注目の話題: どういう印象なのか？; これが、ありのままの俺; シングルマザーの恋愛

自分語り募集

No.35　17/02/03 15:32
匿名 ( 40代 ♂ ) あ+あ-

前の日に嫁から明日は誰もいないと言われていたので、仕事終えて帰ると家は真っ暗で静まりかえってた。

うがい手洗いして仕事着のままお仏壇の前に座ったのが午後８時ころ。

さぁ家には誰もいねえ。ご近所さんはテレビ見ながら団らん。
今日は気合い入れてお勤めするぜー！
ち～～～んち～～～んち～～～ん
ポクっ！みょーほうれんげきょうーかんぜおんぼさつーふもんぼんげーええーええー(ここまで観音経のタイトル)
いざ！ここから本文！
ポクっ！
「せ～
『ギャアアアアアアアアアアア･････

お経読み始めたと同時に右の耳に触れるか触れないかの距離で女の大絶叫！

一瞬ドビクゥ！！！となって鼻水吹き出しそうになったが、観音経続けなきゃやばい気がして、かろうじて一瞬だけ間を置いて「～そんみょうそうぐー」と唱え続けたが依然絶叫は耳元で続いてる。

おでこと背中と腕から汗が吹き出してダラダラ流れて始めて、このお経だけはつっかえても間違ってもいけねえと手に持った経典ガン見。
視界のはしに何か映っても嫌なので、経典で視界を埋めるほど顔に近づけた。

お経を続けても続く大絶叫。しかも息継ぎ一切無し。ぜってえ人間じゃねえ。

観音経は約5分。その半ば辺りから絶叫の声の質がだんだん低くなりはじめた。ちょうど工場のお昼のサイレンみたいな感じで、だんだん低くなって、女か男かわかんないような声になって、さらに低くなってった。
同時に声じたいも小さくなって、人の声ってより宇宙人の声みたいになって、恐怖もだんだん薄らいで、やがて観音経が終わる前に聞こえなくなった。