ダイエット中やその後によくある病気「摂食障害」の症状とその治療法
最近聞くようになった摂食障害とは何?
拒食症と過食症の総称です。
拒食と過食、名前だけを見ますと正反対のようですが、拒食症になった人の60から70%が反動で過食症になります。
摂食障害は、食欲に関する病気ではなく、他人にどのように自分が見られているのかを異常に気にする強迫観念が理由の病気となります。つまり、拒食や過食を治すために食べ物を食べるように強要したり、食べ物を取り上げたりしても、拒食症と過食症は改善しません。悪化する可能性もあります。
他人からの視線や自分に対する自信のなさといった「心」の部分を解決しなければ、完治しません。
また、摂食障害の中には、チューイングという咀嚼だけをして食事を飲み込まず吐き出す人も含まれます。
どのような症状があるのでしょうか?
まず、拒食症に関しては食事をしているところを、人に見られることを他人に見られることを嫌い、体重が減ることに対して喜びを感じ、必要以上に痩せつづけようと努力をします。まったく食事をしていないのにも関わらず体重を減らすために運動をします。
その結果、不整脈などで死亡することもあります。中には自殺する人もおり、摂食障害者のリストカット率は高くなっています。
過食症は、胃に食べ物を詰め込むことでのみ心の穴を埋めることができるとして、食べ物を詰め込む作業を好んでします。胃に入りきらない程、詰め込み満足をしますが、その事実により自己嫌悪へ陥り、なかったことにするため吐きます。もしくは下剤などを使用して、無理やり出してしまいます。
食べる量は多くても、吐いてしまうので摂取できる栄養は少なく、体型は一般時と変わらないことがあります。
食べ物を食べることに興味が無くなる病気ではありません。
摂食障害の患者は、自分に対して全く自信がなく自分の価値を、他人からの評価に依存しているで、少しで他人からの評価を上げるため、拒食に走ります。しかし患者は自分は他人よりも優れているとの潜在的な自尊心が高く、他人から低評価を受けると、激しいうつ状態になります。
摂食障害の治療法は、心的要因の解決です。
精神科医や心療内科の医師とカウンセラーによるカウンセリングが有効な治療法です。薬物療法はあまり意味がなく、カウンセリングで問題を解決していくことが重要です。
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