中川大志・堀切ちよみが再び実写化!『南くんの恋人』

目次

『南くんの恋人』

過去3回にわけてドラマ化された『南くんの恋人』。4回目の今回、中川大志と山本舞香が南くんとちよみを演じます。

この南くんの恋人ですが、原作は鬱展開で有名。かなり救いようのないラストシーンに呆然となった読者は多かったとか。そのため、3回のドラマ化にあたって、ラストシーンはオリジナル展開で救いのあるハッピーエンドが描かれてきました。

【ネタバレ】原作のおおまかなあらすじと鬱展開

平凡な高校男子南くんの元に、学園のアイドル堀北ちよみが16センチの姿で現れます。なぜ小さくなったのかというのは原作では一切明かされません。とにかく幼馴染のちよみと南くんの奇妙な同棲生活が始まります。彼女の為に服をそろえたり、お風呂を用意してあげたり、甲斐甲斐しく世話を焼く南くん。中学生男子が一度は妄想するようなシュチュエーションが描かれています。

しかし原作はかなり生々しく、ちよみに生理が来たり、リアリティーも追求されている。プラトニックな恋愛なのかといわれるとそうでもなく、あくまでも恋愛ものというスタンスを譲らなかった。

そして原作の鬱展開は、南くんがちよみと温泉旅行へ行くところから始まる。その旅行中に転落事故に遭ってしまい、ポケットの中に入れていたちよみが南くんの足の下に…。

「家に帰りたい」とつぶやく小さなちよみ。もちろんこの場合の家には南くんの家ではなく「ちよみの家、ちよみの元の生活」という意味も含まれています。しかし願いむなしくちよみは死んでしまい、南くんは土に彼女を埋めるのです。

ちよみの父も母もその事実を知りません。みなみくんだけが知っているちよみの死。原作の『南くんの恋人』は、そんな救いようのない結末で終わってしまうのです。

過去3回のドラマ化に伴う結末

過去3回ドラマ化されていますが、その全てが原作と違うラストというのはお約束。その結末を1990年から振り返ってみましょう。

1990年

南くん・工藤正貴 ちよみ:石田ひかり

行方不明になってしまったちよみ。しかし気落ちする南くんの元へ風船につかまって帰って来る。ふたりは幸せにくらしましたとさ。

1994年

南くん・武田真治 ちよみ・高橋由美子

衰弱したちよみが最後、消えてしまう。南くんは海外留学へ、おしまい。…と思いきや、翌年に描かれたスペシャルドラマでちよみが生き返り、ふたりは幸せにくらしましたとさ。

2004年

南くん・二宮和也 ちよみ・深田恭子

ふたりで同じ願い事をすれば叶うという秘境の泉を南くんのおじいちゃんに教えてもらうも、おじいちゃんが危篤に。ちよみ達はヒッチハイクした車が事故に遭い、崖下に転落。もうだめだ! と思った時に三途の河を渡りかけていたおじいちゃんがちよみの母の霊魂と一緒に泉へダッシュ。同じ願いを唱えたため、ちよみは助かります。成長した南くんはマラソン選手になり、ちよみは通信制の書道教室を開講。ふたりはしあわせにくらしましたとさ。

前作ハッピーエンドになっていますが、今回の『南くんの恋人』はどのような結末を迎えるのでしょう。楽しみでなりません。

キャスト

中川大志

山本舞香

秋元奈緒美

大堀こういち

吉田里琴

鈴木身来

中山絵梨奈

佐々木萌詠

宮川一太郎

有森也美

角替和枝

スタッフ

原作・内田春菊「南くんの恋人」(青林藝舎刊)

監督・小中一哉

脚本・新井友香

製作・香月淑晴 宮道治朗・村田嘉邦・中江康人

企画プロデューサー・岡本真由子・鈴木伸明・北爪裕亮・代晴明彦

アソシエイトプロデューサー・根元祐美・泊 伸弘・唯野友歩

音楽監督・遠藤浩二

オープニングテーマ・「虹のむこうへ」天月-あまつき-(KING RECORDS)

