妊娠後の定期検診の知識
定期健診の流れ
定期健診では、毎回尿検査や体重測定、血圧測定などが行われます。尿検査は受付後にトイレで尿を取り、蛋白尿でないか、尿糖でないかをチェックします。妊娠中、体重増加の目安は標準体重の人で7キロから12キロ、痩せ気味の方で9キロから12キロ、肥満気味の方で5キロから7キロになります。血圧測定では妊娠高血圧症候群を発見するためにおこなわれます。
診察室でのチェック
診察室では様々なチェックが行われます。問診では体調の変化や変わったことがないかを聞かれます。その他には腹囲、子宮底長測定や浮腫み検査なども行われます。浮腫みは足のすねや甲を押して確認します。血圧や尿に異常がなければ問題が無いことが多いです。
超音波検査
妊娠初期から超音波検査は行われます。妊娠初期には膣から観察し、妊娠中期にはおなかの上にプローブを当てます。胎児の頭位や逆子でないかをチェックします。その他、胎児の発育や形態、胎盤の位置や羊水量など細かくチェックしていきます。
超音波検査が問題なくても身体に不調が出ることもあります。妊娠期の体調管理は難しいですよね。
必要時に行われる検査
必要に応じて、子宮がん検診や膣分泌物検査、経口ブドウ糖負荷試験などが行われることもあります。子宮がん検診は初期の必須項目にいれている病院もあります。膣分泌物検査はクラミジア検査やB群溶連菌検査などが行われます。かゆみがある時はカンジダ培養などが行われます。予定日前後にはNST(ノンストレステスト)が20分から40分ほど行われることもあります。胎児の心拍数パターンが測定され、問題がないかどうかをチェックします。また、予定日近くにもかかわらず胎児が下がってこない時は骨盤X線検査が行われることもあります。
ノンストレステストで赤ちゃんの心拍数が弱いときもあると言われた方もいらっしゃいます。自分では不調が無くても赤ちゃんの心拍数に異常があるととても不安になってしまいますよね。
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自分では大丈夫と思っていても、定期健診で異常が発覚し入院になるケースもあります。定期健診はしっかり行くようにしましょう。
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