被災地でのボランティア

レス42 HIT数 9852 あ+ あ-


2011/04/22 10:10(更新日時)

ボランティア活動保険に加入してみてはいかがでしょうか?

毎日新聞より

【活動保険】

 ボランティア活動保険に加入すると、ボランティア活動中のケガや病気の治療費などが補償される。社会福祉協議会(社協)が運営するボランティアセンター(VC)に登録するボランティア個人や団体が対象。全国の社協窓口で手続きができる。被災地社協の事務負担を軽減するため、全国社会福祉協議会などは被災地に入る前の加入を呼びかけている。補償期間は毎年4月1日から翌年3月31日まで。震災直後に被災地に入った人は、3月末で補償期間が切れているため、再加入の手続きが必要だ。

※東北3県(岩手県、宮城県、福島県)への県外からのボランティアの受け入れは特に明記していない限り、作業内容はがれきの撤去や泥かき。被災地への移動手段、現地での食事、宿泊などは原則、自分で確保する。作業中にくぎを踏むなどのけがが増えている。安全靴か、中敷きなどで補強した長靴の用意を。

No.1569049 (スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1

ボランティアの詳細情報は

◎各社の新聞
◎各自治体のホームページなど

で、問い合わせをお願いします

ミクルにも掲載されています


読んでいただきありがとうございました
m(_ _)m

No.2

テレビで凄い数のテント持参してたの見ました。車の燃料は仕方ないとしてもやはりまずは寝泊は勿論、食品も被災地の方々に負担かけてはいけない強い心構えが必要だってつくづく思いましたね。
僕個人としてはガテン系の仕事柄、重機の操作も出来、住宅周りの片付け、応急修理等も得意分野でその方面をお手伝いしたいですね。正に明日は我が身。も強く感じますね。

No.3

毎日新聞から、

ボランティアに関する記事を

載せていきたいと思います

No.4

12日付け毎日新聞より

【まずは情報収集を】

 ボランティア活動を支援する東京ボランティア・市民活動センター(東京都新宿区)には震災後、「被災地へ行きたい」という問い合わせが相次いでいる。同センター専門員の池澤良子さん(42)は「被災者を助けたい、という温かい気持ちはありがたい」と話す。
 同センターは5日から順次、宮城県内の被災地にボランティアを派遣している。9日に第3期の説明会を募集したところ、受け付け開始から1時間足らずで100人の定員に達した。
 池澤さんは「被災地は広範囲に及んでいるうえ、地震、津波、原発の事故と、地域によって被災状況も異なる。どういうボランティアが必要とされているか知ることが大切」と話す。各地にボランティアセンターが設置されているが、電話での問い合わせに対応するのは負担が大きい。まずはインターネットなどで発信されている情報を集めてほしいという。


→続く

No.5

>> 4 →続き

「道路や水道が復旧したり、現地の状況は刻々と変わる。常に新しい情報を確認して」と池澤さん。
 被災地では今も余震が続いており、単独での現地入りは危険も伴う。現在は自分で食料や寝る場所などを確保できる「自己完結型」ボランティアを求められるケースが多い。災害ボランティアの経験がない人は、支援活動に取り組む団体に加入したり、NPOなどの募集に応じてグループでの活動に参加するのも一つの方法だ。
 被災地での仕事は、がれきの撤去や住宅の掃除などが多いが、求められる仕事は状況に応じて異なる。ボランティアの心構えとして、池澤さんは「被災地では被災者が主役。『自分がやりたいこと』より『被災者がしてほしいこと』を大事にしてほしい」と呼びかける。

 同センターのウェブサイトは

  www.tvac.or.jp./

No.6

12日付け毎日新聞より

ボランティアを希望する人は、まず基本的な情報を調べ、自分で何ができるか考えよう。

●全国社会福祉協議会被災地支援・災害ボランティア情報

 www.saigaivc.com./

被災地ボランティアセンター一覧のほか、基本的な心構えをまとめている


●助けあいジャパン

 tasukeaijapan.jp/

ボランティアの募集・登録情報を種別、
地域別などで掲載


●Yahoo!ボランティア

 volunteer.yahoo.co.jp/

支援活動中の団体などをまとめたほか、
震災関連のイベントや募集の検索も


●東日本大震災支援全国ネットワーク

 www.jpn-civil.net/

全国のNPO、NGOなど378団体・企業(11日現在)のネットワーク。初心者向け資料やボランティアセンターの設置状況の地図など

No.7

12日付け毎日新聞より

【東京・町田で心のケア講座】

 国際協力NGOの地球市民ACTかながわ(横浜市中区)は「こころのケア・災害ボランティア育成講座」を東京都町田市原町田の勝楽寺で開く。
 ▽5月4日10~18時。定員約20人。
 ▽参加費300円
  (炊き出しシミュレーションの
   昼食代込み)。