エンディングテーマ・「ただ、あなたのそばで」上野優華(KINGS RECORDS)

挿入歌・「小さなストーリー」夢見るアドレセンス

ラインプロデューサー・鶴岡智之

撮影・藍河兼一

照明・田中充

美術・平井淳郎

録音・臼井勝・良井真一

衣装・杉本京加

ヘアメイク・金山貴成・元木美沙

キャスティングディレクター・森万由美

助監督・小原直樹

製作担当・山内君洋

編集・松本朗

特殊視覚効果・泉谷修

今回のスタッフも力が入っています。特に「特殊視覚効果」という耳慣れない言葉があります。小さなちよみを自然体に見せる演出をするのでしょうか。ファンタジーな表現がありますのでそのあたりを違和感なく表現してもらえるのか楽しみです。

予告動画

予告はコチラ


フジテレビ・毎週月曜・26:35より(初回放送日は11月9日)

ついに4回目のテレビドラマ化、南くんの恋人がはじまりました。どうやら関西圏では見られない様子…。フジテレビオンデマンドで一話300円で見られるようですので、気になる方はぜひ。

【ネタバレ】第1話

さて、今回の南くんは従来のものとはまた違って「モテるクールな男子」として演出されているようでした。南くんの幼馴染のちよみは小さい頃川辺で「一寸姫」を見ます。直前に聞いた一寸法師の話の影響でしょうか、妄想か現実か曖昧だったけど、絶対みたような気がしています。そして一寸姫を見た後、南くんに「結婚しよう」と小さいながら約束を交わすのでした。

そんな甘い記憶を有しながら高校生になったちよみは、「南くんはそのことを覚えているかな」なんて考えながら学生生活を謳歌していました。新学年を迎え、南くんと同じクラスになれたのは良いけれど、「フェロモン」というあだ名のマドンナ野村さよりも南くんのことが好きなようで…。波乱の予感。

実はちよみはオンライン小説を書いていて、掲示板では結構有名な作品になっていました。その正体に気づいた男子、高木陸に告白され、どうしようか迷っている所にさよりと一緒に帰る南くんを目撃。自分の気持ちに気づいてしまいます。

南くんのことが好きなのに、どうしようもない現実に打ちひしがれた上、家族から進路問題で叱責され、父親に手を挙げられた拍子に家を飛び出すちよみ。大嵐で行き場のないちよみは、かつて南くんにプロポーズされた洞窟へ足を運びました。

そこで「ちいさくなれたらいいのに」とつぶやきます。すると雷が鳴り、目覚めた時にはちよみは小さな姿になっていたのでした…!「一寸姫に、なっちゃった!?」

という形でプロローグが無事に終了しました。分かりやすくまとめられた内容でしたし、ちよみの子供っぽさや学生ならではの葛藤などが等身大で描かれているようでしたね。目を見張るのは特殊効果。ちよみがちいさくなった場面なんて、パッとみるだけでは合成とわからないようなレベルまで完成されていましたよ。一昔前は「ザ・合成」といった形だったように感じましたが、やはり格段にレベルが上がっているようです。今後の物語を違和感なく見れるかどうかは、視覚効果がものを言うのかもしれませんね

【ネタバレ】第2話

小さくなったちよみは南くんに見つけてもらって同棲生活を開始することに。世間的には「失踪」として処理されているちよみは、戸惑いながらも南くんと一緒に生活できることにどこか浮かれています。

お風呂やトイレの問題も対応してくれる頼れる南くん。

ちよみは南くんのすすめで家族に連絡をする事にします。「私は東京にいるから心配しないで!」そう言って電話を切るちよみ。どうして本当の事を言わなかったのかという南くんに「こんな姿みたらお母さん悲しむよ! それだったらバカ娘と思われていた方がマシ!」と反論するちよみ。

