DVが原因で離婚

ドメスティックバイオレンスが原因で離婚

では、ドメスティックバイオレンスを受けた場合、離婚の原因として成立しますが、それを証明するためには客観的な証拠というのが必要になります。

たとえば、傷の写真や病院の診断書といったものが証拠としては有用になります。

ただ、ドメスティックバイオレンスの加害者が怖くて離婚を切り出すことができないというケースもあります。確かに逆恨みをされるケースもありますが、行政を利用することにより、自身の住所を相手に非公開にすることもできます。

離婚をするためには双方に離婚の意思がありませんと、離婚は成立しませんので、ドメスティックバイオレンスの加害者が被害者と離婚をしたくないと言い張れば、協議離婚をすることはできません。協議離婚とは夫婦間の話し合いでの離婚です。

調停離婚

ドメスティックバイオレンスが原因の場合、話し合いが困難を極めます。特にドメスティックバイオレンスの加害者が別れたくないと言えば、夫婦間での話し合いによる離婚、つまり協議離婚はできません。

そのような場合は、家庭裁判所へ離婚調停の申立をおこないましょう。

離婚調停、つまり夫婦関係調整調停ですが、これを申立てるには配偶者(ドメスティックバイオレンスの加害者)の同意は必要ありません。また、申し込む際に住所の公開しないように頼めば、住所がばれることがありません。

この調停は、家庭裁判所でおこないますが、家庭裁判所内でドメスティックバイオレンスの加害者と会わないように配慮もされていますし、離婚を決意した理由を直接、加害者と話すのではなく、調停員という第三者と話すので、安心して離婚の理由を話すことができます。

さらに、調停が成立した場合、調停調書というのが作成されて、これが公正証書となりますので、調停で決まった額の慰謝料を支払わなかったり、支払いが滞ったりしますと、強制執行をおこなうことができます。

調停離婚が不調に終わった場合は、離婚裁判をおこなうことができます。調停をおこなわなければ、離婚裁判を起こすことはできません。

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