカレーを、美味しそうに食べている。これはいったい、どういう事だろうか?

No.82

>> 81 カレーパンマンの謎③

「実は辛くない」とは考えにくい。シチューおばさんのシチューに対抗して美味しいカレーを作ろうとする話があったが、カレーを美味しくする為にカレーパンマンがした事はひたすら「辛さを増す」事だった。

そのカレーを奪い取って食べたばいきんまんが口から火を噴いていたので、相当辛かったのだろう。カレーパンマンの辛さへのこだわりは尋常ではない。

やはり、カレーパンマンにとっては「美味しい=辛い」なのである。辛いのが苦手な人は、カレーパンマンの作るカレーは食べない方が無難だろう。

No.83

>> 82 カレーパンマンの謎④

カレーパンマンの作るカレーが辛いのは間違いない。という事は、かばおやちびぞうらは「辛さに強い」と見るのが自然だ。

考えてみれば、彼らは毎週のように専門家の作った美味しい料理を食べている。常人に比べて相当舌が肥えているに違いない。当然、辛い料理にも慣れ親しんでいるものと思われる。それでいつの間にか、辛口でも平気になってしまったのだろう。

幼少年期から濃い味の料理はなるべく避けるのが人間界の常識だが、美味い料理を毎週のように出されるとそうはいかなくなるようである。

No.84

>> 83 カレーパンマンの謎⑤

ここからは、もうひとつの大きな謎に迫る。

カレーパンマンはカレーこそが最高に美味しい料理と信じている。自らの担当料理を最上と信じるのは他のキャラクターと変わらない。しかし、他とは決定的に異なる点がある。

それは「カレーパンを作らない」点だ。例えばやきそばパンマンは焼きそばパンを振る舞う。決して、焼きそばだけを出す事はない。てんどんまんも鉄火のマキちゃんも「天ぷら」「鉄火」だけでは決して出さない。

カレーパンマンは、カレーライスを振る舞う事はあっても、カレーパンを振る舞う事はないのだ。これは、なぜだろうか?

  • << 86 カレーパンマンの謎⑦ カレーパンマンがカレーパンを作らずカレーライスを振る舞うという事は、彼にとってのカレーの美味しい食べ方は「パンに入れて食べる」ではなく「ライスにかけて食べる」になる。 これでは、自己矛盾も甚だしい。まったくもって、「カレーパンマン」の名に値しない行為と言わざるを得ない。最初から「カレーマン」「カレーライスマン」を名乗れと言いたくなる。 何か、特別な事情があるのだろうか?

No.85

是非とも作中最強キャラは誰か教えて欲しいです!
ジャム・バタが居ないとアンパンマンは勝てないし…。

No.86

>> 84 カレーパンマンの謎⑤ ここからは、もうひとつの大きな謎に迫る。 カレーパンマンはカレーこそが最高に美味しい料理と信じている。自らの担当料… カレーパンマンの謎⑦

カレーパンマンがカレーパンを作らずカレーライスを振る舞うという事は、彼にとってのカレーの美味しい食べ方は「パンに入れて食べる」ではなく「ライスにかけて食べる」になる。

これでは、自己矛盾も甚だしい。まったくもって、「カレーパンマン」の名に値しない行為と言わざるを得ない。最初から「カレーマン」「カレーライスマン」を名乗れと言いたくなる。

何か、特別な事情があるのだろうか?

No.87

>> 86 カレーパンマンの謎⑧

まず考えられるのは、「何かの料理でカレーパンを作る事が出来ない」という事だろう。

一般的なカレーパンは油で揚げてある。単にパンの中にカレーを入れれば済むものではない。その点で、パンを切って挟むだけの焼きそばパンとは違う。

この「揚げ」の工程が苦手か、何らかの理由で出来ない為にカレーパンマンはカレーパンを作る事が出来ない、のではないだろうか。

No.88

>> 87 カレーパンマンの謎⑨

前項で「何らかの料理」とあるのは、言うまでもなく「何らかの理由」の間違いである。訂正しておきたい。

さて、カレーパンマンはジャムおじさんらのすぐ近くに住んでいるものと思われる。近くに優れたパン職人がいるのだ。「このカレーで、カレーパンを作っておくれ」とは言えないものだろうか?