とにかく身体が元に戻るまでちよみは南くんの家へやっかいになる事が決まりました。

小さな身体のちよみ。もし病気になったらどうするんだろうといらぬ心配をしてしまいますね。南くんもこんなハプニングに見舞われつつもその状況を冷静に分析し、しっかり彼女を支えています。原作はバッドエンドでしたが、今回のドラマはどうなっていくのか…楽しみでなりません。

【ネタバレ】第3話

南くんの家で過ごすちよみは、彼にお願いして自分の部屋から人形の服を持ってきてもらいます。更に南くんに頼んで新しい人形の服も買ってもらい、とりあえず衣服に関する問題はクリアされました。そして南くんに胸ポケットに入って学校へ行くことに。ちよみがいなくても日常が進んでいくことに胸をいためるちよみ。

そして南くんが「一寸姫の打ち出の小槌」の事を思い出します。一寸姫は打ち出の小槌で大きくなり、幸せに暮らしたのだというのです。

打ち出の小槌を見つける2人。そして振ってみるもののちよみはおおきくなりません。小さくなった場所で夜を明かしてみたものの、やはりちよみは大きくなれませんでした。

寒い場所で一夜を明かしたせいで南くんが風邪を引いてしまいます。看病しようにも小さいままでは何もできないちよみ…。

しかしそこへさよりがお見舞いに来て、南くんを甲斐甲斐しく看病し始めました。そしてあろうことか眠っている南くんにキスをしようとして―。止めるわけにもいかないし、小さなちよみは恋のピンチをどう乗り切るのでしょうか。

【ネタバレ】第4話

家族にビデオレターを送るちよみ。何度も撮影してやっと納得のいくものを撮る事ができました。家族への問題はとりあえずこれで一段落。

南くんはちよみをポケットに入れて学校へ行きます。ちよみと屋上でご飯をたべる南くん。実は親友から「剣道部の大会に一度でいいから出てくれ」と言われていて困っていました。「本当はやりたいくせに! 私の好きな南くんはそんな意気地なしじゃない!」と勢いにまかせて言ってしまうちよみ。「今のは言葉のあやで」とごまかします。

そんな中、さよりが屋上へやってきます。喫茶店でお茶をして、なんとなくいい感じに。お互い片親が出て行ったという共通点があるようで、お互いの気持ちを分かり合っているような雰囲気が流れ、ポケットの中のちよみはヤキモチを焼きます。

そんな中、急にさよりが南くんにキスしようとします。すかさずちよみがポケットでパンチを繰り出し、寸前で回避する南くん。頬にキスをされた南くんに、ちよみはショックを隠しきれません。

小さいちよみにはどうしようもなく、恋愛の面ではさよりのリードを許したという形でしたね。

次回、ちよみをポケットに入れた南くんを見つめる怪しい影…。ふたりの秘密はバレてしまうのでしょうか。

【ネタバレ】第5話

今回は南くんがちよみの生活面の細々とした事を気遣ってくれました。まずトイレ代わりのプランターに植物を植えてくれ、隠れる場所を作ってくれたり、彼女の洋服の種類を確認してくれたり。優しい南くんがうれしくて、ちよみは「自分の部屋の服を自分で取りに行く」と言い出します。そして自分の部屋から人形の服をピックアップして南くんの家へ帰ってきたちよみ。しかし、そこで怪しい二人組が南くんの家へ押し入った所に遭遇してしまいました。

追いだそうにも、姿を見られるわけにはいきません。困ったちよみは苦肉の策として、CDを大音量でかけるという手段に出て、無事に泥棒の侵入を阻止しました。

ちよみから詳しい犯人の様子を聞いた南くんはすぐに警察に報告し、無事強盗犯は捕まったようです。しかし、その場にいなかったはずの南くんが、「犯人が二人組の男女」である事を知っていた事に、南くんの祖母が疑問を抱きます。