 被災者の感情の読み解き方とともに、支援する側の燃え尽き予防策も伝える。次のことを明記し同NGOのメールへ
 port@Tpak.org(Tは小文字のtです)
問い合わせは
 TEL:045-622-9661

 ▽氏名
 ▽住所
 ▽電話番号
 ▽メールアドレス
 ▽生年月日
 ▽所属(学校、勤務先)

No.8

12日付け毎日新聞より

【大阪で初心者対象の説明会】

 大阪ボランティア協会は、初心者対象の「災害ボランティア説明会」を大阪市福島区吉野4、大阪NPOプラザで開く。 
▽20日14時から20人程度。

活動の注意点や、被災地に行かず地元でもできることなどを解説する。
申し込みはウェブサイトから
 http://www.osakavol.org/

No.9

13日付け毎日新聞より

【避難所被災者の足湯提供者募集:
              日本財団】

 日本財団は避難所で被災者に足湯を提供するボランティアを募集している。

①17~21日(計60人)=
 宮城県石巻市、七ヶ浜町、岩手県遠野市

②24~28日(20人)=遠野市

いずれも東京都港区の同財団で集合、解散する。参加無料だが、遠野市では1泊500円程度の宿泊費がかかる。
持ち物は
 ▽寝袋
 ▽5日分の食料
 ▽トイレットペーパー1巻
 ▽使い捨てマスク
 ▽長靴など汚れてもいい靴
 ▽懐中電灯
事前にボランティア保険への加入が必要。

申し込みは同財団ウェブサイトから
 blog.canpan.info/nf-project/

問い合わせは、同財団
東北地方太平洋沖地震災害支援センター
 TEL:0120-65-6519

No.10

13日付け毎日新聞より

【何が必要か 探り活動:おせっかい隊】

 災害に強いまちづくりに取り組むNPO法人レスキューストックヤード(名古屋市)は、3月25日から計30人余りのボランティアを宮城県七ヶ浜町に派遣している。栗田暢之代表理事(46)が宮城県沖地震に備える防災研修で、5年前に講師を務めたことがきっかけだ。渡辺善夫町長の「美しい浜を取り戻したい」という思いを受け、復興支援に取り組んでいる。
 「ボランティアに何ができるのか答えは誰も持っていない」と語る栗田さんは現地で、被災者が何を必要としているかを探りながら活動する。現在は、被災者への足湯の提供や、ボランティア活動に参加する地元の中高生への炊き出し、支援を必要とする人を探す「おせっかい隊」が主な活動だ。
 足湯の約10分間は、被災者の思いを聞ける貴重な時間でもある。


→続く

No.11

>> 10 →続き

栗田さんは「将来への不安や、孫を思って泣き続けているという人の話などから、どんな活動ができるかを考える」と話す。炊き出しには、肉親を亡くし、満足な食事をしていない子らへの励ましの思いも込もる。ボランティアを活用することに不慣れな被災者も少なくない。そんな時は「おせっかい隊」が活躍する。
 4月下旬には同町に2階建てのプレハブ施設が完成し、50~60人が寝泊まりできるようになる。そこを拠点に、周辺被災地の支援活動も視野に入れる。栗田さんは「地元の人が求めることをするのがボランティアの仕事。少なくとも1年間はここで活動するつもり」と、腰を据えた支援を目指す。

No.12

14日付け毎日新聞より

【大学生協連合会がボランティア募集】

 全国大学生活協同組合連合会は学生組合員を対象に、仙台市内に宿泊して宮城県多賀城市、石巻市、塩釜市などで泥かき、片づけなどを行うボランティアを募集している。
 保険料、宿泊費などは生協連が負担し、交通費は自己負担。
 ▽18~22日
 ▽22~26日
 ▽26~30日
 ▽30日~5月4日
 ▽5月4~8日
の計5回、それぞれ50人で定員になり次第締め切る。申し込みは各大学生協の窓口で。
問い合わせは同生協連のウェブサイトから
 www.univcoop.or.jp/

