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カラスとあさかの部屋(^▽^)

No.23　18/07/15 16:40
カラス ( ♂ AyBHxe ) あ+あ-

あさかちゃん、おはよう。
今日はアラームかけてなくて、起きたらもうほとんど昼だった……夏バテかな？

金曜、途中だった話の続きだけど。
僕は、22歳で発達障害の診断をもらった。でも今どきは、発達障害のある子供たちって、僕の時代に比べれば、しっかりした支援があるんだってさ。

例えば、通常学級に通ってても、コミュニケーションの苦手な子は、通級指導って言って、別の部屋でコミュニケーションの授業を受ける時間があったりとか。補助の先生がついて、授業のついていけないところを教えてくれたりとか。いじめられやすいから守ってもらえたりとか。カウンセラーさんが学校にもいて、休み時間に話を聴いて心のケアをしてくれたりとか、するみたい。

それでも子供なりに苦労はしてるんだろうと思うけどさ、正直言って、うらやましいよ。僕はコミュニケーションが苦手な子供だったから、そういう支援が受けられたら、学校で、もっと友達ができたかもしれない。面接で落ち続けたりすることも、なかったかもしれない。

でも、自分の発達障害に気づかない大人たちは、世の中にたくさんいるんだってさ。自分に合った支援を受けられずに、コミュニケーションが怖くて外に出られなくなる人も、しっかり精神科やデイケアに通っていても、医師やスタッフに気づいてもらえない人も、すごく多いんだって。それは、家族や、医師やスタッフが悪いわけじゃなくて、発達障害の知識が、まだまだ世間一般に浸透していないから。たまたまネットで早いうちに自分で気づいて診断を受けに行けた僕は、本当にラッキーだったってことらしい。

僕みたいな発達障害者は、「気をつける」とか「努力する」とか「勇気を出す」とか、とっくに全部やりつくして、それでも世の中が分からないことだらけで……疲れて何もできなくなる場合が、本当に多い。だからデイサービスで、障害者枠の仕事の探し方とか、履歴書の書き方とか、面接の受け方とか、あいさつの仕方とか、休みの過ごし方とか……色々教えてもらえて、本当に助かってるんだ。

デイサービスに通ってなければ僕はたぶん、「健常者と同じ仕事に就く」ってことにばっかりこだわりすぎて、未だにフリーターか、引きこもりになっちゃってたんだろうなって思うよ。デイサービスには10代から40代まで色々な人がいて、僕が通い始めたのも遅くはなかったんだなって、思う。