共同親権の知識とメリット・デメリットの解説
親権
親権は父母の婚姻中は、父母が共同でおこなう。父母の一方が親権をおこなうことができないときは、他の一方がおこなう。
親権とはすなわち以下の5項目が対象となる。
- 監護及び教育の権利義務
- 居所の指定
- 懲戒
- 職業の許可
- 財産の管理及び代表
共同親権の問題点
離婚をする場合、問題となってくるのが共同親権から単独親権になることである。
離婚の前段階の別居において、片方の親が子供を連れ去り、たとえば遠方の実家に身を寄せてしまうと、もう片方の親は親権をおこなうことができない。
また、日本の法律では離婚をする際に、未成年の子供の親権を父親、母親どちらが持つのかを決めなければ、離婚をすることができない。
親権の欄が空白であると、夫婦の婚姻関係が完全に破たんしていて、夫婦双方に離婚の意思があっても離婚をすることができない。
離婚後の共同親権のデメリット
日本の法律では、離婚後は単独親権になるので、この離婚後の共同親権のデメリットで悩むことはない。
離婚後の共同親権のデメリットは、離婚をして離れて暮らしているが、親が親権を行使するためには、両親が話し合い、合意をしなければ親権を行使することができないという点である。
子供と離れて過ごす親は、子供に会う機会ができるという点では、メリットであるが、子供と一緒に生活している親は、親権を即座に行使することができないので、デメリットである。
関連して、転居が制限されてしまう。これは親権を物理的に行使するために子供の近くに両親ともいなければいけないので、転居を制限されてしまう。
共同親権のメリット
両親の婚姻関係が終了しても、子供は片方の親に会えなくなるということがない。また親権を奪うために裁判を起こす必要もない。
ただしこのようなダメな親を除くという感じですね。
単独親権の問題点
単独親権の場合、子供と同居をしていない親が、子供と面会交渉をする回数や時間といったものが制限されてしまう。
子供がまだ幼く、自身で意思決定をおこなうことができなければ、親権を持つ親に邪魔されて子供と面会交渉をすることができにくい。
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