No.13

14日付け毎日新聞より

【「大学生泥かき隊」を募集】

 日本財団学生ボランティアセンターは、宮城県石巻市で被災した学校や民家などの汚泥や土砂を片付ける「大学生泥かきボランティア隊」の参加を募集している。
 ①15~19日
 ②19~23日
の2グループで、先着100人。東京都港区の日本財団で集合、解散する。
 寝袋や5日分の食料、トイレットペーパー1巻、マスクなどを各自で持参する。参加無料だが、ボランティア保険への加入料1400円が必要。
 ▽希望する日程
 ▽氏名
 ▽年齢
 ▽性別
 ▽大学名
 ▽学年
 ▽電話番号
 ▽緊急時の連絡先
 ▽メールアドレス
 ▽住所
 ▽所属団体(サークル名)
を明記し、同センターにメールで申し込む
 gakuvo.info@Gmail.com
  (Gは小文字にして下さい)

問い合わせは
 TEL:03-6206-1529

詳しい募集要項は同センターのウェブサイト
 blog.canpan.info/gakuvo/

No.14

14日付け毎日新聞より

  【犠牲者を最小限に
  「支援阻む壁 壊そう」】

 年齢や障害、能力などにかかわりなく利用できる設計思想を普及、推進するNPO法人日本ユニバーサルデザイン研究機構(東京都千代田区)は、震災発生翌日から「日本ユニバ震災対策チーム」を発足させ、支援活動を進めてきた。犠牲者を最小限にすることを目指し、支援が届かずに孤立している避難所の発見や、物資の輸送路開拓などを進めている。チームリーダーの上野清彦さんは「支援を阻む壁を見つけ壊すのが役割」と話す。
 同機構は、被災地では乳幼児への流動食やアレルギーを持つ人など少数の人たちへの支援が後手に回りがちだとして、自治体などに「100人中1人のための支援物資」の重要性を説明し、備蓄を促すなど裏方的な活動を行ってきた。今回は被害が広範囲にわたることなどから、自ら支援に乗り出した。


→続く

No.15

>> 14 →続き

「乳児用のミルクが1缶しかない」との情報が寄せられた被災地には、トラックを手配し物資を取り寄せ、現地に運んだ。やはり足りなかった紙おむつなども届けた。
 支援をするためには防災や被災地について、正しい理解が必要だ。例えば現地でトイレの詰まりを取る洗剤が求められても、下水が止まっているなら有毒ガス発生の恐れがあるため、「送ってはいけない」という判断になるという。ウェブサイト
 www.npo-uniken.org/
にボランティア募集の情報を掲載。ボランティアは事務所では週2回以上、現地は少なくとも1週間の滞在を求めています。

No.16

14日付け毎日新聞より

 【 Q & A 】

Q ボランティアでは被災者に
  どう接すればいい?

A 個々の思いに耳を傾けて

 1995年1月の阪神大震災被災者や2005年4月のJR福知山線脱線事故、交通犯罪の遺族らの心のケアを続けるカウンセラー、吉備素子さん(68)に聞きました。
 被災地に入って最初のうちは、どんな物資が要るかなど生活面で何ができるか尋ねるといいでしょう。
 「つらいでしょう」という言葉を先にかけてしまうと、被災者の気持ちを逆なでしてしまったり、「被災者らしくしなければいけない。笑ってもいくない」と誤解させてしまう恐れがあります。そうすると被災者を傷つけてしまいます。思い込みを押し付けないように気をつけましょう。
 気持ちを打ち明けられるまでそばで待っていて下さい。その時に、相手が落ち込んでいるようなら一緒に落ち込み、怒っていれば一緒に怒ってください。そうすると、被災者に「あなたは一人でない」と伝わります。


→続く

No.17

>> 16 →続き

 避難所では、家族ごとの生活空間を段ボール箱などで区切るなどすれば、少しでもプライバシーが守れます。そうすると気持ちの負担も軽減されます。
 ボランティアにも厳しい現場だと思います。自分がしんどいと余計なことを言ってしまいがちです。気持ちや体力にゆとりがない時は、しっかり休んでください。

No.18

14日付け毎日新聞より

   〓遠くの被災地より〓

【住民に寄り添った支援を】
 NPO福祉ネット星が丘ホーム施設長
  徳岡八重子さん(59)=神戸市垂水区

 私たちは93年に主婦仲間で高齢者の見守りを兼ねた給食サービスを神戸で始めました。95年1月の阪神大震災の際は避難所に食事を届け、その後は仮設住宅に住む高齢者への給食サービスを続けました。
 痛感したのは、被災者が避難所から仮設住宅へ、次に災害復興住宅へ移るたびにコミュニティーが壊されるということでした。住宅の抽選に当たった人、外れた人の悲喜こもごもが被災者の心を傷つけました。
 そして分断されたコミュニティーに残されたのは、独居の高齢者たちです。私たちのサービスの利用者でも孤独死がありました。
 「高齢者や障害者が助け合い、安心して暮らせる場が必要」と考えた結果、少人数で共同生活する現在の施設を、民家を改装して設立しました。