ジャムおじさんの事だ。頼まれればすぐに作ってくれるに違いない。しかし、カレーパンマンにもジャムおじさんにもそうした素振りが見えないのは、何が原因なのだろうか。

No.89

>> 88 カレーパンマンの謎⑩

カレーパンマンとしては「人に頼らず自分のカレーパンを完成させたい」という気持ちがあるのかも知れない。安易にジャムおじさんの力を借りては「カレーパンマン」の名がすたるというものだろう。

しかし、カレーパンマンがカレーパンに合うパンを作ろうとしたり、何かその為の練習をしているようには見えない。少なくとも、作品中にそういう描写はない。

もしかしたら、何度かカレーパン作りに挑戦したものの上手くいかず、諦めてしまったのではなかろうか。そして、諦めかけたカレーパンマンを再三励ましてきたジャムおじさんも、やる気を失ったカレーパンマンに愛想をつかして何も言わなくなった・・

No.90

>> 89 カレーパンマンの謎⑪

逆の見方も出来る。カレーパンマンは実は密かにカレーパン作りの練習をしていて、その姿を見せない為にあえてジャムおじさんらと別居している・・

作品を見る限り、ジャムおじさんとの間に感情のもつれがあるようには見えない。となればジャムおじさんも実はカレーパンマンの人知れぬ努力を知っていて、あえて黙っているのだろう。

カレーパンマンの作ったカレーを食べた人が誰一人として「このカレーでカレーパン作らないの?」と言わないのは、カレーパンマンが修行中でまだ納得のいくカレーパンが出来ない事が「暗黙の了解」としてあるからかも知れない。

No.91

>> 90 カレーパンマンの謎⑫

一般に「天才」と呼ばれる人々は、努力する姿を見せびらかしたりしないものだ。カレーパンマンも自分のその姿を見せない為に、ジャムおじさんらと少し距離をおいて生活しているのだろう。

ジャムおじさんやアンパンマンらは、いつの日かカレーパンマンが「ついに出来上がりだぜ!」と言ってカレーパンを振る舞う日を心待ちにしているに違いない。我々視聴者も、その日がくるのを楽しみにしておこう。

ただし、出来上がったカレーパンが「かなり辛い」のだけは間違いない。辛いのが苦手な人は注意が必要だ。

No.92

2人の科学者

ここからは2人の科学者にスポットを当てたい。言うまでもなく、ジャムおじさんとばいきんまんの事だ。どちらも、多くの発明品を生み出す優れた科学者である。

二人はその卓越した技術力をどう活用し、何を目指しているのか、それをこれから考えてみたい。

まずは、ジャムおじさんから見ていこう。

No.93

>> 92 2人の科学者②

まず注目したいのは「アンパンマン号」だ。陸上の移動はもちろん、潜水機能や万が一空中に飛び出した際軟着陸出来るようパラシュートまで備えてある。

何より凄いのは、チーズが運転している事だ。ジャムおじさんやバタコさんはほとんど運転する事はない。特に、アンパンマンに危機が迫り急いで新しい顔を焼かなければならない場合、運転はもっぱらチーズが担当しジャムおじさんやバタコさんはパン作りに専念している。

並みの犬より賢いかも知れないが、所詮犬である。運転を任せて大丈夫なのだろうか。

No.94

>> 93 2人の科学者③

我が国においては、18歳以上にならないと運転免許は取得出来ない。言い換えれば、18歳程度の精神年齢があれば運転に必要な知識や判断能力を身に付ける事が可能だと国は判断している、とも言える。

ジャムおじさんやバタコさんは確実に「精神年齢18歳以上」をクリアしているだろう。アンパンマンが微妙なところで、メロンパンナやクリームパンダは達していないと見るのが自然だ。

チーズに関して言えば、到底達しているとは言えない。どう見ても、人間で言えば小学生くらいにしかならないだろう。藤原拓海ですら運転を始めたのは中学生になってからである。チーズにハンドルを握らせるのは時期尚早と言わざるを得ない。

No.95

>> 94 2人の科学者④

チーズに運転を任せるのは、やはり危険だと言わざるを得ない。となれば、アンパンマン号には高度な運転サポートシステムが備わっていると考えるのが自然だ。

現実の世界でも、追突防止や前車追尾、車線維持や果ては居眠り防止まで、様々な運転サポートシステムが実用化されている。アンパンマン号には、より高度なシステムが搭載されていると考えられる。

