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小愛的故事 小さな恋の物語

No.41 18/07/19 23:05
あかいあおい ( 30代 ♀ KMz31b )
あ+あ-

≫40

草木も眠る丑三つ時。ここは忘れ去られた神社。 

暗闇で女の声がする。何やらの呪文だろう。

「うとまきつんねんせよむらう。りぶきごくこんか。ずくのとひゅしんみんけっり。どくといばーほんれ。」

幼くも見えるが、おっぱいが大きく、背は高く、でも歳の割りに大人びても見える。そんな女の子の白い影が何やら怪しい呪文を唱えている。

あおいが退院して6月の梅雨も目前の黒百合女学院中等部では、そんな噂が飛び交っていた。その神社とは、黒百合女学院山寺校前の坂を上った山頂の公園にあった。

そこはあおいたち六人組がいつも群れて遊んでいるところだ。


次の週にはその白い影が学校近くのお寺に出たと噂になり、その次には



「ねえねえ、聞いた? 駅側の教会に白い女の子が出たって」

「次はうちのチャペルに出るんじゃなくて?」

「もぉ!💢 やめてよ!💢 トイレ行けなくなるでしょっ!💢」


中高等部共用の、生徒たちの雑談の場の茶話室で、そう話してるのは、遠くの市町村から黒百合女学院高等部と大学部に入学した学生のために備えられた、黒百合女学院学生寮の高等部生徒たちだ。

そして、それに聞き耳を立ててるのは、中等部のあおいたちだ。



「ねえ、サナ、幽霊って、ホントにいるのかな?」

と、あおい


「わたくしの科学的好奇心では、是非とも拝みたいものね」

と冷静に語るのは超が三つは付くスーパーお嬢様優等生のサナだ。そして、サナには負けるものの、こちらも超が二つは付くであろう優等生のゆかりは

「でも見えない、さわれない、計れない、計算できないからって、それは必ずしも幽霊がいない証明にはならないんじゃないの?」

とサナと一緒に幽霊ウンチク論争をはじめた。



その中で、あおい六人組で一人だけ目を閉じてるのは、どこでも寝られるカネコだ。



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