→続く

No.19

>> 18 →続き

 東日本大震災でも避難所にいる皆さんの中には今後、仮設住宅に移る人もいるでしょう。行政は阪神大震災の教訓を生かし、避難所単位で移住できるようにすべきです。孤独死などの悲劇を繰り返さないために、住民に寄り添った支援を行政に望みます。
 被災者の方々は、今は将来のことを考えられないと思います。でも「この街が好きだ」という思いだけは持ち続けてほしい。でないと、新しいまちづくりはできません。みんなが幸せに暮らすにはどうすればいいかを考え、声を上げてください。復興後の神戸でも、そうした地域は住民自治が機能しています。

No.20

【がれき撤去など学生100人を募集】

 NPO法人国際ボランティア学生協会(東京都世田谷区)は、宮城県石巻・気仙沼両市周辺で、がれきの撤去や泥かきなどのボランティア活動に参加する学生を募集している。
 定員100人。22~25日の4日間で、東京都新宿区の工学院大学前で集合、解散する。参加費3000円(食費、ボランティア保険代を含む)。災害ボランティアの活動経験は問わないが、寝袋や防じんマスク、長靴などの持参が必要。

詳細と申し込みは同協会のウェブサイト
 ivusa.main.jp

問い合わせは、同協会
 TEL:03-6751-2683


15日付け毎日新聞より

No.21

18日付け毎日新聞より

【被災地にアメを送る「あめちゃん募金」
  を始めました】

 私たち「親と子のいんた~ねっとYAO」は大阪府八尾市の子育て支援ボランティア団体です。「お菓子を食べている間はつらいことを忘れてほしい」と思い、長い時間ペロペロなめられる棒付きのボール状のキャンディーを被災地の子どもたちに送ろうと考えました。
 3月下旬から八尾市内の府営公園「久宝寺緑地」で週末、家族連れに呼び掛けて集めています。見知らぬ子に「あめちゃん、食べるか?」と声をかける「大阪のおばちゃん」のイメージが受けたのか、ずいぶん反響がありました。
 棒付きキャンディー2本を100円で買ってもらい、1本を寄付してもらう仕組みです。(ネットでは販売できないので購入費用の寄付のみ受け付け。連絡先はnetyao@Tp.sunnyday.jp、Tは小文字にして下さい)


→続く

No.22

>> 21 →続き

「あめちゃんもつらい気持ちも半分こ」という思いを伝えたいからです。あめちゃんを通じて、子ども同士をつなぐことができたらと思います。
 あめちゃんにはメッセージ付きの小さい折り紙をつけています。子どもたちは笑顔の女の子を色鉛筆で描いたり、「どうぞ」「おいしいよ」と書いてくれます。返事が来て、交流の芽が育てばと願っています=大阪府八尾市、森田幸代さん(37)

No.23

19日付け毎日新聞より

【広域、長期の活動想定;
  支援拠点「遠野まごころネット」】

岩手県沿岸の被災地を支援するボランティアの拠点が同県遠野市に、遠野市民や県外のボランティア団体などによって3月末に設立された。遠野市被災地支援ネットワーク「遠野まごころネット」だ。創設メンバーの一人で、静岡県ボランティア協会事務局長の鳥羽茂さん(53)は「東日本大震災の被災地は広域で支援は長期になりそう」と語り、支援体制の整備や、ボランティアのまとめ役になるリーダー養成の重要性を指摘する。
 鳥羽さんは、阪神大震災や中国・四川大地震などでボランティアとして被災地に入った経験がある。しかし、今回は現場を訪れて「どこから手をつけていいか分からず、途方に暮れた」。遠野まごころネットは、長期支援に対応できるようにと県内外の団体が設立。県外の団体が、被災地支援の経験がない地元団体に支援の手法を伝えていく。また、地元の案内を受けながら、被災地にボランティアの受け入れ拠点を整備し、送り込む。