ほとんど「自動運転」に近い状態で、運転手の役目は目的地の入力だけ。音声入力ならジャムおじさんが喋ればよい訳で、これなら犬が運転席に座っていても大丈夫だ。

No.96

>> 95 2人の科学者⑤

アンパンマン号は移動中エンジン音のような音が聞こえるが、電気を吸い取られて動けなくなる話があるのでモーターが主動力と考えられる。おそらく、内燃機関で発電してモーターを回し、発生した熱でパンを焼けるような設計になっているのだろう。エネルギーをムダ無く使う見事なシステムである。

アンパンマン号はモニターで周囲を見て運転するようになっていて、運転席に窓はない。犬が運転していても外部にばれる事はないが、残念ながらナンバープレートは交付されないだろう。現実の世界では一般道は走れないので注意が必要だ。

No.97

>> 96 2人の科学者⑥

アンパンマン号と共に、もう一つ特筆すべきは「チーズバケット号」だ。パンとチーズで作られた飛行機である。

パンとチーズの飛行機とは「お菓子の家」と同じくらい子供達には夢のある話だが、世の軍事技術者にとっても夢のような話である。金属をほとんど使用していない為レーダーでの発見は難しいと思われる。この、高いステルス能力を生かせば様々な兵器の開発が可能だ。

具体的には、偵察機や少数人員用の輸送機、軽度の兵器を装備してピンポイント攻撃などが考えられる。

No.98

>> 97 2人の科学者⑦

操縦の簡易性も特筆だ。チーズに操縦出来るという事は、小学生程度の知能があれば操縦出来るのだろう。

更に言えば、「機密保持」の観点からもパンとチーズで出来ている事は重要だ。現在実用化されている無人偵察機は最先端のハイテク兵器。敵地に墜落すれは技術がそのまま相手に伝わってしまう。実際、最近中国で開発されたステルス戦闘機は紛争地で墜落したアメリカのステルス戦闘機から様々な情報を得たと言われている。

パンとチーズなら、焼いたり水に溶かしたり、もちろん食べてしまう事も出来る。これなら、万が一敵地で墜落しても隠滅が可能だ。

No.99

>> 98 2人の科学者⑧

ここまでアンパンマン号とチーズバケット号について見てきたが、最後に「アンパンマン」について考えてみたい。

まずは、高速でパンを焼く技術である。アンパンマンが危機に瀕して「新しい顔を焼くよ」と言ってから、5分程度で人の顔ほどの大きさのパンを焼きあげている。生地をこねるところからのスタートなので、驚異的なスピードと言わざるを得ない。

映像を見る限り、アンパンマンの顔はあんがほとんどでパン生地はかなり薄い。これなら確かに早く焼けそうだが、単に火力を強くするだけでは表面が焦げてしまう。微妙な火加減が必要なはずだ。これはもう、設備面も含めてジャムおじさんならではの技術と言って良いのではなかろうか。

No.100

>> 99 2人の科学者⑨

高速でパンを焼く技術が世界中のパン職人の注目の的ならば、「アンパンチ」は世界中の軍事技術者の注目の的となっているだろう。

見た目通りの破壊力があれば、敵の兵器や軍事拠点をパンチ一つで簡単に粉砕出来る。本論で推察した通り「戦意を失わせ、逃げさせる」効果があるとすれば、それこそ様々な活用法が考えられる。

以前海上保安庁の巡視船に某国の漁船が衝突してくる事件があった。違法操業を確認した時点でアンパンチしていればそこで漁船は退散し、船同士が衝突する事態は避けられたはずだ。

  • << 101 2人の科学者⑩ 飛来したミサイルの迎撃は、世界中の軍事技術者にとって喫緊の課題である。実用化された迎撃ミサイルもあるが、精度の面でまだまだ課題が多い。 迎撃に成功しても、ミサイルの破片が降り注いできたのでは安心出来ない。かと言って発射前に敵のミサイル基地を攻撃するのは、他国ならともかく「専守防衛」を掲げる我が国では難しい。 こんな時こそ「アンパンチ」の出番である。飛来したミサイルにアンパンチすれば、ミサイルは破壊される事なく元の場所へ引き返してしまうのである。その後どうなるかは分からないが。
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