時を同じくして、ちよみの妹明日香もまた、ちよみの部屋のベッド下から人形の服をみつけ、以前南くんがここを探っていた事を思い出し、不信感を抱きました。

ちよみは南くんの家にいる間「東京のダンスワークに参加している」と家族に嘘をついているのですが、明日香は意を決してワークへ電話をし、ちよみがワークに参加していないことを突き止めてしまうのでした…。

だんだんとボロが出てきてしまったちよみ達。第5話を迎えてそろそろ物語が加速していきそうです。

【ネタバレ】第6話

ちよみと南くんの関係が、だんだんと周囲にバレはじめてきました。ちよみがポケットから顔を出した姿をクラスメイトにチラッと見られてしまったり、妹の明日香が、ちよみからのメールが南くんのアドレスから送られている事に気づいたり。

そして野村さんの攻撃も激しさを増し、南くんの前でバスタオル一枚になったり強引にキスを迫ったり。そんな様子を見て泣き出してしまうちよみ。そして南くんは2日連続で女難の夢にうなされます。

小さなちよみは「この姿のままでは南くんに吊り合わない」と嘆き、自分が執筆している小説サイトで主人公のモノローグに「大男が私に優しいのは私が小さいから。大男には大女がお似合い」と書き記してしまい、それをまたクラスメイトに見られてしまいます。小さいちよみを目撃してしまっているクラスメイトは「大男って誰のこと」と想像を巡らせ、なんとなく南くんとの事を書いているのではと気がついてしまう始末。

事態はどんどん混乱を増し、誰かに秘密がバレる一歩手前という状態です。そろそろ明日香に事情を説明しておかなければマズイ状況に追い詰められています。目が離せませんね。

【ネタバレ】第7話

今回は物語がかなり動き出しました! なんとちよみがワークショップに行っていない事が家族にバレてしまったのです。

友達にはもちろん、ちよみの妹明日香からも追求される南くん。そして南くんは明日香から私もお兄ちゃんの事が好き!! 思いがけない告白をされてしまうのです…! 南くんはモテモテですね。

しかし明日香にちよみの場所を詰め寄られている時、南くんは自分がちよみの事を好きである、大切に思っているという事を自覚します。そして明日香の思いにも野村さんの思いにも答えられないと感じたようでした。

両片思いの状態になっているちよみと南くん。ちよみは南くんの優しさを勘違いしないようにと自分を戒めます。じれったいですね

現在の状況を整理してみると、まずちよみの事を知っているのは、南くんと南くんの祖母の2人のみ。南くんの祖母は少し認知症が出てきていて、小さいちよみの事を「一寸姫だ」と信じて疑いません。

そして、ちよみがワークショップに行っていないのを知っているのが、クラスメイトの一部と、両親です。(多分近所の人も知っています)更にそこからちよみの失踪に南くんが関わっていると勘違いしているのが、ちよみの妹明日香であるという構図。

今回、ちよみがワークショップに行っていないという事で立腹した母は、のらりくらりとかわす父にキレてしまいます。実は母と父はいわゆるデキ婚であり、本当のプロポーズがなかったそう…。母はそれをずっと気にしていたのですね。しかしそれを知ったちよみが頑張り、2人に電話をかけるという方法で父から母に18年目のプロポーズをさせる事に成功しました。

そして、「私も頑張ってるから」と言葉を残し、電話を切ります。母は娘が意外と色んな事を察する能力を身につけており、成長しているという事を感じて、少し安堵した様子がみてとれました。

彼女なりに頑張っているという事を感じたのでしょうか、やみくもに心配する体制から、信じて待つという方向に考え方を変えたようでした…。

今回はバタバタとした中にも、物語のキーワードが盛り込まれており、クライマックスに向けての準備が整ってきたようにも感じます。はたして南くんとちよみはどのようになっていくのでしょうか。そして原作とは違うエンディングを迎えられるのか…! 来週の展開が楽しみですね!