→続く

No.24

>> 23 →続き

 内陸に位置する遠野市は、宮古、釜石、大船渡、陸前高田などの被災地にそれぞれ1時間程度で向かうことができる。
 鳥羽さんは「被災地が何を必要としているかの情報発信や、ニーズの把握を現地だけで行うのは難しい」と、地元以外の支援団体の役割の重要さを指摘しつつ「ただ、支援するのは、人情も文化も分かる土地の人が中心となる方が良い」と、地元の人たちの支援の手が求められているとも語る。
 ウェブサイトで、ボランティアの募集も行っている。

 www25.atpages.jp/tonomagokoro/

No.25

19日付け毎日新聞より

【ボランティアの思いは】

何か力に■有休使い切っても■復興 簡単に言えぬ■必ずまた来る

 阪神大震災以降、被災者支援に大きな力を発揮してきたボランティア。今回は被害の甚大さもあり受け入れが遅れたが、大型連休を前に「これからが本番」と語る関係者は多い。どうすれば一人一人の思いや力をもっと生かせるのだろう。まずは遠くから駆けつけた人たちと活動しながら、それぞれの思いを聞いた。
 今月13日午前7時。岩手県遠野市の総合福祉センター前にボランティアが続々と集まり始めた。地元の団体や個人に交じり、北海道や沖縄から来た人もいる。
 壊滅的な被害を受けた三陸沿岸部は寝泊まりする場所を確保できないことなどから、県外ボランティアの受け入れが難しい。しかし被災者の生活再建にはマンパワーが足りない。そこで被害が少なかった内陸の遠野市を拠点に沿岸部を支援しようと、市社会福祉協議会や市民団体で「遠野まごころネット」を結成した。希望者は同ネットに事前に申し込み、ボランティア保険に加入する必要がある。


→続く

No.26

>> 25 →続き

 「何か力になりたい」と友人と参加した千葉県我孫子市の三浦舞さん(25)は初めてのボランティア。釜石市で祖父母が暮らしていたこともあり、岩手県内で個人参加できる拠点をインターネットで探して来た。バスを乗り継ぎ前夜に到着。買ったばかりの寝袋にくるまり、センターの体育館で夜を明かしたという。
 出発前、リーダーが活動の心構えを語った。「これから津波がまた来るかもしれない地域に行きます。家族が行方不明のまま避難所で暮らし『何かしていないといられない』と参加した被災者もいます。そういう活動です」。集まった約80人の顔が引き締まった。
 あわただしく活動先が振り分けられ、バス2台分に分乗。私(記者)は市内の民間リゾート施設へ向かった。台湾市民から寄せられたパックご飯24万食をコンテナから降ろし、倉庫に運ぶ役割だ。
 バケツリレー方式で作業が始まった。「ほい、ほい」「よいしょ」。見知らぬ者同士で声を掛け合ううちに、自然と連帯感が生まれてくる。北海道網走市の建設会社社員、三平廣幸さん(55)が「年だから数日後に筋肉痛だよ」と笑う。


→続く

No.27

>> 26 →続き

遠野市出身で、いてもたってもいられず、やはり初めてボランティアに参加したという。「会社には半年の休暇をお願いしているが、有給休暇が終われば無給になってしまう。妻と中学生の息子がいるので、1カ月以上休むと家計が厳しい。それでも被災地を支えたい」
 約2時間で段ボール5000箱の荷降ろしをした。予想以上に疲れたが、これでもいまだ十数万人いる避難者の1、2食分の主食にしかならない。三平さんが「ボランティアがこんなに少ないとは。全国から会社単位で送り込んでもいいくらいだ」と嘆いた。

 再びバスに乗り、午後は陸前高田市へ。各自持参したおにぎりやパンを食べながら山道を越える。沿岸部に入ると、のどかな景色が一変した。「ここまでひどいとは…」。みな言葉を失った。同市では人口約2万3000人の1割が死亡または行方不明、7割が避難所生活を送る。
 がれきで埋め尽くされた市中心部を抜け、小友小学校に着いた。高台にあるが1階は泥まみれ。眼下に広がるはずの田んぼや駅舎は見る影もなく、約5㌔先にあった地元醸造所「酒仙酒造」のタンクが転がっていた。


