妊娠34週での出産。早産と低出生体重児について

目次

妊娠34週での出産は早産となる

早産とは一般的に妊娠22週〜37週までに出産を迎えてしまう事を指します。早産になると赤ちゃんの肺が未発達で自発呼吸ができず、処置や手術が必要になってしまったり、重い障害をかかえてしまったりといった可能性が高まるのですが、妊娠34週でしたら赤ちゃんの状態も新生児に近くなる為、そのような命の危険は少なくなるようです。

早産の原因

早産の原因として喫煙や母体の無理が重なった場合、妊娠高血圧症・糖尿病などの疾病など様々な要因があり、一つだけに絞ることは難しいと言われます。中には虫歯が原因で早産になったという場合もあるようです。

母体が原因である場合もありますが、赤ちゃんに何か異常があり、早く出てきてしまったという場合も無きにしもあらずのようです。自分を責めずに「今できること」だけを考えましょう。

低出産体重児とは

低出産体重児とは早産の時期(妊娠22〜37週)を過ぎ、生産期で生まれたにも関わらず、体重が2500グラム以下である新生児を「低出産体重児」と呼びます。

1500グラム以下の新生児を「超低出生体重児」と呼びます。

低出産体重児の保育

低出産体重児はNICUで保育器に入る事になります。まだまだ吸啜力が弱く母乳を飲むことができないので、栄養は点滴のチューブからブドウ糖を投与し、肺機能や体温調整機能がまだ未熟なので密閉された暖かなカプセルのようなものの中で、心モニターを付けながら経過を看ます。

赤ちゃんの中には母乳を飲ませることのできる子もいるので、ドクターから「搾乳した母乳を運んで下さい」と指示されるママもいるかもしれません。

保育器の中はママの胎内を再現しています。ですからママと一緒に退院はできませんが、しっかり育てばちゃんと家に連れて帰れますから安心してくださいね。今では低出生体重児であってもその後スクスクと大きくなり、立派に成長するためのサポートも医療体制も万全な時代です。

あまり心配しすぎずに、経過を見守っていきましょう。

早産にならない生活習慣

早産は「妊婦高血圧症候群・糖尿病」などが原因となる事が多いので、妊娠中の体重管理はしっかりしましょう。無理をしすぎると胎盤早期剥離などを引き起こす場合がありますので、仕事をしているママは特に注意して下さいね。

ママのお腹が一番赤ちゃんにベストな環境。あなたのお腹に1日でも長く居させてあげることができるよう、日々の生活を乗り越えて行きましょう。妊娠37週を超えると生産期となり、いつ生まれても外の世界で生きていける身体が作られます。あと少しの辛抱です。

相談・スレッド

掲示板ミクルより、早産について悩んでいる妊婦さんの相談スレッドをまとめました。

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