妊娠37週。子宮口の痛みからわかる胎児・出産の状況

目次

妊娠37週は子宮の痛みを自覚する頃

もうお腹の赤ちゃんは充分成長し、いつ生まれてきても大丈夫な強さを持っています。そろそろ子宮口が開きはじめ「おしるし」が現れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子宮の痛みを軸として、出産の進み具合いを見ていきましょう。

子宮口1センチ程度

痛み:日常生活を営める程度

子宮口1センチはまだまだ陣痛は始まりません。生理痛のような痛みがあったり、鮮血「おしるし」が出てきたり。時折チクリと刺すような痛みがあるかもしれませんが、日常生活に支障はでません。

子宮口2〜3センチ程度

痛み:陣痛の波が来ている時は息を詰めるが、まだ我慢できる程度。ただし、陣痛の波が来ている時は動けない。

子宮口2〜3センチ開いてくると、陣痛は10分刻みになります。そろそろ陣痛室へ行こうと声をかけられたり、自宅でいる人ならそろそろ病院へ…という指示が出る頃です。

陣痛は波がありますが、波が来ている時は息をつめ、じっと動けずに耐えるといった状況です。「痛いけど、まだ我慢できる」という人と、「この時が一番キツかった」という人とに分かれる様子。

赤ちゃんは子宮の中で体制を固定します。骨産道という部分に頭をつけ、出産の準備を整えているのです

子宮口4〜7センチ程度

痛み:かなり強い。陣痛の波が来ている時に叫びだしたりする人も…。

陣痛室で痛い〜と泣いている描写がよくドラマで現れますが、多分この時の様子かと思われます。痛みが今までのものと比べ物にならない位強く、更にいきむことができないので「無限地獄」のような辛さだと語る人も。

この時、腰をマッサージしてもらったり、姿勢を工夫することで痛みを軽減させる事もできます。陣痛の波が去った時はとにかく休みましょう。

赤ちゃんがゆっくりと回転します。NSTなどを装着し陣痛の進み具合いを看ますが、陣痛の度にお腹が動くのが見て取れます

子宮口10センチ程度

痛み:痛みとして認識するレベルではないかもしれません。産む事に必死になる時。たまに「快感だった」と語る人も。

陣痛に合わせていきむ時です。もうすでに痛みは超えて極限状態になっている妊婦さんや、まだ痛い痛いと泣いている妊婦さんをよく見かけますが、みなさん必死。とにかく終わりが見えている時なので気持ち的には楽なのかもしれませんね。

ドクターや助産師の指示を聞き、呼吸を吐くという事に意識を集中させましょう。「いきんで」の合図では思いっきりいきむ事です。

赤ちゃんが身体を回転させながら外の世界を目指します。頭が出て、肩口が出たらスポンと楽に出ることができますよ。それまでがママが大変な時期…!

産みの痛み

「出産の痛みは壮絶だったはずなのに、もう忘れてしまった」そういった言葉を聞いたことはありませんか。陣痛室で泣き叫び、分べん室で「もう二度と妊娠なんてしないー!」と叫んでいたママが、二年後にひょっこり二人目出産の為に現れるという事は、産婦人科では珍しくありません。

人の脳は上手くできているようで、すさまじい痛みを緩和してくれるホルモンを出したり、次にまた出産できるようにその痛みの記憶を薄れさせる事ができるようです。

ですから、痛みに怯えている妊婦さんは「自分の身体を守る、遺伝子の仕組み」を信じて、分娩台に上がっていただければと思います。「案ずるよりも産むが易し」という言葉はあながち間違っていないようですよ。

相談・スレッド

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