→続く

No.28

>> 27 →続き

「復興だとか、頑張ろうとか、簡単に言えないな」。北海道千歳市の高遠修一さん(39)がつぶやいた。震災1週間後、物資を届けようと車を走らせたが、ガソリン不足で青森までしか入れなかったという。
 校内では既に自衛隊や消防団ががれきを撤去し、別のボランティアが泥を書き出していた。私たちの仕事は床や壁のぞうきん掛け。ふいてもふいても、ぞうきんが真っ黒になる。壁に垂れる泥水の跡が涙のように見えた。
 1教室を5人がかりでふく。体から汗が噴き出す。「俺はカウボーイ。神様が駆けつけろって言ったんだ」。米国テキサス州から来たトム・アドリーさん(70)は腰が悪く、折り畳み椅子を持ち歩き、時に座りながら作業していた。
 「これで子どもたちを迎えることができます。ありがとうございました」。澤里美智子校長(58)が深く頭を下げた。同校の児童は全員無事だったが、隣の中学校では生徒8人が犠牲になった。
 澤里校長自身も夫と娘、7カ月の孫を津波に流され、今は知人宅に1人で身を寄せている。家族全員を失っても「始業式には『先生たちが一緒にいるよ』と伝えます」と子どもたちを気遣う姿に、かける言葉が見つからなかった。


→続く

No.29

>> 28 →続き

 「頑張れ日本」。香港から参加したライナス・チェン(27)が、香港の小学生が書いたメッセージや絵を澤里校長に手渡した。個々のボランティアがどれだけの力になれるのか、正直分からない。それでも立ち上がろうとする人たちがいて、それを支えようとする世界中の人たちがいる。
 2時間半の作業を終え、校舎を見上げた。玄関の上の時計が「あの日」の2時46分で止まっていた。

 帰りのバスでは青森市の斎藤留美さん(31)の隣に座った。4日間の有給休暇を取って活動した最終日といい、この間考えたことを話してくれた。
 斎藤さんは前日、避難所に足湯を提供するボランティアに参加した。湯につかりにきた29歳の男性の手をほぐしていて、こう言われた。「2日前に電気が通ったけど、まぶしくて懐中電灯で過ごしたんだ」。男性の手は、しもやけのように赤くはれていた。
 一命をとりとめても、私たちの想像がつかないほど過酷な生活を強いられている人たちがいる。斎藤さんは声を詰まらせた。「必ずまた来よう。来なきゃならない」


[おわび]
被災した醸造所名を「酒仙酒造」としたのは「酔仙酒造」の誤りでした。おわびして訂正します。

No.30

20日付け毎日新聞より

【長期の支援態勢 必要;
  東日本大震災障害者救援本部】

 障害者団体の全国自立生活センター協議会(JIL)などが設立した東日本大震災障害者救援本部(東京都)が、仙台市と福島県郡山市の2カ所を拠点に、障害者の被災状況を確認し、相談や支援物資を届ける活動を行っている。中西正司代表(JIL常任委員)は「震災の犠牲者や行方不明者の多くは逃げ遅れた高齢者や障害者。まだ余震や津波のおそれもあり、長期の支援態勢を作っていく必要がある」と語る。
 学校の体育館や公民館が使用されている避難所は、廊下と部屋との間や段差や、トイレの使いにくさなど障害者にとって安全な場所とはいえない。「障害が重い人ほど、家族とともに取り残される」(中西さん)といい、被災地の巡回では、在宅の障害者がいることが前提だ。介助が必要な人がいれば、障害者支援の知識を持ったボランティアを派遣。また、地元のヘルパーらが従来行ってきた家庭への巡回のため必要なガソリンを、現地で提供する支援も行ってきた。


→続く

No.31

>> 30 →続き

 大震災発生から1カ月以上が過ぎ、「避難した親戚の家にいられなくなった」などと行き場を失いかねない障害者もいるという。障害者が自立するには共同作業所などの再開も必要だが、地域によっては難しいケースもある。災害弱者の支援は今後も重要だ。中西さんは「現地に骨をうずめるくらいの気持ちで活動できる人、団体に協力してほしい」と話す。支援物資の提供やボランティアへの参加などを、「被災地障がい者センターみやぎ」(仙台市)のメールで受け付けている。

 cil.busshi@Gmail.com
   (Gは小文字にして下さい)

No.32

20日付け毎日新聞より

  【 Q & A 】

Q 避難所で子どもたちが
   楽しく過ごす工夫は?

