離婚の原因上位「浮気」、そのリスクと事例

浮気が原因で離婚

離婚裁判をおこなう前には、離婚調停を申立てなければいけません。離婚の意思が固まっていて財産分与や慰謝料につては、事務的に処理されますので、調停や裁判がこじれることはありませんが、親権について揉める場合があります。

不貞行為をおこなった配偶者の方に、婚姻関係を破たんさせた原因があるので、慰謝料などは浮気をした配偶者が慰謝料などを払わなければならず、親権も不貞行為をおこなった配偶者が得ることは難しいとされています。

浮気と離婚

浮気をした離婚をする際、すでに婚姻関係が破たんしている場合は、慰謝料を請求されないというということがあります。浮気をしたことがすなわち離婚の原因であると認められてなければ、慰謝料を請求することができないのです。

たとえば、2年以上別居をしており、その後に浮気をしたのであるならば、別居を2年間している時点で婚姻関係はすでに破たんされているとみなされて、浮気をしたことが離婚の原因とは認められないので、慰謝料は請求されません。

気を付ける点

浮気をされて離婚をいきなり言い渡されるのは、青天の霹靂であり、感情的になり口約束の協議のみで離婚を進めていくと、養育費や慰謝料の支払いが、滞ってしまう可能性が非常に高くなります。

相手に責任がある離婚であるのに慰謝料の支払いまで滞らされてしまうと、たまったものではありません。裁判所に支払い命令を出してもらうために訴訟を起こしても、やりての弁護士をつけられてしまうと、大幅に慰謝料を減額される可能性があります。

そのようなことがないように、金銭の支払いに関しては公証役場で強制執行認諾付きの公正証書を作成しておきましょう。

この強制執行認諾をつけておきますと、裁判所を通すことなく強制執行をおこなえ、相手の貯金や給料を差し押さえることができます。

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