注目の話題: どうしても結婚したいです。; わたしが悪いですか？; ホームランボールは小さな子供に譲るべきなの？？

人生はゲームだね

No.19　12/06/11 19:46
旅人0 ( 30代 ♂ ) あ+あ-

【加藤嘉明という男】

今から４００年以上前の昔、加藤嘉明という戦国武将がいました。
その嘉明に、こんな逸話が伝えられています。

彼の家臣の一人が、彼の珍重する高級南京小皿の一枚を割った。
もちろん、わざとではなくあやまちである。
そのとき、嘉明は少しも怒らずに、家臣を許してやった。

いや、たんに怒らなかったばかりではない。
その小皿は十枚セットであったのだが、嘉明は残った九枚の小皿を全部割ってしまったのである。

なぜか？残りの九枚でも、十分に役立つのに、どうしてそれを割ったのか？

それは、九枚が残っていると、いつまでも、
｢誰それが割ったがために、これは不揃いになった｣と言い伝えられるからである。
それではその家臣がかわいそうなので、嘉明は残りを割ってしまったのである。

｢珍器奇物は有っても無くても事欠かず。家人は我が四肢なり｣

と嘉明は言っている。
器物よりも人間を尊んだこの戦国武将の心意気に、我々現代の日本人は大いに学ぶべきではないだろうか。

🌱この逸話を知っている、というだけで、
人生ゲームのちょっとしたレベルアップになるのではないか、
と俺が信じて疑わず、いつも胸にしまってる大切なお話です😃