A おもちゃコーナーを開設しては

 被災地の避難所で、図書コーナーやおもちゃコーナーを開設して「子どもにやさしい空間」をつくっている日本ユニセフ協会(東京都)に聞きました。
 遊べる環境を整えることは、震災の恐怖心やストレスをなくすために大切です。本を読むだけで平常心を取り戻す助けになります。
 同協会は「ちっちゃな図書館」プロジェクトを進めています。市民から「何かできることはないか」との声が寄せられ、被災地に本を送ることにしました。
 全国から寄付された本や紙芝居を箱に詰めて避難所へ送り「箱型本棚」として図書コーナーをつくっています。
 宮城県石巻市の避難所に50冊が届くと、震災で絵本を失った子どもたちはすぐに箱を開けて読み始めました。子どもたちの「遊び場」を避難所に設ける「箱の中の幼稚園」もあります。50人分のおもちゃを詰めた箱をボランティアスタッフが避難所に持ち込み、周りの人の了解をとって、避難所の一角で子どもたちと遊びます。


→続く

No.33

>> 32 →続き

 子どもたちは、大きな紙とクレヨンに飛びつくようにして、無心に絵を描きます。保護者から「避難所では『静かにしなきゃ』と我慢を強いられることが多く、久しぶりにニコニコしている」と好評です。
 抱っこしてあげるだけでもリラックス効果があります。大きな声を出せる場所を確保して、周りを気にせず遊び回れるといいですね。

No.34

20日付け毎日新聞より

   〓遠くの被災地より〓

【頑張り過ぎないで】
 佐用町立図書館主任司書
  田中陽子さん(40)=兵庫県佐用町

 09年8月9日夜から翌10日未明にかけて兵庫県佐用町を襲った台風9号水害では、町内の広い範囲が水没し、20人の死者・行方不明者が出ました。直接の被害を逃れた私は夜のうちに近くの小学校に駆けつけました。体育館には既に多くの人々が避難していました。それからしばらくの間、私は避難所の運営を担当することになりました。
 多くの家屋が浸水被害を受け、被災者は長期間の避難所生活を強いられました。何日かたったころ、避難所に変化が起きました。地元の自治会役員たちが主導し、被災者同士が情報交換をするようになったのです。例えば、いつ、どこの家が、がれきや泥の掃除をするのか、その時は誰が手伝えるかなどです。さらには、交換した情報を基に、被災者同士が自主的に共同で各家庭の掃除を始めました。おかげで、当初は混乱していた家屋の復旧作業がスムーズに進み始めました。


→続く

No.35

>> 34 →続き

 この経験を通じ、避難所ごとに自治会を設立することの大切さを痛感しました。東日本大震災でも避難所の運営を行政職員が担っているケースが多いと思います。公務員としての責任をまっとうすることも大切でしょうが、一人の人間には限界があります。被災者の皆さんの自主的な運営にシフトしていくことを考えてはいかがでしょうか。
 私は阪神大震災では、住んでいた神戸市垂水区の下宿が半壊しました。二つの大災害を経験した私が今回の被災者の皆さんに言葉を掛けるとすれば、「頑張り過ぎないで、ぼちぼちでいいんですよ」です。「頑張って」とは言えません。十分に頑張っているのが痛いほど分かるからです。

No.36

20日付け毎日新聞より

【旧泉本線料金所跡に
  情報センターを開設】

 兵庫県とひょうごボランタリープラザは20日、東北自動車道の旧泉本線料金所跡地内に「ボランティア・インフォメーションセンター」を開設する。被災地でボランティア活動を中心に、岩手、福島県の各自治体でのボランティアの受け入れ状況や活動内容、現地までの道路案内、宿泊施設の紹介など、最新の情報を提供する。
 高速道路からは、泉パーキングエリアの出口(スマートインターチェンジ下り線)を通過し、約300㍍先にあるセンターで情報を得たあと、通行料金が無料になりボランティア通行証を受け取り、本線に戻ることができる。一般道(県道泉塩釜線)からも出入り可能で、5月中旬まで開設の予定。

 詳しくは同センター
  TEL:022-377-3122

No.37

21日付け毎日新聞より

  【 Q & A 】

Q ボランティアを頼む際の心構えは?

A 困った時はお互い様。遠慮せず頼って

 04年の新潟県中越地震で避難所生活を経験した後、各地でボランティア活動を続けるNPO法人「おぢや元気プロジェクト」(同県小千谷市)の若林和枝理事長に聞きました。
 避難所に必要な物資が不足する中、「私は大丈夫だから」と我慢する人がいます。自分だけ満たされることに罪悪感を感じたり、外からのボランティアに距離を感じて「(物資を)ください」と頼むのが心理的負担になるのです。ボランティアには過去の災害などで助けてもらった「恩返し」に足を運ぶ人も大勢います。困った時は助け合うもの。気軽に思いを打ち明けてください。互いを理解し信頼感を高め合う早道にもなります。
 避難所では自治体職員が物資配分などを指揮するものと思いがちですが、職員自身が被災者で支援が行き届かないこともあります。ですから被災者側は行政に頼り切るのではなく、ボランティアと連携して避難所を運営するくらいの心構えも必要です。信頼のおける働き盛りの被災者を「責任者」に据えれば、ボランティアとの連絡調整が円滑に進むのではないでしょうか。


