注目の話題: 離婚の申し出、無視出来る？; 俺の彼女がクソすぎる; 離婚しても構わないでしょうか

ひいちゃんと愉快な仲間たち②④

No.52　17/11/27 17:18
通行人2 ( ♂ ) あ+あ-

そして月日は過ぎていよいよ病院の建物内のみの歩行許可が降りて、中央通路に出た。その時は初めてなので看護師さんが付いた。中央通路の真ん中まで出て、ずっと遠くにまで続いている通路を眺めた時、俺の中で歩く事への恐怖感と緊張感が最高点にまで達したよ。なので強制的に心を鎮めて落ち着かせ、ゆっくりとした足取りでゆっくりと一歩を踏み出して歩いてみたよ。ずっと心を鎮めて落ち着かせながらね。それが３日続いた。４日目になったらそれまでの恐怖感と緊張感は随分と無くなっており、逆に歩ける事への喜びと嬉しさと有り難さがフツフツと心の中に込み上げてきた。この感覚も生まれて初めての経験だったよ。歩ける事への喜びと嬉しさと有り難さを感じたのは。そしてリハビリ室で本格的なリハビリをスタートして３週間程経過した後にいよいよリハビリの最高点である病院の建物外の場所（駐車場も含めた病院の敷地内のみ）の歩行に移った。その頃と時はほぼ同じく、歩行も更に本格的になっていて、歩行の最高記録を叩き上げたよ。１日で２５Ｋｍ歩いていたからね。入院患者さんの中で、これ程歩いていた人は誰も居ないらしい。それをずっと毎日続けたよ。そして体重も随分と落としたよ。１８Ｋｇもね。やはりコントロールされた毎日の食事と運動だよ。これが何よりも一番良い。食事そのものとその内容も担当医さをと管理栄養士さんと看護師さんから何度も勉強させて頂いた。本当にもの凄く良い勉強だったよ。他にも色んな勉強をさせて頂いた。人間、こんなになってからその本当の良さと有り難さをしみじみと味わって理解する生き物だと言う事を改めて身を持って実感したよ。毎日がもの凄い地獄の日々だったけれど、もの凄く良い勉強をさせて頂いたので病院関係者の方々には大変な有り難さと感謝をしているよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　