神経症の症状と治療法

神経症の根底には、不安と恐怖がある

神経症とは、心の衰弱によって、様々な精神症状が出ている疾患であり、特徴としては、身体に異常があるわけではないことが挙げられます。

神経症の根底にあるのは、不安や恐怖であり、この不安や恐怖が過度に高揚すると、他の精神症状、身体症状が発生してしまうのです。

過度のストレスにより、精神を衰弱する症状が現れた場合は、神経症という判断になります。

今日では、神経症とは呼称されず、不安障害と呼称されており、多種多様な疾患に分類されています。

神経症の症状は、動悸、頻脈、発汗、呼吸困難を伴うことが多く、ヒステリーを起こしたり、時には、執拗に手を洗ったり、憂鬱な気分が、長期間に渡り、続く場合もあります。

精神は、ストレスにより、疲弊していきますが、普段、長く過ごす家庭や職場に、ストレスを感じている場合、神経症になるリスクが高くなりますし、過去の不安や恐怖がトラウマになっている場合も、神経症になりやすい遠因のひとつでもあります。

認知行動療法も薬物療法と同様の効果を得ることが出来る

神経症は、種類によって、治療法は異なりますが、受診者の強い不安を除去するために、抗うつ薬や抗不安薬を用いた薬物療法が用いられます。

カウンセリングを行い、ストレス、不安、歪んだ認知を受診者に自覚してもらい、修正していく認知行動療法も薬物療法と同様の効果を得ることが可能です。

神経症の受診者は、日常生活の中から不安や恐怖を無くしてしまいたい、と考えていると思いますが、不安や恐怖の回避を過剰にしてしまうと、逆効果になってしまうことがありますので、日常生活を改善し、不安や恐怖があっても、目的を持って、行動出来るようになることも、治療の一環である、と考えます。

神経症は、日々の不安や恐怖により、発症のリスクが高まります。この不安や恐怖を過度に高揚させないようにすることが発症のリスクを下げることが出来ます。

神経症に関する悩みや考えはいろいろあるようです。

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