→続く

No.38

>> 37 →続き

 まだ余震は続いており、新たな被害や不安感で避難所に駆け込む人がいます。中には人付き合いが苦手な人もいるでしょう。地域で支え合うことも大切ですが、しがらみがないボランティアにこそ思い切って頼ってよいのでは。くれぐれも遠慮しないことを勧めます。

No.39

21日付け毎日新聞より

【東日本大震災 私はこう見る】
 「能動的な生存者」尊重を
  イスラエル・テルハイカレッジの
  トラウマ治療専門家
   =モシェ・ファルヒ博士(49)

 被災者は既に、持っている力を最大限に発揮して脅威に対処している。このことに気付かせてあげることこそが、いま被災者が必要とする心の支えだ。
 たとえば、シカはオオカミを見たら走る。これを、逃げたのではなく、脅威と闘い、正しく対処している姿だと肯定することだ。息継ぎのために立ち止まることも、正しい対処法だ。
 「受動的な被害者」でなく「能動的な生存者」として扱うことが必要だ。水を1杯渡すのではなく、「好きな飲み物を運んできて」と勧める。人生と日常を自ら動かしているという感覚を取り戻せるよう、次のようなことを勧めたらよい。
 ①被災体験を書く。ただし、災害発生前から書き起こすこと。読み返し、時系列を正しく修正する。「とんでもない災害だ」という表現で済ませず、「二つの石が落ちた」などと具体的に書き込む。悪いことは永遠に続くと思いがちだが、いくつかの事象は既に終わっていることが分かる。


→続く

No.40

>> 39 →続き

 ②1週間先の予定を手帳に書き込む。少しは挑戦的な予定を書いてもよいが、失敗の可能性が高い予定は避ける。規則正しい生活を心がけよう。
 ③何でもいいから安心感の得られる「何か」を見つける。子供なら物かもしれない。大人なら、避難所の隅で一人で音楽を聴くことかもしれない。
 専門家でなく、素人からこうした助言をしてもよい。記事を読んだ被災者なら、そのまま実行してほしい。
 地域社会についても同じことが当てはまる。外部から何かを押しつけるのではなく、正確な情報を与え判断は任せよう。
 私にも日本から、専門的助言を求めるメールが届いた。「他人を使う能力」も対処能力の一つだ。どんどん声をかけてほしい。

No.41

21日付け毎日新聞より

【要介護者の支援課題;
  「共同支援ネットワーク」】

 岡山県で老人保健施設の副施設長を務めている武田和典さん(57)は3月下旬にボランティアで、宮城県石巻市に入った。同県内の社会福祉法人と震災前から交流があった他県の社会福祉法人が、介護や看護のボランティアを被災地に派遣するため「共同支援ネットワーク」(事務局・仙台市青葉区)を3月13日に設立。武田さんは石巻市を拠点に、ボランティアをまとめる現地統括の役割を引き受けている。
 教室など床に直接布団を敷いて休む被災者たちの中には、狭いスペースで寝たきりになり、床ずれを起こす高齢者も少なくない。水道水がなく、排せつの介助も簡単ではない。介護が必要な高齢者がなかなか自分から「これをしてほしい」とは言ってくれないことも、悩みの種だ。在宅の要介護者についても、リストに基づいて巡回したところ、避難したのか留守の場合や、自宅が倒壊していたケースもあった。


→続く

No.42

>> 41 →続き

 震災発生から1カ月が過ぎ、避難所の縮小、集約が進むなか、避難所を出た要介護者のサポートが新たな課題となり始めた。武田さんは「福祉施設が復旧しないまま、認知症の高齢者が自宅に帰ると、ひきこもりになってしまう。仮設住宅で要介護者をどのように支えるのかも検討する必要がある」と指摘する。
 震災発生から1カ月で約700人の介護、看護などの専門職が支援ネットにボランティアとして登録し、活動を行っている。支援ネットでは、現在も介護や看護のボランティアを随時、募集している。

 問い合わせは、事務局
  TEL:022-301-8820

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

応援しよう!掲示板のスレ一覧

地震の災害に遭われた方に何とか手をさしのべたい。そんな風に思っておられる方。そして、残念ながら被災された方が自由にお使い頂ける掲示板です。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