もうすぐ出産。事前に知っておこう分娩の知識

分娩の「重い」と「軽い」

分娩が比較的簡単にできるケースのことをお産が「軽い」と表現します。しかし、何らかの困難を伴う分娩の場合にはお産が「重い」と表現します。哺乳類の中では、カンガルーなどの胎児が小さい種の場合はお産は軽く、人間のように胎児が大きい種の場合はお産が重くなる傾向があります。

正常分娩とは

通常、分娩の3週間から4週間前になると不規則で1時間に2回から3回の陣痛が見られるようになります。この陣痛のことを偽陣痛、前駆陣痛と言ったりします。この陣痛に伴って、次第に子宮頚管の熟化が始まります。子宮頚管の熟化はビショップスコアで判定されるケースが多くあります。

人間の分娩の満期産

人間の分娩の満期産は通常妊娠37週から42週の間とされています。この時期になると子宮収縮は徐々に周期的に収縮に痛みが伴い始めます。産気づくとも呼ばれています。痛みを伴った子宮の定期的な収縮が10分周期となった時点で陣痛発来と呼びます。しかし、陣痛が発来したのにも関わらずその後陣痛が消失した場合には、その陣痛のことを偽陣痛と判断します。

34週でも偽陣痛のような痛みが出てきたという方もいらっしゃいます。予定より早産ぎみな方に多いそうです。

分娩の開始

1時間に6回以上、また10分周期の子宮収縮が起こった場合に、分娩の開始としています。分娩が開始したら、一般的には分娩医療施設に入院します。その後、陣痛の周期はどんどん短くなり1時間に20回ほど増加して痛みもより強くなります。

しかし、陣痛が痛くなかったという方もいらっしゃいます。痛みを感じないなんて非常に羨ましいですね…。

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「分娩時に痛みを感じないという妊婦さんが何人もいた」というほど分娩の処置が上手いベテランの産婦人科医もいるそうです。痛みに弱い人は、できるだけそういう医師に当って欲しいですよね。

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