外国と日本での超音波検査の相違

日本の超音波検査の現状

超音波検査の経腟超音波は、日本人が研究開発した機械です。30年以前から急速に日本では普及することで現在は、経腟、経腹超音波検査共に妊娠中の検査には必要不可欠なものになっています。 しかし、外国では事情が日本とは違います。

欧米では、妊娠初期に超音波検査をすることは少ないのが通常です。妊娠17週くらいして確実に妊娠が分かっている状態で初めて超音波検査を行う場合もあります。

イギリスでは妊娠の可能性がある場合、助産師を紹介されます。超音波検査もあまりしません。外国では医療費が高額な為、医療費の節約を兼ねているようです。なので、「最低限、医学的に必要な対応しかしない。」という考え方が根付いています。

その点、日本では医療費のコスト面よりも患者の体調管理を妊娠初期からしっかりと行うという歴史がある為、世界一超音波検査と妊娠検診が多く、周産死亡率が低い国と言えます。

しかし、その医療に対する考え方も、最近では医師不足、産婦人科の減少、病院経営不振などの原因から崩壊の一途を辿り初めています。

診断以外の超音波サービス

自分の赤ちゃんに会える超音波検査は痛みもなく手軽に受けられることから妊婦さんには人気があります。

最近では、胎児の状態を3Dや4D映像で妊婦さんに見せたり写真や動画にして渡す病院もあります。

しかし、こういうサービスは、通常の超音波検査とは分けて考えたほうがいいです。 動画や画像の提供と的確に検査が行われているのとは別です。

あくまでも、胎児を確認できるサービスとして捉えて、医療行為としての超音波とは別に考えた方が賢明です。

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