きちんと知っておいたほうが良い、帝王切開の場合の浣腸の知識
浣腸について
実際に帝王切開が始まる前には、病院によって違いはありますが、様々な準備があります。
手術の前日までには血圧や体重の測定、問診では妊婦さんと赤ちゃんの健康状態をチェックします。
また、超音波検査やノンストレステスト(NST)などで赤ちゃんの状態を確認します。
衛生面から実際に手術する部位の毛剃りも行います。
これに関しては病院や医師によってどのくらいの範囲を剃るかが変わってきます。
毛を剃るときは看護師さんが電気シェーバーかカミソリで剃ってくれます。
また、おへその掃除や前日の夜から絶食をする場合もあります。
そして、当日は浣腸や下剤によって胃の中を空にし、手術中の嘔吐を避けます。
浣腸によって陣痛は促進される?
陣痛が促進されるかされないかは浣腸による刺激の刺激では決まりません。
もし直腸に便が溜まっていても、通常のいきみで排出される種類の便であり、赤ちゃんの頭が下がってきたときには自然に押し出される便です。
浣腸で感染症のリスクを下げられる?
浣腸をした場合と浣腸をしなかった場合では、赤ちゃんの感染症のリスクは同じであることが判明しています。
赤ちゃんが感染症にかかる原因は、出生後に母親の便に触れるかどうかではなく、その他の原因にあります。
例えば、母親が性感染症を元から持っていたという場合や、破水してから出産まで何日もかかってしまった場合などが赤ちゃんの感染症リスクの原因となります。
浣腸のデメリット
浣腸をすることは、妊婦さんに苦痛を与えます。
陣痛だけでも痛くて苦しいのにもかかわらず、浣腸によって傷みが与えられます。
また、一度浣腸をしただけで全ての便がすっきり出てしまう場合は心配することはありませんが、浣腸によって腹痛を伴った下痢になってしまる方も多くいらっしゃいます。
陣痛の傷みなのか下痢の腹痛なのか本人に判断できなくなってしまったり、トイレに頻繁に行かなければならなかったり、出産時にも下痢が続くことがあります。
しかし、妊娠さん自身の希望で浣腸をしてほしいという場合もあるそうです。
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浣腸を廃止している病院もある
以上の理由から、浣腸をすることはメリットよりも妊婦さんへのデメリットが大きいので帝王切開前の浣腸を廃止している病院もあります。
浣腸をされないからといって心配をする必要はありません。
浣腸を含め、帝王切開の準備〜退院までの流れは病院によって本当に様々なようです。
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