統合失調症の症状と治療法

陽性症状と陰性症状は、大きな違いがある

統合失調症とは、思考及び感情が、まとまらなくなり、日常生活や社会生活を営むのが難しくなる心の病気であり、統合力が失調する病気でもあります。

症状としては、非現実のものが現れてしまう陽性症状と、意欲低下や引きこもってしまう陰性症状の2種類があり、これらは、同じ病気とは思えないほどの違いがあります。

陽性症状においては、幻聴があり、自分への悪口や誰かに命令されるといった内容が多く、その声に支配され、恐怖感から暴力行為などの攻撃性が露見されますし、非現実で、有り得ない考えを信じ込んでしまう妄想もあり、被害妄想、誇大妄想、関係妄想が目立ちます。

陰性症状においては、感情鈍麻、意欲減退、思考低下が目立ち、部屋に引きこもる自閉という症状に症状が進行してしまいますが、陽性症状が陰性症状に移行してしまうケースも多々、見られます。

不眠、集中力低下、感情の起伏が目立つ前兆期から、統合失調症は発症し、幻聴、幻覚などの陽性症状が現れる急性期、陰性症状が目立つ消耗期を経て、少しずつ、意欲が戻ってくる回復期が来て、統合失調症は治癒する、ということになります。

統合失調症は、再発する病気でありますから、定期的な通院と、医師の指示による服薬の継続が不可欠です。

薬物治療、心理社会的療法を中心に治療を行う

統合失調症の治療は、薬物療法が基本であり、脳の神経伝達物質の機能異常を調節し、抑制させることが、薬物療法の根底となります。

心理社会的療法は、治療のベースである医師と受診者の良好的な関係を築くうえで、不可欠な精神療法であり、妄想や幻聴への対処を身に付ける認知行動療法も有効的な治療法です。

統合失調症においても、治療の第一歩は、家族や周囲の理解であり、症状の進行、治癒力をも左右しますので、この病気を受け入れることが大切です。

統合失調症は、思考及び感情がまとめられなくなるという特徴があります。

統合失調症に関する悩みや考えは様々のようです

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