注目の話題: 助けてください、もう無理です; 家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。; マッチングアプリで知り合って、、

「ブルームーンストーン」ファン倶楽部

No.197　21/10/13 12:58
自由人3 あ+あ-

「それはね、【貴女が写真を撮る】ことに意味があるの、イメージ通りの色の写真を撮って来てくれるからね」

私の疑問にあおいさんが笑顔で答える。

「え？すみません、何の事かさっぱり…」

困惑する私にあおいさんは一瞬躊躇いの表情を浮かべたが、

「う～ん、貴女の色選びの才能があるから…では答えにならないかしら？」

「は、はあ…」

ますます意味がわからない。

「………」

気のせいかまた一瞬あおいさんの表情が強ばったかのように見えたがすぐに、

「ふふっ」

まるで誤魔化すかのように軽く笑うと、あおいさんは1冊の本をカバンから取り出し私に渡してくれた。

「私ね、昔話なんかのパロディ版とか書いたら面白そうかなって書き始めている所なんだけど、このお話に挿絵をつけたいの。
でも普通の絵の具で描いたのはダメ、貴女の能力のサポートがあってこそ完成なの。」

「は？はい？」

もう相手の言葉の意味すらもわからなくなってきた。

混乱した頭をクールダウンすべく、
私はあおいさんの本を開いてみた。

中にはあおいさんの手書きらしきも字で直接お話が書かれており、その横に挿絵が付いている。

あ、この女の子の頭巾の赤、
私が撮影したあのスプレー缶と同じ赤だ…

と、

「ちょっと！どういうことよ？！」

本の中から怒声らしき声が聞こえた気がしたかと思うと、
スウッ
私の意識がそこで途絶えた。

最初

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