【ネタバレ】第8話

ちよみへの思いを自覚した南くん。「ちよみが好きだ」という事を思い知ります。その思いを伝える事はありません。ただ、「一生このままだったらどうしよう」と不安がるちよみに、「その時は俺が守る」と一言伝えただけでした。「その言葉をどうやって受け取ったらいいの?」と内心混乱するちよみ。

だけど思いを告げられていないちよみは、南くんが自分の事を好きでいてくれるという事を想像もしていないのでした。

そんな折、南くんの祖母が急な発作で倒れてしまいます。検査入院をすることになった祖母。そしてちよみは南くんの上着に隠れているところを小さな女の子に見つかってしまい、さらわれてしまいました。

女の子は幸いにも南くんの祖母と同じ病室の子で、多忙な母が自分の事を嫌っているのではないかと感じている複雑な事情を持った子でー。

今回はサイドストーリーがわかりやすく組み立てられており、とてもテンポよく進んでいましたよ。そして今回妹の明日香がちよみの状態に気づき、南くんを問い詰めたあげく、小さくなったちよみと対面するというシーンがありました。

家族間に事情を知っている人が現れるというのはちよみにとっても心強い事ですね。このまま南くんの家に居続ける理由がなくなってしまいそうですが、ちよみは南くんの家に居続けるのでしょう。うっかり母親に見つかっては大変ですから…。

そして、久々に登場した野村さん。どうやら風邪で休んでいたという設定だったようですが、2話程お話に出てきませんでした。彼女はなぜか南くんを訪ねてきたのです。そして「好き」と告白し「無理なら早くフってよ」と催促します。「どうせ堀切さんが好きなんでしょ」とハッパをかける野村さん。南くんは頷きました。

「俺は自分では気づいていなかったけど、きっとずっとちよみの事が好きだったんだ」

そう野村さんに告げる南くん。ちよみはもちろん聞いていません。物語も中盤にさしかかり、邪魔者も消え、二人の気持ちが盛り上がってきました。後はちよみが元に戻るだけなのですが…一体どのようにして元に戻る事ができるのか…。物語のキーマンとして活躍している祖母が何か情報を知っていそうな雰囲気ですよ。それにしてもちよみはこんな姿になってもちゃんと前を見て歩いています。とても前向きな姿は見る人に力を与えてくれますね。

【ネタバレ】第9話

今回は同級生の高木くんの勘違いから南くんとちよみの関係が前進しました。以前、教室で南くんのポケットから顔を出していたちよみの姿をチラッと見た高木くん。彼はフィギュアオタクで、南くんは「ちよみの形を模したフィギュアを持ち歩いている」と勘違い。高木くんは南くんの家へ行き、彼の部屋で「堀切氏のことが好きなんだろう‼︎」と詰め寄ります。

それには曖昧な言葉を返す南くん。ちよみがすぐそばにいるので言えませんね。そして、そのままちよみが書いていたオンラインノベルの話を持ち出します。「堀切氏は今大男と恋をしている物語を書いている」とちよみのオンラインノベルの概要を話す高木くん。それはそのままちよみの日記のようなもので、「フェアリーが大男に恋をするものの、彼に打ち明けられないしこの身体では恋の対象にもしてもらえない」という苦難が表現されていました。

ちよみは目の前で隠していたラブレターを読まれたような感じですね。そしてその気持ちを知った南くんは「父親が母親を捨てた場面を見てから、恋に本気になるのが怖かった」と心情を吐露。そして自分の片思いだと思っているちよみに対して「俺も好きだ‼︎」と大声で叫ぶのです。

「南くん…」と観葉植物の陰から出てきたちよみに驚いたのは高木くんでした。「動いてる‼︎ 喋ってる‼︎」めのまえのちよみを見てプチパニックです。

そしてちよみは、高木くんに告白された後に南くんに告白した事を打ち明け、そして高木くんの気持ちには答えられないと告げるのでした。

なんだか色々な事がおこったものの、現状を理解した高木くんは一寸姫の伝承を語り始めます。どうやら一寸姫はある場所で日の出を見ながら「大きくなれるよう」お願いをしたら大きくなったという伝承があったようです。ですからそこへ二人で行ってみてと提案してくれます。

