注目の話題: 家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。; まじでムカつく店員; 馬鹿な子に「馬鹿」と言われたくない

ぶりっ子が嫌いなわけ

No.29　17/12/30 21:29
通行人29 ( ♂ ) あ+あ-

私は非モテ族です。

大学時代、学食で友人の女性と居合わせていました。

「ねぇ〇〇(私)君、これカロリーどれぐらいあるの？」

「いやぁ、わからない」

「学食のメニューってさ、ファミレスのと違ってカロリーとか書いてないのよね。あたしこの前買ったスカートもうウエスト周りがキツくなっちゃって、体重計ったら51kgだったのが、53kgになってんの。もうやんなっちゃう」

彼女は眉間にシワを寄せ、困惑顔です。

そこへクラスの中でもイケメンの△△が入ってきました。

「よお！」

「おう！」

「うわ～△△く～ん！」

彼女は困惑顔から一瞬にしてアイドル気取りのスマイル顔に大変身しつつ、両手を降って△△に挨拶を交わしていました。

次の瞬間、キッとした表情に変わるが否や私の肩を叩いて腕を掴み、

「ねぇ、〇〇君、ちょっと来て」

「何？」

「あたし〇〇君と２人っきりになりたいの！ちょっと来て！」

彼女は私の手を握りしめ、私を学食の裏へと連れて行きました。

「ここなら誰も来ないわね」

「で、何？」

「さっきのこの前買ったスカートがもうキツくなったとか、あたしの体重が51kgから53kgになったっていう話、△△君の前では絶対言わないでよ！」

「うん、わかった」

「あたしと〇〇君の間柄だからこそ正直に話したんだからね。あたしと〇〇君だけの秘密よ。約束ね！あと△△君の前ではあたしの体重は45kgっていうことになっているからね！口裏合わせといてね！」

彼女は小指を私の小指と絡ませ、指切りげんまんをしてきました

ただの友達関係に過ぎない私を、にわか仕立てに友達以上恋人未満の関係に持っていきつつ、ウッカリしゃべってしまった自分に不都合な秘密に箝口令を敷いたのです。

考えてみれば、随分と私をバカにした話かもしれませんが、私は彼女との約束は守りました。

でももし△△が、この彼女の取り繕いのブリッコの実態を知ったらどう思うでしょうか？

結構、嫌われるかもしれないなどとも思ってしまいます。

相手を見越しつつ、裏と表の顔をハッキリと使い分けているのですから。

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