こうしてちよみと南くんは日の出を見るために温泉地へ旅立ちました。

一人で温泉に泊まり、二人で温泉に入り、想いが通じあったばかりだというのに、ふたりはもう臆面なく相手への好意を口にしています。途中、南くんが女将の娘に好意をもたれるというハプニングもありましたが、なんとかふたりで朝日を見る事ができました…。

今回はここまででしたが、次回予告では、大きくなれなくて絶望にうちひしがれるちよみと彼女を握りしめたまま事故に遭うみなみくんの姿がー。

どんどん原作に近づいていく…暗雲立ち込めるストーリー展開ですが、果たして二人はハッピーエンドを迎える事ができるのでしょうか、それとも…。

【ネタバレ】第10話

ついに最終回を迎えた「南くんの恋人」前回温泉にきた二人が、朝日を見ようと浜辺に座るところから話は始まります。「ついに元の姿に戻れるんだ‼︎」期待に胸を膨らませるちよみ。しかし朝日を浴びてもちよみの身には何も起こりませんでした。

「どうして…? 私は元の姿には戻れないの⁉︎」と涙を流すちよみ。南くんは「これからは俺が守るから心配すんな!」と励ましますが、ちよみは「南くん、私家に帰る」と言い出します。

どうやら家族に真実を話そうと決めたようです。しかしそれを聞いた南くんは「どうして⁉︎」と納得がいきません。「だから、家に帰ったら、これまでのことは忘れよう」そう話すちよみに愕然とする南くん…。

二人は帰り道、車道の隅で口論を始めました。

「もう、終わりにしょう」ちよみは南くんに別れを告げます。昨日両思いになったばっかりなのに…‼︎ これに納得するほど、南くんのちよみへの思いは弱くありません。「俺が守るって言っているだろう」となおも詰めよる南くん。しかしちよみは「私といたら南くんは幸せになんてなれないよ‼︎」と叫ぶのです。

そうしているうちに、山道を猛スピードで駆け抜ける一台の車が…。南くんは気づいていません。そしてあっという間に南くんはその車に轢かれてしまいました。

よこたわる南くん。胸ポケットのちよみは軽く咳き込むものの、なんとか圧死は免れた様子。しかし車から出てきた若者達は「逃げよう‼︎」と南くんを病院に連れて行かず逃げ出します。

横たわり、頭から血を流す南くん。小さいちよみは救急車を呼ぶこともできません。「どうしよう‼︎」その時、後ろからちよみの母親が現れました。

「南くん…‼︎ ちよみ⁉︎」小さいちよみを見て驚きをかくせない母親。なんとちよみの母は南くんとちよみの関係が怪しいと感じて、後をつけていたのです。母親のカンでしょうか。とりあえず南くんを救急車に乗せることができました。

南くんはすぐに手術室に運ばれ、緊急手術を受けました。しかし頭部に損傷を受けていた南くんの意識は戻りません。

ちよみはとりあえず母親と一緒に家に帰ることに。小さなちよみを見た家族は驚きましたが、それでもあたたかく彼女を出迎えました。

昏睡状態から目覚めない南くん。心配するちよみをそっと病室に運んであげるちよみの母は、南くんとちよみを二人きりにしてあげることにしました。

「南くんのそばにいられるなら小さいままでもいい」そう涙を流すちよみは、南くんのくちびるにそっとキスをします。すると光がちよみを包み込み、ちよみは元の姿に戻ったのでした。そして南くんも目をさまし…。二人の間に奇跡が訪れました。

無事学校へ復帰したちよみ。二人はなんと高校卒業してから結婚式を挙げることにしたそうです。プロポーズの場所は、小さいころふたりが将来を誓い合い、ちよみが小さくなってしまったあの洞窟。ふたりは幸せそうに微笑み合い、手をつないであるいていくのでした。

やはり今回も最終回に「事故」が絡んできましたね。ちよみも南くんも原作とは違いハッピーエンドになってくれたようでとてもホッとした最終回でした。

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